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至極の洋楽バラード20選!男性・女性アーティスト別に名曲を厳選

「男女アーティスト別 バラードの名曲 洋楽」と記載したアイキャッチ

人生の大切な瞬間に寄り添い、時に励まし、時に慰め、そして時に人生の転機となる——。そんな特別な存在である洋楽バラードの世界には、時代を超えて色褪せることのない名曲の数々が存在します。

心に深く刻まれるメロディライン。魂を揺さぶる歌声。そして、誰もが一度は経験したことのある「愛」や「別れ」、「希望」や「再生」を歌った歌詞の数々。一曲一曲に込められた想いは、言語や文化の壁を越えて、私たちの心に確かな足跡を残してきました。

今回は、そんな洋楽バラードの中から、特に印象的な20曲をセレクト。男性・女性アーティスト別に、時代を代表する名曲から、隠れた名作まで、幅広くご紹介します。1970年代から現代まで、様々な時代の曲を取り上げることで、バラードの持つ普遍的な魅力と、時代とともに変化する表現の深化をお伝えできればと思います。

クラシカルなピアノの音色から、現代的なサウンドプロダクションまで。パワフルな歌唱から、繊細な感情表現まで。アーティストたちが惜しみなく注ぎ込んだ魂の詰まった珠玉の20曲を、じっくりとご堪能ください。

新たな「心の一曲」が見つかるかもしれません!

圧倒的な歌唱力!男性アーティストの極上バラード

Angels - Robbie Williams

1997年にリリースされた2ndシングル「Angels」は、Robbieのソロアーティストとしての代表ナンバーです。

アルバム「Life thru a Lens」に収録されたこの曲は、英国では4週連続チャート2位を記録。楽曲制作の背景には、祖母との思い出が込められているといわれています。特に印象的なサビの"I'm loving angels instead"というフレーズは、Robbieの伸びやかで力強いボーカルが際立ち、世界中のファンから「人生の重要な場面で支えられた曲」として愛され続けています。

録音やミックスダウンも雑味が一切なく、澄み切った耳触りもクオリティー高い!

Home - Michael Bublé

2005年のアルバム「It's Time」からのシングル「Home」は、遠く離れた恋人を想う気持ちを歌った楽曲。

ツアーで世界中を飛び回る自身の経験を綴ったこの曲は、Billboard Adult Contemporary チャートで1位を獲得。マイケル・ブーブレ特有の低音から高音まで温かみのある歌声と、クラシカルなアレンジの融合が、多くのリスナーの共感を呼びました。

遠距離恋愛やホームシックの切なさを伝統的なフォークバラードで見事に歌い上げていますね♪

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WARNER RECORDS

Hard to Say I'm Sorry - Chicago

1982年にリリースされたアルバム「ラヴ・ミー・トゥモロウ(シカゴ16)」の収録曲で、80年代バラードの人気曲としても常に上位にランクインする名曲!

この曲でChicagoは、バンド初のBillboard Hot 100の1位を獲得します。プロデューサーのDavid Fosterを迎え、それまでのオーガニックなロックサウンドから、よりポップで商業的なサウンドへと転換した意欲作。Peter Ceteraのクリスタル感のある高音ボーカルと、バンドの緻密なハーモニーワークが見事に調和していますね。

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ワーナーミュージックジャパン

It Might Be You(君に想いを) - Steven Bishop

1982年の映画「トッツィー(Tootsie)」のメインテーマとして書かれた本曲は、繊細で語りかけるような歌い方古き良き時代を彷彿とさせるメロディアスな楽曲構成で多くの人々の心を捉えました。

アカデミー賞歌曲賞にもノミネートされ、Steven Bishop自身のキャリアを代表するバラードナンバーとなっています。特にサビの部分での感情の高まりと、それを抑制的に表現するBishopの歌唱は、鳥肌モノ!

All of Me - John Legend

2013年のアルバム「Love in the Future」からのシングル。

妻のChrissy Teigenへの愛を綴った本曲は、Billboardチャートで1位を獲得し、世界中で結婚式の定番ソングにもなっています。最小限のピアノバッキングと、Legendの表現力豊かでソウルフルなボーカルが、純粋な愛の告白を力強く描き出しています。ミュージックビデオにはTeigen本人も出演し、より一層の話題を呼びました。

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LEGACY RECORDINGS

True - Ryan Cabrera

ライアン・カブレラのデビューアルバム「Take It All Away」(2004年)からのヒットシングル。

MTV のリアリティ番組「The Ashlee Simpson Show」への出演で注目を集めていた時期に発表された本曲は、Billboard Hot 100でいきなり8位を記録。老若男女に好かれそうな真っ直ぐで青春感のある歌声と、シンガーソングライターらしいアコースティックギターのアプローチが最高です。特にブリッジからサビにかけての展開は、10代から20代の若いリスナーの心を掴み、「初恋の曲」として多くのファンの青春の1ページとなりました。

Say You Won't Let Go - James Arthur

2016年にリリースされた2ndアルバム「Back from the Edge」収録の力作アコースティックバラード。

The X Factor UKの優勝者として知られるArthurの、まさに"復活"を告げる1曲となりました。世界的なヒットを記録し、Spotifyでは10億回以上の再生を突破。深い共感を呼ぶ歌詞と、ハスキーかつ滑らかな声のスイートスポットを上から下まで活かし切る歌いまわしで、愛する人との人生の軌跡を描き出す。多くのカップルの「私たちの曲」として特別な存在となっています。

Now and Forever - Richard Marx

1994年のアルバム「Paid Vacation」からのシングル。

特に80年代後半から90年代前半にかけて、数々のヒットバラードを生み出したリチャード・マークスの代表作の一つです。Billboard Adult Contemporary チャートで3週連続1位を獲得。奥行き感のある美しいメロディラインと、Marxならではの情感を込めた歌唱が絶品です。楽曲制作の背景には、当時の妻への思いが込められており、永遠の愛を誓う歌詞は多くのカップルの心に響きました。

起承転結を意識して、丁寧にひとつひとつノート(音)を添えていくような中間のギターソロも完璧な仕上がり!

Have I Told You Lately - Rod Stewart

1991年にリリースされた本曲は、Van Morrisonの名曲のカバーで、ロックバラードの名曲。

アルバム「Vagabond Heart」に収録され、Billboard Adult Contemporary チャートで5週連続1位を記録しました。ロッド・スチュワートのセクシーなしゃがれ声が、オリジナルとは異なる魅力を引き出しています。年を重ねた声だからこそできる深い感情表現が、楽曲の魅力を一層引き立てていますね!

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Sire

One Last Cry - Brian McKnight

1992年のセルフタイトルのデビューアルバムに収録された本曲は、Brian McKnightの代表作の一つとなりました。

失恋の痛みを歌ったこの曲で、彼の類まれなる歌唱力と表現力が存分に発揮されています。特に印象的なサビでの高音パートは、R&Bバラードの金字塔として多くのアーティストに影響を与えました。楽曲制作時、McKnightはまだ19歳でしたが、その若さからは想像できない感情の深さと歌唱技術を披露し、音楽関係者を驚かせました。

発売から30年以上経った今でも、失恋ソングの最高峰として多くのファンに愛され続けています。

しなやかさと力強さ:女性アーティストのバラードの真髄

All I Ask - Adele

2015年のアルバム「25」に収録されたこのピアノバラードは、Bruno Marsとの共作として話題を呼びました。

最後の夜を共に過ごす恋人たちの物語を描いた歌詞と、Adele渾身の歌唱が胸を打ちます。特にサビで歌われる "Hold me like I'm more than just a friend" というフレーズは、失われゆく愛を必死に掴もうとする感情が痛いほど伝わってきます。制作時、Adeleは「この曲だけは何度もテイクを重ねた」と語っており、その真摯な姿勢が作品の深みを増しています。

25
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Crimson

Through the Fire - Chaka Khan

1984年のアルバム「I Feel For You」からのシングル。

David Fosterがプロデュースを手がけたキラキラ感が光るこの曲は、チャカ・カーンの持つソウルフルな声質を最大限に引き出しています。Billboard Adult Contemporary チャートで15位を記録し、後にCelineの「All By Myself」と並んで、歌唱力を試される定番曲として知られるようになりました。特に後半の高音パートでの情感豊かな表現は圧巻の一言!

2019年にKanye Westが本曲をサンプリングした「Through The Wire」をリリースし、新たな世代にもその魅力が伝えられました。

How Do I Live - LeAnn Rimes

1997年、わずか15歳でリリースした本曲は、Billboard Hot 100で69週連続チャートインという記録を打ち立てました。

もともと映画「コン・エアー」のサウンドトラックとして制作された楽曲ですが、リアン・ライムスの歌声があまりにも印象的で、映画以上の注目を集めることとなります。アカデミー賞とグラミー賞にもノミネートされ、10代とは思えない成熟した歌唱力と表現力は、音楽業界に衝撃を与えました。

カントリータッチのバラードナンバーの中でも、群を抜く完成度の高さで涙なしでは聴けない...!

Foolish Games - Jewel

1995年のデビューアルバム「Pieces of You」に収録された本曲は、シンガーソングライターとしてのJewelの才能を世に知らしめました。

アラスカでの厳しい生活を経験した彼女の繊細な心情が、詩的な歌詞とミステリアスなメロディラインに昇華されています。1997年にシングルカットされると、Billboard Hot 100で2位を記録。特に印象的なブリッジパートでの感情の高まりには、涙腺崩壊注意です。

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Atlantic

Best Part - H.E.R. & Daniel Caesar

2017年にリリースされた本曲は、モダンR&Bバラードの名曲として高い評価を受け続けています。

H.E.R.のアルバム「H.E.R.」に収録され、2019年のグラミー賞最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞。二人の声が織りなすハーモニーの美しさと、アコースティックギターを基調とした温かみのあるサウンドが全身を包み込んでくれるようです。SNSでも「本当の愛とはこういうもの」といったコメントが多く寄せられ、新たな世代の"ラブソング"として確固たる地位を築いています。

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Sweet Love - Anita Baker

1986年のアルバム「Rapture」からのシングル。グラミー賞最優秀R&B女性ボーカル賞を受賞し、Billboard R&Bチャートで2位を記録しました。

Anita Bakerのコントラアルトな声と、ジャズの要素を取り入れたアーバンR&Bサウンドが見事にマッチした楽曲です。制作時、Bakerは「より深い愛の形を表現したかった」と語っており、その想いは30年以上経った今でも色褪せることなく、一層輝きを増しています。

この、AORとR&Bが絶妙にブレンドされた質感がお好きな人も多いのでは!?

The Greatest Love of All - Whitney Houston

1985年のデビューアルバム「Whitney Houston(そよ風の贈りもの)」に収録された本曲は、George Bensonが1977年に発表した楽曲のカバー。

しかし、Houstonの圧倒的な歌唱力により、オリジナルを超える名演として世界中で愛されることとなります。Billboard Hot 100で1位を獲得し、自己肯定と自己愛の大切さを歌ったメッセージは、多くの人々の人生の指針となりました。

特に印象的なのは、楽曲の持つメッセージ性の深さです。"Learning to love yourself, It is the greatest love of all"(自分自身を愛することを学ぶことこそが、最も偉大な愛なのだ)というフレーズは、多くの人々の人生哲学となりました。制作当時、様々な差別や偏見が存在していた社会において、この自己肯定のメッセージは革新的だったのです。

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ソニーミュージックエンタテインメント

Snooze - SZA

2022年のアルバム「SOS」からの一曲で、現代R&Bの新たな可能性を示した作品として高い評価を受けています。

従来のバラードの形式に囚われない自由な楽曲構成と、SZAの繊細かつ大胆な歌唱に一瞬で引き込まれますね。アルバムは23週連続でBillboard 200の1位を記録し、この曲も大きな話題を呼びました。特にZ世代のリスナーから絶大な支持を受け、SNSでは "most relatable song ever"(最も共感できる曲)といったコメントが溢れています。

SOS
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ソニーミュージックエンタテインメント

I Won't Last A Day Without You - Carpenters

1974年にリリースされた本曲は、Paul WilliamsとRoger Nicholsによって書かれ、Karenの大空に架かる虹ような歌声が楽曲の魅力を最大限に引き出しています。

Billboard Hot 100で11位を記録し、その後も数々のアーティストによってカバーされる名曲となりました。かなり複雑な和音進行をいとも簡単に歌いこなすKarenの類まれな歌唱力と、Richard Carpenterによる緻密なアレンジメント。デジタル機器が普及する前の職人の感性と手作業で紡ぎ出された名バラードで、後のポップミュージックにも大きな影響を与えた一曲です。

Love Will Lead You Back - Taylor Dayne

1990年のアルバム「Can't Fight Fate」からのシングル。

バラードのヒットメーカーといえばこの人!というべきソングライター「Diane Warren」によって書かれた本曲は、Billboard Hot 100で1位を獲得。男性顔負けの力強い歌声とドラマチックな展開が魅力で、「別れた恋人は必ず戻ってくる」という希望に満ちたメッセージは、失恋を経験した多くの人々の支えとなり、90年代を代表するパワーバラードとして今でも高い人気を誇っています。

まとめ:時代を超えて心に響く、バラードが持つ永遠の魅力

時代は移り変わり、音楽のトレンドは目まぐるしく変化を続けています。EDMやヒップホップが主流となり、わずか2〜3分程度の楽曲が支持を集める現代において、じっくり聴かせることを軸に置いたバラードという形式は、ある意味で最も「古典的」な音楽表現かもしれません。

私たちの人生には、言葉では言い表せない瞬間が数多く存在します。初めての恋。懸命に続けた夢の終わり。大切な人との別れ。新たな希望との出会い。そんな時、音楽は言葉以上に雄弁に、私たちの心を代弁してくれる。特にバラードには、その力が強く宿っているように思えます。

男性アーティストたちの力強くも繊細な歌声。女性アーティストたちの情熱的でしなやかな表現力。それぞれが異なるアプローチで、しかし同じように、人間の感情の機微に寄り添い続けてきました。

音楽は、いつだって、私たちの人生の確かな証。その中でもバラード曲は、最も誠実に、最も深く、そして最も長く、私たちの心に寄り添い続ける存在なのです。

この記事が、あなたにとっての新たな「特別な一曲」との出会いのきっかけとなれば、これ以上の喜びはありません。

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