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ポップス

必聴!ビリー・ジョエルの名曲まとめ:人気の代表曲をタイプ別に厳選

「名曲まとめ Billy Joel 必聴」と記載したアイキャッチ

ビリー・ジョエルの名曲は、誰もが口ずさめるポップスから、心の奥底に染みわたるバラード、そして意外なロックナンバーまで、幅広いスタイルを持っています。

クラシック音楽からR&B、ジャズまで、様々な音楽的影響を巧みに取り入れたビリー・ジョエルの音楽は、まさに現代のポップミュージックの縮図と言えるでしょう。その楽曲はエンタメ作品という枠を超えて、アメリカの社会や文化を映し出す鏡としての役割も果たしてきました。

今回の記事では、ビリー・ジョエルの数多くの作品の中から、特に「これだけは外せない!」という代表曲をタイプ別に厳選して紹介します。あなたの好きなビリー・ジョエルの一面が、新たに見つかるかもしれません。どの楽曲も彼の音楽的な多才さを存分に楽しめる名曲ばかりですので、ぜひ最後までお付き合いください!

ビリージョエルの代表曲

ビリー・ジョエルの音楽キャリアの中でも、代表曲として挙げられる作品はファンだけでなく、ポップスミュージックや音楽界全体に多大な影響を与えました。幅広い音楽スタイルと、歌詞の深みを感じさせる曲の数々はまさしくエバーグリーン!

Piano Man(ピアノ・マン)

1973年にリリースされた「Piano Man」は、ビリー・ジョエルのブレイクスルーの決め手となった出世作!(事実上の)2枚目のスタジオアルバム『Piano Man』に収録されており、彼自身の経験をもとに書かれました。

ジョエルがロサンゼルスのピアノバーで演奏していた時期の体験から生まれ、バーの常連客たちの人生模様を描写した歌詞や、ライトワルツの軽やかな雰囲気とは対照的に綴られたほぼ実話ストーリー。ミュージシャンとして名を上げる前の苦労を感じ取ることもできますね(笑)

「Piano Man」は、ビルボードHot 100チャートで25位を記録。後にローリングストーン誌の「歴史上最も偉大な500曲」にも選出され、ジョエルの代名詞的な曲となりました。

Just the Way You Are(素顔のままで)

1977年にリリースされた「Just the Way You Are」は、ビリージョエルの名盤アルバム『The Stranger』に収録されています。この曲でビリー・ジョエルは、初めてのグラミー賞(最優秀楽曲賞と最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞)を受賞しました。

当初、ジョエルはこの曲をアルバムに入れることに消極的でしたが、プロデューサーのフィル・ラモーンの助言で収録を決めました。結果的に、この判断が彼のキャリアを大きく飛躍させることになったのでラモーン氏には感謝ですね〜!

ビルボードHot 100チャートで3位を記録し、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位を獲得。今でも結婚式や愛の告白の場面で頻繁に使用される、永遠のラブソングとなっています。エレピの印象的なイントロからアコギの軽やかなストラミング、特徴的なタムまわし、コードトーンをさり気なく意識した色っぽいサックスソロと、一曲を通して美しすぎるアレンジにうっとり。

Uptown Girl(アップタウン・ガール)

1983年にリリースされた「Uptown Girl」は、アルバム『An Innocent Man』に収録されています。1950年代のドゥーワップスタイルにインスパイアされたこの曲は、ジョエルの音楽的多様性を示す好例です。

この曲は当初、モデルのエル・マクファーソンに捧げられましたが、後にジョエルの妻となるクリスティ・ブリンクリーとの関係が始まったことで、彼女をイメージして完成させたと言われています。もう、イントロを数秒聴いただけで「神曲確定!」ですよね。キャッチーなだけでなく、アバンギャルドな転調を入れてドラマティックに仕上がっています。

「Uptown Girl」は、ビルボードHot 100チャートで3位、イギリスではシングルチャート1位を記録。ミュージックビデオも大ヒットし、MTVヘビーローテーション入りを果たしました。

New York State of Mind(ニューヨークの想い)

1976年にリリースされた「New York State of Mind」は、アルバム『Turnstiles』に収録されています。ニューヨークへの愛を歌ったこの曲は、後に同市の非公式な賛歌となりました。

カリフォルニアでの3年間の滞在後、ニューヨークに戻る飛行機の中でこの曲のアイデアが生まれたというエピソードまでオシャレ...!ジョエルは、故郷への帰還の喜びと安堵感を歌に込めました。

チャート入りこそしませんでしたが、9.11テロ事件後のチャリティーコンサートで歌われるなど、ニューヨーカーの心の支えとなる曲として深く愛されています。NYが持つ独特の「色彩」や「匂い」までも音楽で再現するとは流石です。基本的にビリーのピアノだけでも成立するバッキングの隙間を埋めるような編曲(特にドラム)もお見事!

We Didn't Start the Fire(ハートにファイア)

1989年にリリースされた「We Didn't Start the Fire」は、アルバム『Storm Front』に収録されています。1949年(ジョエルの生まれた年)から1989年までの歴史的出来事を年代順に列挙した歌詞が特徴的です。

「若者は昔より堕落している」という年上の人の発言に反発したジョエルが、歴史上の重大事件を振り返ることで、どの時代にも問題があったことを示そうとして書いたものです。異色の楽曲ですが、時代の変化を感じさせる鋭い内容ですね!

ビルボードHot 100チャートで1位を獲得。その独特の歌詞と覚えやすいメロディーで、歴史の授業でも使用されるなど、教育的な価値も認められています。サウンドとしては、スタジアム系のリズムセクションにディスコの味付け+アジア音階という斬新さも有り。

バラードの名曲

ビリー・ジョエルは、心に染みる美しいバラードライティングの名手としても知られています。彼の紡ぎ出す叙情的なメロディーと深い洞察に満ちた歌詞は、単なる恋愛ソングを超えて、人生の機微や普遍的な感情を描き出す力を持っているのです。

She's Always a Woman(シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン)

1977年にリリースされた「She's Always a Woman」は、アルバム『The Stranger』に収録されています。この曲は、複雑で多面的な女性の姿を描いた繊細かつパワフルなラブソングで、当時のジョエルの妻であり、マネージャーでもあったエリザベス・ウェーバーへの愛を込めて書かれたと言われています。

ビルボードHot 100で17位、アダルト・コンテンポラリー・チャートで2位を記録。

Honesty(オネスティ)

1978年のアルバム『52nd Street』に収録された「Honesty」は、人間関係における誠実さの重要性を歌った心揺さぶるバラードです。

いわゆる、「泣き」や「こぶし」も効いているこの曲は日本人の琴線に触れるところも多く、日本でも特に人気が高い洋楽バラードのひとつになっています。

1979年5月5日にシングルカットされ、チャート実績としてはビルボードHot 100で24位、アダルト・コンテンポラリー・チャートで1位を獲得。 受賞歴:1980年のグラミー賞で最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞にノミネートされました。

And So It Goes

1989年のアルバム『Storm Front』に収録された「And So It Goes」は、失恋の痛みと脆弱性を描いた、静謐で美しいバラードです。

アルバム発売の約1年後の1990年11月にシングルカット。 この曲は1983年に書かれましたが、ジョエルはその個人的な内容から、6年間発表を控えていたと言われています。 シンプルなピアノ伴奏と共に、ジョエルの感情的なボーカルが際立つ楽曲構成になっています。

Vienna

1977年のアルバム『The Stranger』に収録された「Vienna」は、若さと成功への焦りに対する洞察に満ちた楽曲です。

ジョエルがウィーンを訪れた際の経験から着想を得ています。街の落ち着いた雰囲気が、人生を急ぐ必要はないという気づきをもたらしました。 オーストリアの伝統音楽の要素を取り入れたアレンジが特徴的です。 ボーカルメロディーの跳躍や突き上げ感もこの曲ならではの魅力!

発売当初は大ヒットとは言えませんでしたが、近年SNSでの人気や映画での使用により再評価され、若い世代にも支持されています。

Lullabye (Goodnight, My Angel)

1993年のアルバム『River of Dreams』に収録された「Lullabye (Goodnight, My Angel)」は、父親の娘への深い愛情を表現した心温まるバラードです。

ジョエルの娘アレクサへの子守唄として書かれ、優しいピアノの旋律と共にジョエルの柔らかな歌声と室内楽の距離感が印象的。また、クラシックの影響が色濃く出ている好例でもあります。 多くの親子に愛され、卒業式や結婚式など、人生の節目に使用されることも多い楽曲です。

かっこいい!ロックな楽曲

ビリー・ジョエルは、バラードの名手としての一面だけでなく、パワフルでエネルギッシュなロック楽曲も多数生み出してきました。彼のロック・ナンバーは、鋭い社会批評や個人の自由を謳歌する歌詞と、キャッチーなメロディーが特徴です。ここでは代表的なロックの要素が強い楽曲5曲を紹介します。

My Life(マイ・ライフ)

1978年のアルバム『52nd Street』に収録された「My Life」は、個人の自由と自己決定権を主張する力強いロック・ナンバーです。

周囲の期待に縛られることなく自分の人生を生きる決意を表現しており、ジョエル自身の経験が反映されていると言われています。 テレビドラマ「BOSOM BUDDIES」のテーマソングとして使用され、さらに知名度を上げました。ピアノで書かれた曲というより、骨格部分はギターで書かれた感じがしちゃいます。

ビルボードHot 100で3位、アダルト・コンテンポラリー・チャートで2位を記録。

It's Still Rock and Roll to Me(ロックンロールが最高さ)

1980年のアルバム『Glass Houses』に収録された「It's Still Rock and Roll to Me」は、音楽業界の流行や傾向を風刺的に描いた楽曲です。

1950年代のロックンロールスタイルを基調としながら、当時流行していたニューウェーブの要素も取り入れています。 音楽の本質は時代や流行に関係なく変わらないという、ジョエルの音楽哲学を表現しています。リフやコード、ショートディレイ系の空間処理までも、しっかり目にアメリカンロックンロールなスタイルです。

ビルボードHot 100で1位を獲得。ジョエルにとって初めての1位曲となりました。

The Stranger(ストレンジャー)

1977年にリリースされたアルバム『The Stranger』のタイトル曲。(ビリー・ジョエルが初めてフィル・ラモーンとプロデュースを組んだ)

口笛のメロディーで始まり、徐々に情感豊かなピアノの旋律とドラマチックなサウンドへと展開していきます。曲の終盤では再び口笛のメロディーに戻るという、円環構造を持った楽曲構成が特徴的です。この構造は、曲のテーマである「内なる見知らぬ人」の存在が常に我々の中にあることを象徴しています。

ハモリのディストーションギターのバイト感もとてもカッコいい!

Big Shot(ビッグ・ショット)

1978年のアルバム『52nd Street』に収録された「Big Shot」は、社会の上流階級を風刺的に描いた楽曲です。

ミック・ジャガーの元妻ビアンカ・ジャガーとのディナーの経験から着想を得たと言われていますが、ジョエルは後に、自分自身の行動を批判的に振り返った曲だと説明しています。 ダウンビートの効いたイントロやパンチの効いたリズムセクションが印象的で、ジョエルの声の力強い一面が際立っています。

ビルボードHot 100で14位を記録。

I Go to Extremes

1989年のアルバム『Storm Front』に収録された「I Go to Extremes」は、感情の起伏の激しさを描いた高エネルギーな楽曲です。

ジョエル自身の双極性障害の経験から着想を得て、コントロールの難しさやストレスとの戦いが描かれています。 ダイナミックなピアノプレイが光り、各楽器のレイヤーも西海岸寄りのアレンジが出ており、ハイパーロー成分も含んだサウンドプロダクション的にもモダン化しています。

ビルボードHot 100で6位、メインストリーム・ロック・チャートで1位を記録。

ファンには人気!隠れた名曲

ビリー・ジョエルのキャリアには、大ヒットしたシングルだけでなく、アルバム収録曲の中に埋もれた素晴らしい楽曲も数多く存在します。ここでは、そんな秀逸な楽曲の中から4曲を紹介します。

Summer, Highland Falls

1976年のアルバム『Turnstiles』に収録された「Summer, Highland Falls」は、ジョエルの故郷ニューヨークを舞台に、人生の喜びと悲しみを対比的に描いた楽曲です。

ニューヨーク州のハイランド・フォールズという町での夏の思い出をモチーフにしており、繊細なピアノの旋律と詩的な歌詞が特徴的で、ジョエルの音楽性の深さを感じさせます。 商業的な成功は限定的でしたが、多くのファンや音楽評論家から高く評価されており、ジョエルの隠れた傑作の一つとされています。

Stiletto

1978年のアルバム『52nd Street』に収録された「Stiletto」は、危険な魅力を持つ女性を描いた楽曲です。

ジャズの要素を取り入れたアレンジと、鋭いサックスのリフが印象的です。タイトルの「Stiletto(細身のハイヒール)」が象徴するように、曲全体に洗練された危うさが漂っています。 歌詞も比喩的な表現を多用し、魅力的だが危険な関係性を巧みに描写しています。

シングルカットはされませんでしたが、ライブでは人気の高い楽曲の一つです。

Miami 2017 (Seen the Lights Go Out on Broadway)

1976年のアルバム『Turnstiles』に収録された「Miami 2017」は、架空のニューヨーク崩壊を描いた壮大なSF的楽曲です。

1975年のニューヨーク市の財政危機を背景に、未来のニューヨークの崩壊と再生を描いています。 ドラマチックな曲調とストーリー性のある歌詞が特徴的で、徐々に盛り上がっていく楽曲構成もビリーらしい!

9.11テロ事件後、この曲は新たな意味を持つようになり、ニューヨークの強靭さを象徴する曲として再評価されました。ジョエルは「The Concert for New York City」でこの曲を演奏し、大きな反響を呼びました。

The Night Is Still Young

1985年のコンピレーションアルバム『Greatest Hits Volume I & II』に新曲として収録された「The Night Is Still Young」は、青春の儚さと可能性を歌った楽曲です。

ジョエルが30代半ばを迎え、過ぎ去りつつある若さへの思いを込めて書かれました。 いかにも80年代的なシンセサイザーサウンドと曲調ながら、歌詞には切なさが滲んでいます。

シングルカットされ、ビルボードHot 100で34位を記録。商業的には大ヒットとは言えませんでしたが、ファンの間では高く評価されている曲の一つです。

ビリー・ジョエルの名曲:まとめ

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ソニーミュージックエンタテインメント

ビリー・ジョエルは、まさに現代のトルバドゥール(吟遊詩人)と呼ぶにふさわしい存在です。彼の音楽は、私たちの喜びや悲しみ、希望や挫折を歌い上げ、時にはアメリカン・ドリームを、また時には社会の矛盾を鮮やかに描き出してきました。

そして、彼の音楽の真の魔法は、個人的な経験を普遍的な共感へと昇華させる力にあります。ニューヨークの片隅で生まれた一つの物語が、世界中の人々の心に響く。それがビリー・ジョエルの音楽の持つ力であり、真の音楽の巨人として立ち続ける理由なのです。

ビリー・ジョエルの音楽は、これからも私たちの人生に寄り添い続けていくことでしょう。彼の紡ぎ出す音の物語は、まだまだ終わりそうにありません。

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