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【永久保存版】スティービー・ワンダーの名曲20選!ソウルの巨匠が紡ぐ音楽

「名曲ベスト20 Stevie Wonder 人気・代表曲」と記載したアイキャッチ

音楽史上最も偉大なアーティストの一人、スティービー・ワンダー

12歳でモータウンレコードからデビューを果たし、以来60年以上にわたって音楽界の頂点に君臨し続けている。彼の音楽は、ソウルやファンク、ポップス、ジャズ、レゲエなど、あらゆるジャンルを自在に解釈しなおし、そのすべてに革新をもたらしてきた。

今回は、そんなスティービー・ワンダーの楽曲の中から、20曲の珠玉の名曲を厳選してお届けする。愛と平和を歌い上げる彼独自の世界観の内側へ、一緒に踏み出してみよう。

代表曲 - ワンダーの象徴となる不朽の名作

Superstition

1972年にリリースされたこの曲は、スティービー・ワンダーの代表作として世界中で愛されている。実は、ジェフ・ベックのために書かれた楽曲だったが、最終的にワンダー自身が歌うことになった。

独特のクラビネット(鍵盤楽器)のリフが印象的で、このサウンドは後のファンク音楽に大きな影響を与えた。グラミー賞最優秀男性R&Bボーカル・パフォーマンス賞を受賞し、ローリング・ストーン誌の「史上最高の500曲」にも選ばれている。

I Just Called to Say I Love You

1984年の映画『ウーマン・イン・レッド』のために書かれたこの曲は、ミディアムテンポの軽やかさが親しみやすい、爽やかなラブソング。

実際に、この曲でワンダーはアカデミー歌曲賞を受賞した。世界19カ国でチャート1位を獲得し、彼の国際的な成功を決定づけた作品でもある。驚くべきことに、この曲はわずか30分で作曲されたというエピソードも残っている。

Isn't She Lovely

1976年のアルバム『Songs in the Key of Life』に収録されたこの曲は、娘アイシャの誕生を祝って書かれた。

親としての純粋な喜びが歌詞に込められ、聴く者の心を温かくする。面白いことに、この曲はアルバムの長さの都合でシングルカットされなかったが、ラジオで頻繁にかかることで大ヒットを記録した。

スウィング/シャッフル系のビート、印象的なキメなどキャッチーさも光る名曲!セッションの定番ソングでもあります。

Sir Duke

デューク・エリントンをはじめとするジャズの巨匠たちへの敬意を込めて書かれた楽曲。

ホッピーで躍動感あふれるホーンセクションと、ワンダーの優れたメロディーメイキングが光る。この曲は世界中でヒットし、特にイギリスでは2位まで上昇。ジャズとポップスの橋渡し役としても重要な意味を持つ。

You Are the Sunshine of My Life

1973年にグラミー賞最優秀男性ポップボーカル・パフォーマンス賞を受賞したバラードの名曲。

当初、フランク・シナトラに歌ってもらうつもりで書かれたが、結果的にワンダー自身の代表作となった。妻シリータ・ライトへの愛を歌った楽曲として知られ、世界中でウェディングソングとしても愛用されている。

途中の一時転調もかなりトリッキーですが、楽曲に良いスパイスが加わってまとまっているのが流石!

ファンク・ダンス - グルーヴが止まらない躍動の名曲

Higher Ground

1973年にリリースされたこのファンク・ナンバーは、ワンダーが一人でほぼすべての楽器を演奏した多重録音の傑作

スピリチュアルなメッセージが込められた歌詞と、強烈なベースラインが印象的だ。後にレッド・ホット・チリ・ペッパーズがカバーし、新たな世代にもその魅力を伝えた。この曲は、ワンダーの宗教的・哲学的な一面を示す重要な作品でもある。

Living for the City

都市部での黒人の生活の厳しさを歌った社会派の楽曲。

7分以上に及ぶ楽曲の中間部には、ドラマティックなナレーションが挿入され、まるで映画のような構成になっている。この曲でワンダーはグラミー賞最優秀R&B男性ボーカル・パフォーマンス賞を受賞。社会問題を音楽で表現することの重要性を示した画期的な作品だ。

Boogie On Reggae Woman

タイトル通り、レゲエのリズムを取り入れたファンク・ナンバー。

ワンダーが多様な音楽ジャンルを吸収し、自分のものにする能力を示した好例だ。クラビネットの使い方も絶妙で、踊らずにはいられないグルーヴを生み出している。この曲は、70年代中期のワンダーの実験精神を象徴する作品として評価されている。

I Wish

1976年にリリースされたこの曲は、子供時代への郷愁を歌ったファンク・ナンバー

よく聴くと複雑なリズムパターンと、ワンダーの巧みな声質コントロールが光る。この曲は後に数多くのヒップホップアーティストによってサンプリングされ、新しい音楽の源泉となった。特に、ナス(Nas)の「It Was Written」での使用は有名だ。

Master Blaster (Jammin')

1980年にリリースされたこの曲は、ボブ・マーリーへのオマージュとして作られた。トラディショナルなレゲエのリズムをベースにしながら、ワンダー独特のポップセンスが光る!

平和と愛をテーマにした歌詞は、当時の冷戦時代にあって特別な意味を持っていた。世界中でヒットし、音楽に国境はないことを改めて証明した。

バラード・ラブソング - 心に染みる愛の讃美歌

Ribbon in the Sky

1982年のアルバム『Original Musiquarium I』に収録されたこのバラードは、ワンダーの羽ばたくように美しいメロディーメイキングが際立つ名曲。

弾き語りタイプの構成ながら、深い感動を与える楽曲として多くの人に愛されている。愛を誓う場面でもよく使われる楽曲で、永続的な愛を歌った歌詞が印象的だ。

Lately

1980年にリリースされたこの曲は、関係の終わりを予感させる切ないバラード。ワンダーの表現力豊かなボーカルが、複雑な感情を見事に表現している。音価の対比とともに徐々にサイズ感を増していく展開に拍手!!

後にジョデシィがカバーし、90年代R&Bシーンでも大きな話題となった。時代を超えて愛される楽曲の力を示している。

All in Love Is Fair

失恋の痛みを歌った大人のバラード。マイナーキーのジャズ独特の要素を取り入れた洗練されたアレンジと、ワンダーの語るような歌い方が印象的だ。

多くのジャズ・ボーカリストにもカバーされ、スタンダード・ナンバーとしての地位を確立している。この曲は、ワンダーの音楽の幅広さを示す重要な作品。

Overjoyed

1985年にリリースされたこのバラードは、新しい愛への喜びを歌った美しい楽曲。

ピアノの優雅な旋律と、水の音のサンプリング音が身体の細胞にじわっと染み込む。実は、この曲は10年以上前に書かれていたが、適切なタイミングを待ってリリースされた。完璧主義者としてのワンダーの一面を物語るエピソードだ。

社会派メッセージ - 愛と平和を歌う預言者の声

Black Man

1976年のアルバム『Songs in the Key of Life』に収録されたこの曲は、人種の壁を超えた人類の団結を歌った壮大なメッセージソング。

歌詞では、アメリカの歴史に貢献した様々な人種の偉人たちが紹介され、多様性こそが国家の強さであることを力強く訴えている。白人、黒人、ネイティブアメリカン、アジア系など、あらゆる人種の功績を讃える内容は、当時としては非常に革新的だった。

Happy Birthday

マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの誕生日を国民の祝日にするキャンペーンの一環として1980年に書かれた楽曲。

この曲は、いちアーティストの楽曲という意味合いを超え、社会運動の一部となった。実際に、1983年にキング牧師の誕生日が国民の祝日として制定され、ワンダーの音楽が社会を動かした歴史的な例となった。

He's Misstra Know-It-All

1973年のアルバム『Innervisions』に収録されたこの曲は、政治家や権力者への痛烈な批判を込めた社会派ナンバー。「知ったかぶり先生」という皮肉たっぷりのタイトル通り、口先だけで実際には何も解決しない政治家たちを鋭く風刺している。

ウォーターゲート事件が発覚した時期と重なることもあり、当時のアメリカ政治への不信感が色濃く反映された楽曲だ。軽めのリズムと軽快なメロディーの裏に隠された辛辣なメッセージは、ワンダーの社会的洞察力の鋭さを物語っている。

実験的・革新的 - 音楽の未来を切り開く先駆者

The Secret Life of Plants

1979年の同名のサウンドトラックアルバムからの楽曲で、植物との対話をテーマにした実験的な作品。当時としては非常に前衛的なコンセプトで、どこか未来的な感覚を与えるサウンドが特徴。

商業的には成功しなかったが、ワンダーの実験精神と環境への関心を示す重要な作品として再評価されている。

Do I Do

1982年にリリースされたこの曲は、ポップスとファンクを融合させたラジオフレンドリーな楽曲。

ディジー・ガレスピーがトランペットでゲスト参加し、ジャズの巨匠とのコラボレーションが話題となった。より大衆向けを意識したのであろうアレンジ&サウンドメイクで、ワンダーの音楽的冒険心を示している。

Saturn

1976年の『Songs in the Key of Life』に収録された宇宙をテーマにした楽曲。

当時はまだ珍しかったシンセサイザーを駆使し、宇宙的な音響空間を創り出した。この曲は、後のアフロフューチャリズム音楽の先駆けとしても評価されている。ワンダーの想像力の豊かさと、技術革新への対応力を物語る作品だ。

スティービー・ワンダーの名曲:まとめ

スティービー・ワンダーの音楽に触れることは、まさに人生の宝物を発見することに等しい。

12歳の少年が初めてハーモニカを手にした瞬間から、音楽界の頂点に君臨し続けるまでの60年間、ワンダーは一度も立ち止まることなく、音楽の可能性を押し広げ続けてきた。

今回紹介した20曲を聴いていると、一つの驚くべき事実に気づく。それは、これほど多様なジャンルとスタイルを自在に操りながら、すべての楽曲に一本の赤い糸が通っていることだ。その糸とは、人間への深い愛情と、より良い世界への揺るぎない信念である。ファンクの躍動感も、バラードの繊細さも、社会派楽曲の力強さも、すべてが同じ源泉から湧き出している。

ワンダーの音楽が持つもう一つの魔法は、時間を超越する力だ。70年代に作られた「Superstition」は、今聴いても全く古さを感じさせない。それどころか、現代のアーティストたちが到達しようと努力している音楽的境地を、彼はすでに50年前に実現していたのだ。これは先見性ではなく、真に普遍的な何かに手を触れていたからこそ可能だったのだろう。

また、ワンダーの音楽は「聴く薬」としての効果も持っている。落ち込んだ時に「Sir Duke」を聴けば自然と笑顔になり、愛する人を想う時に「You Are the Sunshine of My Life」が心を温めてくれる。社会の不正に憤りを感じた時は「Living for the City」が共感を与え、希望を失いそうな時は「Higher Ground」が勇気をくれる。これほど人間の感情の機微に寄り添える音楽を作り続けることができるのは、ワンダー自身が人生の喜びも苦しみも深く味わってきたからにほかならない。

彼にとって音楽とは、自己表現の手段ではない。人々を結びつけ、理解を深め、より良い社会を築くための道具なのだ。この崇高な使命感があったからこそ、彼の音楽は世界中の人々の心を捉えて離さないのだろう。

最後に、ワンダーの音楽が教えてくれる最も大切なことは、「愛こそがすべて」という普遍の真理だ。恋人への愛、家族への愛、友人への愛、そして人類全体への愛。これらの愛の形を、彼は美しいメロディーに託して私たちに届けてくれる。

あなたがもしまだワンダーの音楽世界に足を踏み入れていないなら、今すぐその扉を開いてほしい。そこには、あなたの人生を豊かにし、世界の見方を変えてくれる宝物が待っている。そして、すでに彼の音楽を知っているなら、改めてその深さと広さを味わい直してほしい。きっと新たな発見があるはずだ。

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