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ロック

レッド・ツェッペリンの名曲ベスト15!人気の代表曲をタイプ別に厳選

「名曲ベスト15 Led Zeppelin 人気 代表曲」と記載したアイキャッチ

ある意味で禁断の領域とも言える、レッド・ツェッペリンのディープな世界に足を踏み込む準備はいいですか?

ひとことで「Led Zeppelinの人気曲」と言っても、直球勝負のロック系の楽曲から民謡や神話をルーツにした複雑でサイケデリックな曲まで、その音楽性はかなり幅があります。

今回は、その神がかったサウンドスケープを構成する彼らのディスコグラフィーの数々から、タイプ別に名曲ベスト15を選んでみました。

比類なきスケール感をもつパワーバラードの名曲「Stairway to Heaven」から、リフが心を揺さぶる「Whole Lotta Love」、そしてアコースティックの温もりに満ちた「Going to California」、そして表に出にくい隠れた名曲まで、レッド・ツェッペリンが織り成した多彩な世界を味わい尽くしましょう。

はじめてツェッペリンに触れる人の羅針盤になるような、とっつきやすさ優先の選曲方針でご紹介していきます!

レッド・ツェッペリンの代表曲

Stairway to Heaven - 天国への階段

伝説の誕生

ジミー・ペイジとロバート・プラントによって書かれた「Stairway to Heaven」は、レッド・ツェッペリンが1971年にリリースしたアルバム『Led Zeppelin IV』に収録された曲で、ロック音楽史上最も偉大な楽曲の一つとして広く認識されているだけでなく、バンドを象徴する代表曲としても有名です。

楽曲の起承転結の美しさも素晴らしく、曲が進むにつれて聴く人と曲との「密着感」がどんどん高まる感覚になります。

約8分に及ぶ長さで、繊細なアコースティックギターのイントロから始まり、徐々に攻撃的とも言えるエレクトリックサウンドへと展開していきますが、フォーク、ブルース、ハードロックといった様々な音楽ジャンルの要素を巧みに融合させているところも流石ですね。

そして何と言ってもジミー・ペイジの名演の代表格としても知られるこのギターソロ。
エレキギターの表現力を余すことなく引き出しており、徐々に盛り上がっていき最後にハイフレットで速いパッセージをキメて最高音へのチョーキングで締めるという「ギター・ソロの教科書」のような完成度。

GuitarWorld誌のThe 50 greatest guitar solos of all time(最強のギターソロ50選)にも4位でランクインするほどの人気ぶり!
僕も学生時代はよくコピーして弾いていました。

歌詞の意味

「Stairway to Heaven」の歌詞は、その抽象的かつ幻想的な内容で知られ、多くの解釈が存在します。

物質的な富を追求することの虚しさや、精神的な充実への憧れなど、人生と霊性に関する深いメッセージが込められていると言われています。

リフがカッコいい曲

レッド・ツェッペリンと言えば、一度聴いたら耳から離れないような圧倒的なリフが最大の売りとも言えます。

史上最強のギターリフ職人「ジミー・ペイジ」
ここでは、そんなレッド・ツェッペリンのリフがカッコ良すぎる代表曲を紹介します。

Whole Lotta Love - 胸いっぱいの愛を

ハーフミュートを上手く活かしたギターリフが音楽史に残る名作。
歪み過ぎていないクランチ気味のギターサウンドも良い!

この楽曲は、(意味合い的にも)性的なエネルギーと生命力に満ち溢れ、まるでメラメラと燃え盛っていく炎を見ているかのような錯覚すら感じます。

また、激しいチョーキングを効かせた雄叫びのごときギターソロも必聴!

Heartbreaker

「Heartbreaker」のリフは、ギターファンなら誰もが一度は真似したことがあるでしょう。

出始めのクオーターチョーキングから「ワルっぽさ」がぷんぷん漂ってきます。

アレンジには結構ギミックがあって、Aメロの部分で通常はギターが弾くであろうリフ部分を思いっきりベースが担当し、その合間にペイジのカッティングが入ります。(このレスポールのハーフトーンがとても良い)
役割を入れ替えた、逆転の発想!

そして、ギターソロはブギウギっぽいフレーズを崩しながらフリーで組み上げられています。
このニュアンスを出すのが難しいんですよね...

Black Dog

ちょっと複雑なリズム(変拍子)を活かしたリフが特徴的な楽曲。

途中、ペイジのギターは結構走っちゃっているのですが、修正されることもなくそのまま採用されているのが、いかにもこの時代のロックって感じです。

Immigrant Song - 移民の歌

「Immigrant Song」は、ヴァイキングの戦いを思わせる叫び声から始まり、北欧の荒涼とした風景を音で描き出します。
Zepの楽曲で最もワイルドで、野蛮なカッコよさが際立つ一曲!

このリフを聴いただけで戦士の叫び姿が目に浮かびますよね。
ドラムのキックの音も他の楽曲とはひと味違うチューニングが施されおり、大地を這うような印象に仕上がっています。

Rock And Roll

「Rock And Roll」はその名の通り、オールドスクールタイプのロックンロールの魂をツェッペリン流にドライブさせた楽曲。

このシンプルでありながらも力強いリフもなのですが、途中から入るピアノも相まって踊りだしたくなるような中毒性を持っています。
この「そのまんま」のタイトルも、シンプルな3コードの曲でもこれほど個性的に仕上げれるんだぞ!というバンドの自信の現れかも知れませんね。

Moby Dick

「Moby Dick」では、ジョン・ボーナムのドラムが主役を張りますが、その背後で鳴り響くブーミーなギターリフもまた魅力的。

ところどころの見せ場では、開放弦を活用したジミー・ペイジお家芸フレーズがしっかり曲に華を添えています。

インスト楽曲だからなのか、他の楽曲よりもギターのダブリング(左右のチャンネルで同じフレーズを重ねたオーバーダブ)の精度が高く追い込まれているように感じます。
※他の曲は、割と「ズレ」を味として活かしてあるのでしょう

アコースティックな響きが美しい曲

レッド・ツェッペリンの音楽は、熱く激しいロックのフレーバーだけでは語り尽くせません。

彼らのアコースティックな楽曲は、まるで心温まる家庭料理のように、どこか懐かしさを帯びて聴く者の心にじんわりと染み渡ります。
ここでは、そんな心を和ませるアコースティックな美食の数々をご紹介しましょう。

Thank You

「Thank You」は、愛する人への感謝を綴った温かみに溢れた楽曲です。

ブライトなアコギのフレーズから始まるこの曲は、12弦ギターやハモンドオルガンが加わることで、独特の厚みや温もりを重ねていきます。
余韻をたっぷりと残したままフェードアウトと思いきや、再度フェードインをかまして締める。という「なんちゃってエンディング」にも拍手!

Going to California

「Going to California」は、夢を追い求める旅人の物語。

まるでカリフォルニアの太陽の下で熟成されたワインのように、爽やかでありながらも深い残り香を持つ曲です。
田舎の原風景を思わせるフォークアレンジに、ジョン・ポール・ジョーンズによるマンドリンのフレーズが踊ります。

The Rain Song

「The Rain Song」は、雨の日に窓辺で楽しむ温かいスープのような楽曲。

その柔らかなアレンジとメロディーは、雨音と共に静かな時間を過ごす穏やかさを思い起こさせます。
この曲は、変則チューニングされたギターのみの編成でスタートし、途中でストリングスが加えられてコトコト煮詰められていきます。

まさに、じっくりと味わいたい、一晩寝かせた極上のスープのようです。

The Battle of Evermore

「The Battle of Evermore」は、古の物語を思わせる、神秘的な味わいの楽曲。

マンドリンの音色が織り成す印象的な旋律は、遠く離れた異国のスパイスを効かせたエキゾチックな料理のように、聴く者の想像力を刺激します。

不意に新しい世界への扉を開き、気がつくと心を奪われるような美しさを持っているのは、パーカッションレスの影響も大きいと思います。

隠れた名曲!

レッド・ツェッペリンの作品群は、目立つ楽曲の裏に隠れた名曲を秘めています。

しかしこれらの曲は、一聴するだけでその深さや独創性が理解できるものではなく、繰り返し耳にすることで徐々にその価値が明らかになります。

ここでは、そんな隠れた名曲たちの魅力を探ってみましょう!

Four Sticks

「Four Sticks」は、ジョン・ボーナムが実際にスティックを四本持って叩いたという逸話からその名が付けられました。

この曲は、インドの太鼓「タブラ」の奏法を模して繰り出される独特のグルーヴと大きなウネリが気持ちよく、曲中で使用される音階もインド音楽にインスパイアされたものになっている。

その怪しげで宗教的な旋律と繰り返される変拍子は、非常に強い中毒性アリ!

Kashmir

「Kashmir」は、レッド・ツェッペリンの音楽の中で、取扱い注意の部類に入るだろう。
この手に汗握る戦慄感は子供に聴かせると怖がるかも...

おどろおどろしさを纏った不穏なリフレインと重厚なオーケストレーション、そして中東の音階を取り入れたメロディーで、なんともいえない異国情緒さにフォーカスされている。

ジミー・ペイジとロバート・プラントの共作によるこの曲は、後期の中でも一際異色を放つ名曲のひとつである。

The Wanton Song

ツェッペリンの中でも、ファンキー寄りな16ビートをしっかり聴くことが出来る貴重な一曲。

突拍子もないコード進行を挟みながら、縦ノリと横ノリを行ったり来たりしながらと、なかなか忙しい曲ではありますが、一回聴いただけではなかなか理解しにくい曲なので繰り返し聴いてみてください。

そのうち「ツボにハマる」瞬間が訪れるはずです。

Fool in the Rain

「Fool in the Rain」は、レッド・ツェッペリンの中でも異色の楽曲で明るくポップな一面を見せる作品。
大胆にレゲエのリズムを取り入れたとびきり軽快なビートが特徴的です。

TOTOのロザーナと並んで、ハーフタイムシャッフルの名曲としても有名なドラミングパターンで、「チキチ」と3連符の1と3にアクセントを置いたうえでハネさせるリズムがカッコいい!

また、オクタファズをガッツリ掛けたギターソロもこの曲の大胆さに拍車をかけています。
綺麗にまとめてしまえばただのポップス曲になりそうですが、ツェッペリンがそんなことするはずがありません!笑

レッド・ツェッペリンの名曲ベスト15:まとめ

お気に入りの曲は見つかりましたか?

今回ご紹介した「名曲ベスト15」を通して、レッド・ツェッペリンの世界に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

「Stairway to Heaven」みたいな、誰もが一度は聞いたことがあるような名曲から、ギターリフがとにかくカッコいい「Whole Lotta Love」や「Black Dog」、心地いいアコースティックな曲「Going to California」や「The Rain Song」まで、彼らの曲には色々な魅力があります。

もしかすると、「Four Sticks」や「Kashmir」などは、あまり題名を聞いたことがない曲もあったかもしれませんね。
でも、それぞれがレッド・ツェッペリンの音楽の奥深さを感じさせてくれる、素敵な曲ばかりです。もう既にファンの方も、改めて彼らの曲を聴いてみると、新しい発見があるかもしれません。

この記事が、レッド・ツェッペリンの音楽をもっと楽しむための一歩になればと思います。
より深掘りしてみたい方は、レッド・ツェッペリンの名盤紹介も読んでみてくださいね!

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