
ボン・ジョヴィ(BON JOVI)は、アメリカのニュージャージー州出身のロックバンドで、1980年代の中頃から世界的な成功を収め、現在に至るまで幅広い世代に愛され続けています。
これまでに15枚のオリジナルアルバムをリリースしており、それぞれに時代を映し出すサウンドが顕著にあらわれており、特に後期からは社会性の高いメッセージを込められた作品が多く、混沌とした現代だからこそ世界中で絶大な支持を受けています。
この記事では、デビューから現在までにリリースされた全アルバムを発売順にわかりやすく紹介し、各アルバムの特色と代表曲を探ります。
あらためてボン・ジョヴィのディスコグラフィーを追体験することで、BON JOVIがモンスターバンドであり続ける理由を感じ取っていただければと思います。
ボン・ジョヴィ(BON JOVI) オリジナルアルバム、全15枚の発売順と各特色
1. 『Bon Jovi』(夜明けのランナウェイ)
- 発売年月日: 1984年1月21日
- 発売順: 1枚目(デビューアルバム)
- チャート順位等: Billboard 200で43位
- 収録曲数: 全9曲
- 特徴と代表曲: バンドのデビューアルバムで、若さ弾けるエネルギッシュなロックサウンドとキャッチーなメロディが特徴。代表曲には「Runaway」がある。
2. 『7800° Fahrenheit』(7800° ファーレンハイト)
- 発売年月日: 1985年3月27日
- 発売順: 2枚目
- チャート順位等: Billboard 200で37位
- 収録曲数: 全10曲
- 特徴と代表曲: より成熟したサウンドを目指した作品。困難を乗り越える力をテーマにした「In and Out of Love」などが収録。
3. 『Slippery When Wet』(ワイルド・イン・ザ・ストリーツ)
- 発売年月日: 1986年8月18日
- 発売順: 3枚目
- チャート順位等: Billboard 200で1位
- 収録曲数: 全10曲
- 特徴と代表曲: バンドの代表作で、世界的な大ヒットを記録。「Livin' on a Prayer」「You Give Love a Bad Name」など、数々のヒット曲を生み出したBON JOVIの代表的な名盤。
4. 『New Jersey』(ニュー・ジャージー)
- 発売年月日: 1988年9月19日
- 発売順: 4枚目
- チャート順位等: Billboard 200で1位
- 収録曲数: 全12曲
- 特徴と代表曲: 「Bad Medicine」「I'll Be There for You」など、強力なシングルヒットを多数収録。彼らのルーツであるニュージャージーへの愛が感じられる作品。フォーキーでカントリー色も感じられる大人のサウンド。
5. 『Keep the Faith』(キープ・ザ・フェイス)
- 発売年月日: 1992年11月3日
- 発売順: 5枚目
- チャート順位等: Billboard 200で5位
- 収録曲数: 全12曲
- 特徴と代表曲: 90年代の新たな音楽シーンに対応する形で制作された。タイトルトラック「Keep the Faith」や「Bed of Roses」がヒット。
6. 『These Days』(ジーズ・デイズ)
- 発売年月日: 1995年6月27日
- 発売順: 6枚目
- チャート順位等: Billboard 200で9位
- 収録曲数: 全14曲
- 特徴と代表曲: より深みのある歌詞と成熟したサウンドが特徴。感情的な「These Days」や「This Ain't a Love Song」が収録。重い世界観の楽曲も含み、ファンからも最も味わい深いアルバムとの評価も高い。
7. 『Crush』(クラッシュ)
- 発売年月日: 2000年6月13日
- 発売順: 7枚目
- チャート順位等: Billboard 200で9位
- 収録曲数: 全13曲
- 特徴と代表曲: 21世紀に入ってからの初アルバム。「It's My Life」が大ヒットし、新世代のファンを獲得。この頃からシンプルなパワーロックや若い世代に受け入れられるキャッチーな感覚が取り入れられるように変化していく。
8. 『Bounce』(バウンス)
- 発売年月日: 2002年9月23日
- 発売順: 8枚目
- チャート順位等: Billboard 200で2位
- 収録曲数: 全12曲
- 特徴と代表曲: アメリカ同時多発テロ事件後の世界を反映した作品。力強いメッセージを持つ「Bounce」や「Everyday」を収録。最もヘヴィなボン・ジョヴィが聴けるアルバム。
9. 『Have A Nice Day』(ハヴ・ア・ナイス・デイ)
- 発売年月日: 2005年9月20日
- 発売順: 9枚目
- チャート順位等: Billboard 200で2位
- 収録曲数: 全13曲
- 特徴と代表曲: 前向きなメッセージとエネルギッシュなロックサウンドが特徴。タイトルトラック「Have A Nice Day」や「Who Says You Can't Go Home」が収録され、特に新しいファンから高い評価を受けた。
10. 『Lost Highway』(ロスト・ハイウェイ)
- 発売年月日: 2007年6月19日
- 発売順: 10枚目
- チャート順位等: Billboard 200で1位
- 収録曲数: 全12曲
- 特徴と代表曲: カントリーミュージックの要素を取り入れた実験的な作品。タイトルトラック「Lost Highway」が特に注目された。
11. 『The Circle』(ザ・サークル)
- 発売年月日: 2009年11月10日
- 発売順: 11枚目
- チャート順位等: Billboard 200で1位
- 収録曲数: 全12曲
- 特徴と代表曲: 現代社会とその課題をテーマにした深みのある歌詞と、力強いロックサウンド。ヒット曲「We Weren't Born to Follow」を収録。この頃からジョンの声質や歌い方に変化が出て、なんともいえない「渋さ」のある魅力的なロックを看板曲に持ってくることが多くなる。
12. 『What About Now』(ホワット・アバウト・ナウ)
- 発売年月日: 2013年3月12日
- 発売順: 12枚目
- チャート順位等: Billboard 200で1位
- 収録曲数: 全12曲
- 特徴と代表曲: 社会的なメッセージを込めた歌詞と、バンドの成熟したサウンドが融合。シングル「Because We Can」が好評を博した。
13. 『Burning Bridges』(バーニング・ブリッジズ)
- 発売年月日: 2015年8月21日
- 発売順: 13枚目
- チャート順位等: Billboard 200で13位
- 収録曲数: 全10曲
- 特徴と代表曲: バンドの過去を振り返りながらも新たな未来に向けての架け橋となる作品。ファンへの感謝と、新たな旅立ちを感じさせる「We Don't Run」が収録されています。
14. 『This House Is Not for Sale』(ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール)
- 発売年月日: 2016年11月4日
- 発売順: 14枚目
- チャート順位等: Billboard 200で1位
- 収録曲数: 全12曲 (スタンダード版)
- 特徴と代表曲: バンドの新たな章を開く宣言のような作品。困難を乗り越え、再び立ち上がる力を象徴するタイトルトラック「This House Is Not for Sale」がファンから高い支持を受けています。
15. 『2020』(2020)
- 発売年月日: 2020年10月2日
- 発売順: 15枚目
- チャート順位等: Billboard 200で19位
- 収録曲数: 全10曲 (スタンダード版)
- 特徴と代表曲: 社会的、政治的なメッセージを含んだ楽曲が多く、現代の世界に対するバンドの見解を反映。「Limitless」、「Do What You Can」など、希望と連帯のメッセージを伝える楽曲が収録されています。
16. 『Forever』(フォーエバー)
- 発売年月日: 2024年6月7日
- 発売順: 16枚目
- チャート順位等: リリースと同時にBillboard 200で最高19位
- 収録曲数: 全12曲(11曲+1曲)
- 特徴と代表曲: デビューから40周年という節目にリリースされた4年ぶりのフルアルバム。混沌とした時代を乗り越え、より前向きに生き抜く姿勢とバンドとしての原点回帰を感じる力作。彼らの象徴とも言えるトークボックス(ギターエフェクト)を用いた「Living Proof」、わずか2日で一気に書き上げたという「Legendary」などを収録。
ボン・ジョヴィ アルバム:一覧表
アルバム名 | 発売年月日 | 発売順 | 収録曲数 |
---|---|---|---|
Bon Jovi | 1984年1月21日 | 1枚目 | 全9曲 |
7800° Fahrenheit | 1985年3月27日 | 2枚目 | 全10曲 |
Slippery When Wet | 1986年8月18日 | 3枚目 | 全10曲 |
New Jersey | 1988年9月19日 | 4枚目 | 全12曲 |
Keep the Faith | 1992年11月3日 | 5枚目 | 全12曲 |
These Days | 1995年6月27日 | 6枚目 | 全14曲 |
Crush | 2000年6月13日 | 7枚目 | 全13曲 |
Bounce | 2002年9月23日 | 8枚目 | 全12曲 |
Have A Nice Day | 2005年9月20日 | 9枚目 | 全13曲 |
Lost Highway | 2007年6月19日 | 10枚目 | 全12曲 |
The Circle | 2009年11月10日 | 11枚目 | 全12曲 |
What About Now | 2013年3月12日 | 12枚目 | 全12曲 |
Burning Bridges | 2015年8月21日 | 13枚目 | 全10曲 |
This House Is Not for Sale | 2016年11月4日 | 14枚目 | 全12曲 |
2020 | 2020年10月2日 | 15枚目 | 全10曲 |
Forever | 2024年6月7日 | 16枚目 | 全12曲 |
アルバムの比較:インフォグラフィック

ボン・ジョヴィ:全アルバムを完全解説!のまとめ
ボン・ジョヴィのアルバムを一つずつ振り返ることで、彼らがどのように音楽の世界でその名を不動のものにしてきたか、その軌跡が見えてきます。
デビューアルバム『Bon Jovi』から最新作『Forever』まで、時代と共に進化する彼らの音楽性が、ファンにとって新たな発見となり続けています。
特に、アルバムごとの特徴をインフォグラフィックで一覧比較することで、彼らの音楽がどのように変わってきたのか、その多様性を一目で理解することができるのですが、こうやって見るとジーズ・デイズだけが飛び抜けて異色で、その他のアルバムはある程度グループ毎に一貫性を保っているようにも感じますね。
『Slippery When Wet』での世界的なブレイク、『These Days』で見せた深い社会への洞察、『Have A Nice Day』や『2020』で見せた新たな挑戦まで、ボン・ジョヴィのメンバーたちは文字通り変化を恐れずに、常に新しい音楽を追求し続けてきました。
ロックスターとしてのプレッシャーや責任を背負いながら、いかにして自分たちの道を切り開き、独自の地位を築いてきたかがわかります。
ボン・ジョヴィの音楽を聴くことは、勇気や共感を得ることはもちろん、さまざまな思いを巡らせるきっかけにもなります。
テレビやニュースを追いかけるよりも、ボン・ジョヴィの名曲を聴く方が、今の社会を感じ取るのに最適な方法かもしれません。
彼らの楽曲には、時代ごとの社会的な動きや人々の心情が反映されており、単なるニュースの見出しでは伝わらない深いメッセージが込められています。
『2020』のアルバムでは、特に現代の社会問題に対する彼らの洞察が色濃く反映されており、リスナーにとって考えるきっかけを提供してくれたことも記憶に新しいですね。ボン・ジョヴィの世相を残酷なまでに反映させた作品を通じて、私たちはより豊かな視点で世界を見ることができるのです。
どんな時代でもファイティングポーズを取り続ける男たち「ボン・ジョヴィ」の音楽が持つ独特の魅力を改めて感じ取り、なぜ彼らの音楽がこれほどまでに愛され続けているのかを感じていただければ幸いです!