アフィリエイト広告を利用しています

ポップス

オススメは?ジョン・メイヤーの名盤TOP5と必聴ライブアルバム

「名盤TOP5・ライブ盤 John Mayer 初心者必聴」と記載したアイキャッチ

「現代のギターヒーローはもういない」

そんな声が音楽界に響いていた2000年代初頭、コネチカット州出身の青年がアコースティックギター1本でデビューしました。ジョン・メイヤー――ポップスとブルースを自在に操り、エリック・クラプトンから「現代最高のギタリスト」と称賛され、B.B.キングとステージを共にした現代のギターマスター

20年以上のキャリアで生み出された8枚のスタジオアルバムと数々のライブ作品。その中から、音楽的進化を物語る名盤TOP5と、彼の真骨頂であるライブパフォーマンスの魅力を収めたアルバムを厳選してご紹介します。

さあ、現代最高峰のギタリストが織りなす深い音楽の旅路へ出発です!

ジョン・メイヤーの名盤TOP5

Continuum - ブルースの魂と現代性の完璧な融合

created by Rinker
ソニーミュージックエンタテインメント

メイヤーが真のアーティストとして開花した決定的な作品。

「Gravity」「Slow Dancing in a Burning Room」「Waiting on the World to Change」など、ブルースとソウルの深みを現代的なソングライティングで昇華させた傑作が並びます。

スティーヴ・ジョーダンとピノ・パッラディーノという最高のリズム・セクションとともに、メイヤーのギタープレイは新境地に到達。特に「Gravity」のギターソロは、現代ブルースの新たな可能性を示した歴史的演奏として評価されています。

グラミー賞最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞し「21世紀のブルース・アルバムの傑作」として絶賛されました。

Room for Squares - アコースティック・ポップの革新的デビュー

バークリー音楽大学を中退してまで追い求めた音楽的理想が結実したデビューアルバム。

「No Such Thing」「Your Body Is a Wonderland」「3x5」など、内省的な歌詞と洗練されたメロディが若者世代の心を掴みました。

特に「Your Body Is a Wonderland」はグラミー賞最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞し、メイヤーを一躍スターダムに押し上げました。アコースティックギターを主体としながら、ジャズやフォークの要素を巧妙に織り交ぜたサウンドは、2000年代のシンガーソングライター・ブームの先駆けとなりました。

Battle Studies - 愛と別れの真実を描いた心の記録

テイラー・スウィフトやジェニファー・アニストンとの交際で話題となった時期に制作された、極めて個人的な作品。

「Heartbreak Warfare」「Half of My Heart」「Who Says」など、恋愛の光と影を率直に歌った楽曲が印象的です。メイヤー自身が「最も正直なアルバム」と語るように、スキャンダラスな私生活を赤裸々に音楽に昇華。全米チャート1位を記録し、「Daughters」に続く社会的メッセージを込めた「Who Says」では、批判的な世論に対する自身の答えを示しました。

Born and Raised - カントリー・フォークへの大胆な転身

声帯手術からの復帰作として制作された、音楽的実験性に富んだ作品。

モンタナ州の大自然の中で制作されたこのアルバムは、ハーモニカやバンジョーを多用したフォーク・カントリーサウンドで、メイヤーの新たな一面を見せました。「Shadow Days」「Queen of California」「Born and Raised」など、内省的で哲学的な楽曲が並び、人生の転機を迎えた彼の心境が反映されています。批評家たちは「メイヤーの音楽的成熟を示す記念碑的作品」として高く評価!

サウンドメイクも、通好みしそうな味付けで、聴けば聴くほど新たな感動を味わえます!

The Search for Everything - 音楽的集大成としての到達点

15年以上のキャリアを経て辿り着いた、メイヤーの音楽的多面性を凝縮した傑作。

「Love on the Weekend」「Still Feel Like Your Man」「In the Blood」など、ポップス、ブルース、R&Bの要素を自在に行き来する楽曲構成。特に「In the Blood」では、父親から受け継いだものと克服すべきものについて深く掘り下げ、40歳を迎えたアーティストの成熟した視点を示しています。

プロデュースにはチャド・フランシスコビッチとアンドリュー・ワットを迎え、現代的なサウンドと伝統的な楽器の絶妙なバランスを実現しました。

初心者向け:必聴ライブアルバム

Where the Light Is: John Mayer Live in Los Angeles - 三部構成で見せる多面的な才能

ノキア・シアターで行われた歴史的なコンサートを収録した2枚組ライブアルバム。

アコースティック・セット、ジョン・メイヤー・トリオ、そしてフルバンドという三部構成で、メイヤーの全ての魅力を堪能できる完璧なライブ作品です。

特に、トリオ編成での「Gravity」や「Slow Dancing in a Burning Room」は、スタジオ版を遥かに凌駕する感動的な演奏として語り継がれています。ギター雑誌『Guitar World』は「現代ライブアルバムの最高峰」と評し、エリック・クラプトンは「これほど完璧なライブ演奏は滅多に聴けない」と絶賛しました。

Any Given Thursday - 初期の輝きを捉えた貴重な記録

created by Rinker
Legacy

シカゴのオークランド・シアターで行われた2002年のコンサートを収録。

デビュー間もないメイヤーの生のエネルギーと、観客との一体感が見事に捉えられています。「No Such Thing」「Your Body Is a Wonderland」「3x5」など、『Room for Squares』の楽曲を中心とした構成で、アコースティック・ギター1本で魅了する若きアーティストの姿が記録されています。

このライブでの「Covered in Rain」は12分に及ぶ圧巻の演奏で、メイヤーのギタリストとしての才能を決定づけた伝説的パフォーマンスとして知られています。

番外編:ジョン・メイヤー・トリオ

Try! - ブルース・ロックの新たな地平

created by Rinker
ソニーミュージックエンタテインメント

スティーヴ・ジョーダン(ドラムス)、ピノ・パッラディーノ(ベース)と結成したパワートリオの唯一のライブアルバム。「Vultures」「Try!」「Come When I Call」など、ソングライター・メイヤーとは一線を画すブルース・ロックの傑作が収録されています。

ジミ・ヘンドリックスやクリームからの影響を色濃く反映させながら、現代的なアプローチで蘇らせたサウンドは、ロック・ファンにも強い印象を残しました。

このトリオ編成でのメイヤーは、まさに「ギタリスト」としての真価を発揮。特に「Try!」でのギターソロは、テクニックと感情の完璧なバランスを示した現代ブルース・ロックの名演として評価されています。

残念ながら1枚のアルバムのみで活動は終了しましたが、その後のメイヤーの音楽性に大きな影響を与えた重要なプロジェクトでした。このトリオでの経験が、後の『Continuum』での音楽的飛躍の土台となったのです。

初心者向けジョン・メイヤー入門

ジョン・メイヤーの魅力とは?

「技術だけでは音楽は生まれない。感情だけでも音楽は完成しない。メイヤーは、その両方を完璧に備えた稀有なアーティストだ」。ギタリストのジョー・ボナマッサのこの評価が、メイヤーの魅力を端的に表しています。

彼の最大の武器は、現代的なソングライティング能力と、ブルース・ギターの伝統を融合させる才能です。B.B.キング、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、ジミ・ヘンドリックスといった巨匠たちの技法を深く研究しながら、決して模倣に留まらず、自身の音楽語法として昇華させています。

また、メイヤーの歌詞世界も特筆すべき魅力です。恋愛感情の機微を繊細に描写する一方で、社会問題に対する鋭い洞察も示します。「Daughters」では父娘関係の重要性を歌い、「Waiting on the World to Change」では若者世代の社会への想いを代弁しました。

さらに、ライブパフォーマーとしての魅力も見逃せません。スタジオ録音を遥かに超える即興演奏で、毎晩異なる音楽体験を提供する姿勢は、真のミュージシャンの証といえるでしょう。

ジョン・メイヤーのアルバムの選び方

メイヤーのアルバムを選ぶ際は、まず自分の音楽的好みを考えてみましょう。

アコースティック・ポップスが好きな方には、初期の『Room for Squares』や『Heavier Things』がおすすめです。内省的な歌詞と美しいメロディに魅力を感じるでしょう。

ブルース・ロックに興味がある方には、『Continuum』や『Try!』(ジョン・メイヤー・トリオ)が最適です。メイヤーのギタリストとしての真価を存分に味わえます。

カントリー・フォークの要素を求める方には、『Born and Raised』や『Paradise Valley』をお勧めします。アメリカーナの伝統を現代的に解釈した楽曲が並んでいます。

初心者の方は、まずライブアルバム『Where the Light Is』から始めることをお勧めします。ほぼ、ベスト盤的な選曲になっていますし、メイヤーの多面性を一度に体験でき、その後どのスタジオアルバムに進むかの指針となるでしょう。

ジョン・メイヤーのアルバム売上とその影響

メイヤーの商業的成功は印象的です。全世界で2,000万枚以上のアルバムセールスを記録し、グラミー賞を7回受賞。特に『Continuum』は500万枚以上を売り上げ、現代ブルース・アルバムとしては異例の成功を収めました。

しかし、彼の真の影響力は売上数字を超えたところにあります。2000年代以降のギター音楽復権において、メイヤーの果たした役割は計り知れません。エド・シーラン、ショーン・メンデス、チャーリー・プースなど、多くのシンガーソングライターが彼からの影響を公言しています。

また、デッド&カンパニーでの活動は、ジャム・バンド・シーンに新たな可能性をもたらしました。グレイトフル・デッドの楽曲を現代的に解釈し、異なる世代の音楽ファンを繋ぐ架け橋となっています。

さらに、SNS時代のミュージシャンとしての先駆的な活動も注目されます。Instagram Liveでの気軽な演奏配信や、ファンとの直接的なコミュニケーションは、音楽業界におけるアーティストとファンの関係性を変革しました。

教育面でも、バークリー音楽大学での講義や、YouTubeでのギター・レッスン動画により、次世代のミュージシャン育成に貢献しています。メイヤーの影響を受けたギタリストたちが、現在世界各地で活動していることは、彼の音楽的遺産の豊かさを物語っています。

まとめ:初心者がジョン・メイヤー聴くなら、この名盤とライブ盤から!

created by Rinker
ソニーミュージックエンタテインメント

「ギターは僕の第二の声だ。時には第一の声よりも雄弁に語ることがある」

メイヤー自身のこの言葉通り、彼の音楽には言葉を超えた感情の豊かさが込められています。技術と情熱、伝統と革新、内省と社会性―一見相反する要素を自然に融合させる稀有な才能こそが、現代音楽シーンにおけるメイヤーの独自のポジションを確立しているのです。

ジョン・メイヤーの音楽世界への第一歩として、まずライブアルバム『Where the Light Is』をお勧めします。アコースティック、トリオ、フルバンドという三つの異なる編成で、メイヤーの多面的な魅力を一度に体験できる完璧な入門盤です。続いて、ブルースの深みを味わいたい方は『Continuum』を、ポップス的な親しみやすさを求める方は『Room for Squares』をお選びください。

そして、メイヤーの芸術的な到達点を味わいたい方のために、5枚の傑作アルバムが待っています。革新的なデビュー『Room for Squares』、ブルースの傑作『Continuum』、心の真実『Battle Studies』、音楽的実験『Born and Raised』、そして集大成の『The Search for Everything』。これらのアルバムは、現代のギター音楽の可能性を拡げた貴重な記録なのです。

番外編として、ジョン・メイヤー・トリオの『Try!』も見逃せません。ソングライターとしてのメイヤーとは全く異なる、ピュアなブルース・ロッカーとしての姿を堪能できる貴重な1枚です。

「音楽は魂の言語であり、ギターはその最も美しい方言の一つだ」。音楽評論家のロバート・パーマーのこの言葉通り、メイヤーのギターは現代において最も美しく雄弁な音楽言語の一つといえるでしょう。

さあ、あなたも今日から、この現代のギターマスターが織りなす音楽の旅を始めてみませんか?コネチカット州の小さな町で生まれた夢が、世界中の音楽ファンの心を揺さぶり続ける奇跡を、ぜひあなた自身の耳で確かめてください。

【関連記事】

現代ギター界の巨匠、ジョン・メイヤー:ブルース魂を持つギターヒーロー

ジョン・メイヤーの名曲21選!アコースティックからブルースまで厳選

-ポップス
-