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オススメは?マライア・キャリーの名盤TOP5と初心者向けベストアルバム

「名盤TOP5・ベスト盤 Mariah Carey 初心者必聴」と記載したアイキャッチ

世界で最も歌声を真似されているアーティスト - その称号が示すように、マライア・キャリーの歌声は、現代の音楽シーンを形作った最も重要な原石の一つです。

デビュー曲「Vision of Love」で聴かせた圧倒的な歌唱力は、グラミー賞新人賞を獲得。1990年代、彼女の楽曲は誰もが口ずさむ世界共通語となりました。

「Without You」で魅せる壮大なバラード、「Fantasy」での遊び心あふれるポップチューン、「Honey」に込められた官能的なR&B - そのどれもが、彼女の個性と煌めき感たっぷりです!そして2020年代、彼女の代表曲「All I Want for Christmas Is You」は、世代を超えて愛され続け、毎年クリスマスシーズンの風物詩となっています。

このガイドでは、2億枚を超える総売上を誇るマライア・キャリーのキャリア=累計15枚のスタジオ・アルバムと10枚を超えるコンピレーションアルバムの中から、必聴の名盤ベストアルバムをご紹介します!

マライア・キャリーの名盤TOP5

Daydream - 黄金期を象徴する、90年代ポップの結晶

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1995年、マライアは音楽界に革新的な一石を投じました。それが5作目となる『Daydream』です。オールドスクールR&Bの名曲「Fantasy」でボーイズIIメンとコラボし、ヒップホップとR&Bの融合という新たな音楽の扉を開きました。さらにボーイズIIメンとの「One Sweet Day」は史上最長となる16週連続Billboard Hot 100首位を記録。甘美なメロディーと深い悲しみが共鳴する名曲は、今なお多くの人々の心を揺さぶり続けています。

アルバムのハイライトは「Always Be My Baby」。遊び心のあるメロディーラインと印象的なバッキングコーラスが特徴的なこの曲は、プロデューサーのジャームとルイスとの完璧なチームワークから生まれました。彼女特有のウィスパーボイスと力強いベルティングの対比が、曲の魅力をさらに引き立てていますね。

当時のマライアは、レコード会社との軋轢に悩まされていたと言われますが、その苦悩を感じさせない完成度の高さで、グラミー賞ノミネートを含む数々の賞を受賞。90年代ポップミュージックの金字塔として、2,500万枚以上の売上を記録。

Butterfly - 自由を求めて羽ばたいた転換点

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1997年の『Butterfly』は、まさにマライアの "解放" を体現したアルバムです。タイトル曲「Butterfly」は、彼女自身が作詞作曲を手がけ、繊細かつ力強い歌声で自由への憧れを歌い上げました。当時の離婚騒動と重ねて語られることも多いこの曲は、後にマライアの代表曲の一つとなっています。

「Honey」では、パフ・ダディーとのコラボレーションにより、よりアーバンでモダンなサウンドへと進化。スペイン語の歌詞を織り交ぜた「My All」では、情熱的なラテンテイストとマライアならではの艶やかなボーカルが見事に調和しています。

制作時、レコード会社との確執は頂点に達していましたが、むしろそれが彼女の創造性を解き放つ契機となりました。この作品は、アーティストとしての自主性を強く打ち出した転換点として、多くの音楽評論家からも高い評価を受けています。特にR&Bファンからの支持は絶大で、後の女性アーティストたちにも大きな影響を与えることに!

Music Box - 世界が認めた、究極のバラードコレクション

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1993年の『Music Box』は、マライアの真骨頂であるパワーバラードの真髄が詰まった名盤です。世界的ヒット曲「Without You」(ハリー・ニルソンのカバー)では、彼女の歌唱力が存分に発揮され、オリジナルとは異なる解釈で新たな名曲として生まれ変わりました。

アルバムの核となる「Hero」は、困難に直面している人々への応援歌として世界中で愛され続けています。制作時、マライアはこの曲を他のアーティストに提供することを考えていましたが、プロデューサーのウォルター・アファナシエフの勧めで自身が歌うことを決意。結果として、彼女のキャリアを代表する楽曲となったので大正解でした!

このアルバムは、全世界で3,200万枚以上を売り上げ、商業的にも批評的にも大成功を収めました。R&Bテイストを抑えめにした親しみやすいポップサウンドは、新たなファン層の開拓にも成功。グラミー賞にもノミネートされ、マライアの国際的スーパースターとしての地位を確立した重要作として位置づけられています。

Emotions - 才能が開花した、ソウルフルな第二章

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1991年リリースの『Emotions』は、デビュー作の成功に満足することなく、さらなる進化を遂げた意欲作です。タイトル曲「Emotions」では、当時としては斬新だったウィスル・レジスター(ホイッスルボイス)を披露し、音楽界に衝撃を与えました。この曲でマライアは、自身の声域の広さと技巧の完璧さを改めて証明。

C+Cミュージック・ファクトリーとのコラボレーションにより、よりダンサブルでソウルフルなサウンドを追求。「Can't Let Go」では、繊細な感情表現とパワフルな歌唱の対比が見事に表現されています。

当時20代前半とは思えないような成熟度は、多くのファンを驚かせました。特にモータウン・サウンドへのオマージュとも言える楽曲群は、R&Bファンからの支持も獲得。"セカンドアルバムの呪い"を見事に克服し、アーティストとしての実力を揺るぎないものに!

Mariah Carey - 伝説の幕開け、奇跡のデビューアルバム

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1990年、マライアが世に送り出した衝撃のデビュー作。リード曲「Vision of Love」は、彼女の比類なき歌唱力を世界に知らしめました。クリスタルのような透明感のある高音から、DNAを揺さぶるような低音まで、その驚異的な声域は女性ボーカルに革命を起こしました。

「Love Takes Time」「Someday」といったヒット曲群は、すべてビルボードチャート1位を獲得。素直な歌詞とパワフルなメロディーは、多くのリスナーの心を掴みました。特筆すべきは、ほぼすべての曲で作詞作曲に参加していることで、シンガーソングライターとしての才能も高く評価されました。

グラミー賞最優秀新人賞を含む数々の賞を受賞し、デビュー作にして900万枚以上のセールスを記録。この成功により、90年代のポップミュージックシーンの方向性を決定づけたと言っても過言ではありません。後の女性ボーカリストたちに多大な影響を与え、現代でも多くのオーディション番組で「Vision of Love」がチャレンジ曲として選ばれ続けています。

初心者向けベストアルバム

#1's(ザ・ワンズ) - 90年代を凝縮した、究極のヒットコレクション

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1998年リリースの『#1's』は、マライア・キャリーの黄金期を完璧に網羅したベストアルバムです。デビュー曲「Vision of Love」から「My All」まで、ビルボードNo.1ヒット13曲を収録。さらに新曲「When You Believe」では、ホイットニー・ヒューストンとの夢の共演を実現させ、アカデミー賞主題歌賞も受賞しました。

収録曲は年代順に並べられ、マライアの音楽的進化を辿ることができます。初期の壮大なバラード群から、ヒップホップの要素を取り入れた90年代中期の楽曲、そしてよりアーバンな後期の作品まで、彼女の多彩な音楽性を堪能できる構成となっているのが嬉しいですね。

各楽曲のリマスタリングの品質の高さも定評があり、特に「Dreamlover」や「Fantasy」といったサンプリングを多用した楽曲でも、よりクリアなサウンドで楽しむことができます。世界累計売上1,700万枚を突破する大ヒットで、当時は日本でもかなり長い間CDショップの目立つ場所に陣取っていた記憶があります。

マライア・キャリー ジャパン・ベスト - 日本限定!珠玉のバラードセレクション

2018年、日本のファンのために特別に編纂された『ジャパン・ベスト』は、マライアの真骨頂であるバラード曲を中心に構成された特別盤です。「Hero」「Without You」といった定番曲に加え、日本でとりわけ人気の高い「Open Arms」「Endless Love」などのカバー曲も収録。日本のファンへの感謝を込めて、レーベルの垣根を超えた選曲になっています。

アルバムの特徴は、曲順の絶妙なバランス。パワフルなバラードと親しみやすいミディアムナンバーを織り交ぜることで、聴き疲れしない構成となっています。

マライア本人も「日本のファンは私の音楽性をよく理解してくれている」とコメントしており、このアルバムへの思い入れの強さを語っています。

最新アルバム

Caution - 変わらぬ歌唱力と現代的サウンドが融合

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2018年にリリースされた『Caution』は、現在マライア最新のスタジオアルバム(15枚目)にして、彼女の芸術性の深化を如実に示す作品となりました。タイトルが示す通り、既存の音楽的境界線に"注意"を促すかのように、ある意味ジャンルの概念を覆すような野心的な内容となっています。

リード曲「GTFO」では、現代的なトラップビートの上で、彼女特有のウィスパーボイスを効果的に使用。続く「With You」では、スローテンポのR&Bサウンドに、成熟した歌声が重なり、深い感情表現を実現しています。特にタイトル曲「Caution」は、ミニマルなビートと洗練されたメロディーラインが絶妙にマッチ!

制作にあたっては、若手プロデューサーのマスタードといった新鋭たちと組み、フレッシュな感性を取り入れることに成功。しかし、それは決して若手への迎合ではなく、マライアの個性を活かしながら、現代的なサウンドスケープを構築することに成功しています。

その歌唱力が全く衰えていないという点も実は凄いポイント。特に「Portrait」では、彼女の代名詞とも言えるウィスル・レジスターから低音まで、その驚異的な声域を余すところなく披露しています。マライア自身も「このアルバムは、私の音楽的ルーツと現代の音楽性の完璧な融合」と語っており、アーティストとしての更なる進化を感じさせる意欲作!

初心者向けマライア・キャリー入門

マライア・キャリーの魅力とは?

マライア・キャリーの最大の魅力は、なんと言ってもその比類なき歌唱力にあります。5オクターブを超える声域、繊細なウィスパーボイスから力強いベルティング、そして彼女の代名詞とも言えるウィスル・レジスター(ホイッスルボイス)まで、その表現力は現代の音楽シーンでも群を抜いています。

しかし今後は、シンガーソングライターとしての才能ももっと注目されても良いはず。デビュー作から自身で作詞作曲を手がけ、R&B、ポップス、ヒップホップ、ゴスペルなど、様々なジャンルを上手いこと料理する感性はプロデューサー的なバランス感覚も持ち合わせている証明!

また、セレブらしからぬ(!?)親しみやすい人間性と楽曲に込められた普遍的なメッセージも、長年支持され続けている理由の一つです。「Hero」に代表される希望の歌、「Vision of Love」のような純粋な愛の讃歌、そして「Butterfly」のような自由への憧れ。どれも、世代や国境を超えて多くの人々の心に響くポテンシャルを持つテーマなのです。

マライア・キャリーのアルバムの選び方

マライアのアルバムを選ぶ際は、まず聴きたいジャンルや雰囲気を決めることをお勧めします。

バラード好きの方には:

  • 『Music Box』:「Hero」「Without You」など、壮大なバラードの数々
  • 『Mariah Carey』:透明感のある歌声が印象的なデビューアルバム

R&B/ヒップホップファンには:

  • 『Butterfly』:よりアーバンでモダンなサウンド
  • 『Daydream』:ポップスとR&Bの完璧なブレンド

初心者の方には:

  • 『#1's』:代表曲を網羅した決定版ベストアルバム
  • 『マライア・キャリー ジャパン・ベスト』:バラード中心の入門編として最適

マライア・キャリーのアルバム売上とその影響

全世界でのアルバム総売上は2億枚を超え、ソロアーティストとしては史上最大級の記録を打ち立てています。特に1990年代は、リリースされるアルバムのほとんどが1,000万枚以上のセールスを記録。『Music Box』は3,200万枚、『Daydream』は2,500万枚と、当時のポップミュージックシーンを牽引しました。

その歌唱スタイルも、クリスティーナ・アギレラアリアナ・グランデなど、後続の女性ボーカリストたちに多大な影響を与えています。また、R&Bとヒップホップの融合という彼女の先駆的な試みは、現代のポップミュージックの基盤を確立。

さらに、2024年現在も毎年クリスマスシーズンになると「All I Want for Christmas Is You」が世界中でヒットチャートに返り咲くなど、世代を超えた影響力を持ち続けています。

まとめ:初心者がマライア・キャリー聴くなら、この名盤とベスト盤から!

マライア・キャリーの音楽世界への入り口として、まずはこの2枚から始めることをお勧めします。

1枚目は『#1's』。デビュー曲「Vision of Love」から「My All」まで、彼女の90年代の黄金期を完璧に網羅したベストアルバムです。パワフルな歌声とメロディアスな楽曲の数々は、初めてマライアの音楽に触れる方にとって、最高の道しるべとなるでしょう。

そして2枚目は『Daydream』。「Fantasy」「One Sweet Day」「Always Be My Baby」といった名曲の数々を収録したこのアルバムは、彼女の音楽性の真髄が詰まった傑作です。R&B、ポップス、ヒップホップが絶妙なバランスで融合し、彼女の類まれな歌唱力を存分に堪能できます。

その後は、あなたの好みに合わせて以下のアルバムへと進んでいくことをお勧めします:

  • バラード好きの方は『Music Box』
  • R&B志向の方は『Butterfly』
  • ルーツを知りたい方は『Mariah Carey』(デビューアルバム)
  • 現代的なサウンドを聴きたい方は『Caution』

マライア・キャリーの音楽は、30年以上の時を経た今なお、世代を超えて人々の心を魅了し続けています。クリスタルのように透き通った高音から魂を揺さぶる低音まで、その驚異的な声域を自在に操る表現力は、いまだ音楽界の頂点に君臨し続けています。彼女が90年代に確立したR&BとポップスのクロスオーバーStyleは、アリアナ・グランデやビヨンセなど、現代の女性アーティストたちに脈々と受け継がれ、今やポップミュージックの新たなスタンダードとなっています。

このガイドを通じて、マライアの音楽の素晴らしさを少しでも感じていただけたなら幸いです。さあ、あなただけの「お気に入りのマライア探し」をはじめましょう。きっと、想像以上の感動があなたを待っているはずです!

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