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ポップス

マライア・キャリーの名曲ベスト21!代表曲からバラードまでタイプ別に厳選

「名曲ベスト21 Mariah Carey 人気・代表曲」と記載したアイキャッチ

美しい5オクターブの歌声、クリスマスの女王、90年代R&Bの象徴—。
R&B、ポップス、バラード、ヒップホップまで、ジャンルを自在に横断しながら19曲のNo.1ヒットを生み出し、2億枚以上のアルバムを売り上げたマライア・キャリー(Mariah Carey)

彼女の圧倒的な歌唱力は「The Voice」と呼ばれ、ホイッスルボイスという超高音技法で多くのアーティストに影響を与えました。1990年のデビュー曲「Vision of Love」で業界に衝撃を与え、Whitney HoustonやCelineのような歌姫たちと肩を並べる存在へ。

そして何より、彼女が生み出す曲の数々は、失恋の夜に心を癒し、新しい恋の始まりを後押しし、人生の大切な瞬間に寄り添い続けてきました。圧倒的な歌唱力、革新的なサウンド、そして心に響く歌詞—。今回は、そんなマライアの魅力が詰まった珠玉の21曲を、曲調やタイプ別にご紹介します。

マライア・キャリーの代表曲

Vision of Love

1990年にリリースされた、19歳のマライアが世界に衝撃を与えたデビュー曲

デビューアルバム『Mariah Carey』に収録され、ビルボードHot100で4週連続1位を獲得。当時レコード会社の受付として働いていた彼女のデモテープが、後のCBSレコード社長トミー・モトラの耳に届いたことから、この伝説は始まりました。圧倒的な声量とホイッスルレジスターの使用は、後のR&B界に多大な影響を与え、ビヨンセやアリアナ・グランデも影響を受けたアーティストとして彼女の名を挙げています。

「この曲を聴いた時、歌手になりたいと思った」という声も多く、90年代の女性ヴォーカリストの指標となりました。

All I Want for Christmas Is You

1994年発売。クリスマスソングの定番として不動の地位を確立した名曲。4thアルバム『Merry Christmas』からのシングルカット。

作詞作曲はマライア本人と売れっ子プロデューサーのウォルター・アファナシエフが手がけ、わずか15分で楽曲の基礎が完成したというエピソードは有名です。2023年までに累計収益100億円を超え、毎年クリスマスシーズンになるとストリーミング再生数が急上昇。音楽史上、最も成功したホリデーソングの一つとして認められています。

発売から約30年経った今でも、世界中のクリスマスパーティーで愛され続けている稀有な楽曲です。

We Belong Together

2005年、マライアの10thアルバム『The Emancipation of Mimi』収録の楽曲で、彼女の"復活"を告げた記念碑的な1曲。

2000年代前半の低迷期を経て、再びトップアーティストの座を取り戻すきっかけとなりました。ビルボードHot100で14週連続1位を記録し、2005年の年間チャート1位も獲得。グラミー賞では最優秀R&B楽曲賞を受賞。LA Reid、ジャーメイン・デュプリとの共同プロデュースによる洗練されたR&Bサウンドと、失恋の痛みを歌い上げる歌詞が多くの人々の心を捉えました。

マライア史上、最も大人っぽくスモーキーに歌い上げている名曲!

Fantasy

1995年、5thアルバム『Daydream』からのリードシングルで、トム・トム・クラブの「Genius of Love」をサンプリングした革新的な楽曲。

ヒップホップとポップスの融合という、当時としては斬新なアプローチを試みた意欲作です。初週からビルボードHot100の1位でデビューを果たした初の女性アーティストとして記録を打ち立てました。後にOl' Dirty Bastardをフィーチャーしたリミックスバージョンも大ヒット。このコラボレーションは、ポップスとヒップホップの架け橋となる先駆的な試みとして貴重な一曲。

Hero

1993年リリース、3rdアルバム『Music Box』収録の感動的なバラード。グロリア・エステファン向けに書かれた楽曲でしたが、トミー・モトラの勧めでマライア自身が歌うことになったという裏話も。

自己肯定と希望のメッセージを込めた歌詞は、9.11のチャリティーイベントでも歌われ、困難な時期を乗り越える力を人々に与えました。学校の卒業式や感動的な場面で歌われることも多く、世代を超えて愛され続けている楽曲です。

Emotions

1991年、2ndアルバム『Emotions』のタイトル曲として発表。70年代のディスコサウンドから影響を受けた明るく躍動感のある楽曲で、特にサビでの超高音域ホイッスルノートの連続使用は、マライアの技術的な卓越性を示す代表例として語り継がれています。

この曲でビルボードHot100 1位を獲得し、デビューからの5曲連続1位という記録を打ち立てました。ライブパフォーマンスでは、その場で即興的にホイッスルノートを披露することも多く、ファンの間で「エモーションズモーメント」と呼ばれる伝説的な瞬間を生み出しています。

マライアらしさがギュッと詰まった超名曲!

カッコいい曲

Honey

1997年、6thアルバム『Butterfly』のリードシングルとして発表。プロデューサーのパフ・ダディ&Q-Tipとタッグを組み、それまでの"お嬢様R&B"から脱却したターニングポイントとなった楽曲です。

ビルボードHot100で3週連続1位を獲得し、MVでは初めてダンスシーンに挑戦。スパイ映画のパロディ要素を取り入れた斬新な映像も話題を呼びました。Bad Boy流の洗練されたサウンドと、マライアの艶のある歌声が見事に調和した一曲として、多くのR&Bファンから支持を集めています。

Heartbreaker feat. Jay-Z

1999年、7thアルバム『Rainbow』収録。当時絶頂期にあったJay-Zとのコラボレーションが実現し、ヒップホップ界でのマライアの地位を確立した記念碑的な楽曲。Stacy Lattisawの「Attack of the Name Game」をサンプリングした中毒性の高いトラックは、DJ Clueがプロデュース。MVではマライアが天使と悪魔の二役を演じ、映画館でのカットシーンは特に印象的でファンの間で語り継がれています。ビルボードHot100で2週連続1位を獲得し、90年代最後の大ヒット曲となりました。

Touch My Body

2008年、11thアルバム『E=MC²』からのリード曲。トレメイン・ネヴァーソンとの共同プロデュースによる軽快なミディアムチューン。

ユーモアのある歌詞とキャッチーなメロディが特徴で、特にミュージックビデオでのジャック・マクブレイヤーとの共演シーンは話題を呼びました。この曲で通算18作目のビルボード1位を達成し、エルヴィス・プレスリーの記録を上回る快挙を成し遂げています。マライアの代表的なダンスチューンとして定着!

Obsessed

2009年、12thアルバム『Memoirs of an Imperfect Angel』の先行シングル。エミネムとの確執を巧みに歌詞に織り込んだディス曲として大きな話題を呼びました。

MVではマライア自身が男装して出演し、その変装の完成度の高さにも注目が集まりました。The-Dreamとトリッキー・スチュワートによるダークでミニマルなプロデュースと、クールなボーカルアプローチが新たなマライア像を印象付けた一曲です。Billboard Hot 100で7位を記録し、アーバン・コンテンポラリー部門でも高い評価を得ています。

Shake It Off

2005年、『The Emancipation of Mimi』からの3枚目のシングル。ジャーメイン・デュプリとBryan-Michael Coxによる洗練されたストリート系のトラックと、失恋を前向きに歌い上げる歌詞が特徴的。

「We Belong Together」と同時期にリリースされ、マライアの2000年代における黄金期を象徴する楽曲となりました。Billboard Hot 100で2位を記録し、R&Bチャートでは2週連続1位を獲得。パーティーシーンでも定番となっており、強いメッセージ性とダンサブルなビートの組み合わせがクール!

バラードの名曲

Without You

1994年、3rdアルバム『Music Box』に収録されたカバー曲。Badfinger原曲、Harry Nilssonでヒットした名曲を、マライアならではの表現力で歌い上げました。

特にサビでの圧倒的な高音パートは、原曲とは異なる壮大なスケール感を生み出し、世界中で大ヒット。イギリスでは4週連続1位を記録し、ヨーロッパでのマライアの知名度を一気に高めました。失恋の痛みを歌った歌詞の普遍性と、彼女の力強い歌唱が見事に調和した代表的なバラードとして、カラオケでも定番ナンバー♪

My All

1997年、アルバム『Butterfly』収録。ラテンテイストを取り入れた情熱的なバラードで、秘密の恋愛を歌った歌詞が多くの人々の心を捉えました。

当時の夫トミー・モトラとの関係悪化を背景に書かれたと言われており、切なさと情熱が交錯する歌唱は聴く者の心を揺さぶります。アコースティックギターの印象的なイントロから始まり、サビで展開される壮大なストリングスアレンジも聴きどころ。ビルボードHot100で13作目の1位を獲得し、90年代を代表するバラード曲のひとつ!

Love Takes Time

1990年、デビューアルバム『Mariah Carey』の2ndシングル。すでにアルバムの制作が完了していましたが、マライアがこの曲のデモを聴かせたトミー・モトラが即座にアルバムへの追加を決断したという逸話を持つ1曲です。

作詞作曲をマライア自身が手がけ、若干20歳とは思えない深い感情表現で聴く者を魅了。ビルボードHot100で2作連続の1位を獲得し、新人離れした表現力とソングライティング能力で音楽界に衝撃を与えました。サウンドデザインやアレンジ的には、80年代バラードの名残りがあって懐かしい温かさを感じますね。

Always Be My Baby

1995年、アルバム『Daydream』からのシングル。甘く切ない失恋ソングながら、どこか希望を感じさせるメロディラインが特徴的。ジャーメイン・デュプリとの初コラボレーション作品で、R&Bテイストを残しながらもポップな親しみやすさを併せ持つ楽曲に仕上がっています。

ビルボードHot100で2週連続1位を獲得し、30年近く経った今でも結婚式やラブソングの定番として愛され続けています。MVでのキャンプ場でのシーンも印象的で、90年代を代表するミュージックビデオの一つとして語り継がれています。

One Sweet Day with Boyz II Men

1995年、アルバム『Daydream』収録。亡くなった大切な人への思いを綴った楽曲で、マライアと Boyz II Menの両者が実際に経験した喪失体験から生まれました。

両者の完璧なハーモニーと深い感情表現は、天にも届きそうな美しさ。ビルボードHot100で16週連続1位という、当時の最長記録を樹立。この記録は2019年まで破られることはありませんでした。グラミー賞にもノミネートされ、90年代を代表するバラード曲として音楽史に深く刻まれています。

I'll Be There

1992年、MTVアンプラグドでのライブパフォーマンスがきっかけでシングルカットされたJackson 5のカバー曲。トリー・ロリンとの繊細なデュエットが魅力的で、原曲の持つピュアな魅力を損なうことなく、マライアならではの表現力で新たな解釈を加えることに成功しました。

このライブバージョンはビルボードHot100で1位を獲得し、彼女の歌唱力の高さを改めて世界に示すことになりました。アコースティックアレンジの美しさと、抑制の効いた歌唱は鳥肌モノです!

デュエット曲

When You Believe with Whitney Houston

1998年、アニメーション映画『プリンス・オブ・エジプト』のサウンドトラックとして制作。90年代を代表する二大ディーバが初めて手を組んだ歴史的な1曲です。

制作当初は二人の歌唱力を競わせるような楽曲が期待されましたが、バビーフェイス&スティーブン・シュワルツの手により、むしろ両者の声が調和する優美なバラードとして仕上がりました。アカデミー賞主題歌賞を受賞し、ビルボードHot100でも15位を記録。特に映画のテーマである「信じる力」を、二人の歌声が見事に表現!

Thank God I Found You feat. Joe & 98 Degrees

1999年、アルバム『Rainbow』からのシングル。当時人気絶頂だったR&BシンガーのJoeとポップグループ98 Degreesをフィーチャーした壮大なラブバラード。DJ Clueとケリー・プライスが手がけたプロデュースで、90年代末期のR&Bサウンドを代表する洗練された仕上がりとなっています。

ビルボードHot100で1位を獲得し、これがマライアの15作目の1位となりました。特にライブパフォーマンスでの三者のハーモニーは絶賛され、今でもファンの間で語り継がれている伝説ソング♪

I Know What You Want with Busta Rhymes

2002年、Busta Rhymesのアルバム『It Ain't Safe No More…』に収録。ヒップホップとR&Bを融合させた斬新なデュエット曲で、両者の異なる個性が絶妙なバランスで調和しています。

リリース当時、マライアは音楽的な転換期にありましたが、この曲でのBustaとのケミストリーは多くの音楽ファンを魅了。ビルボードHot100で3位を記録し、ミュージックビデオは両者の艶のある演技も話題に。後のヒップホップアーティストとのコラボレーションの先駆けとなった重要な一曲です。

Up Out My Face feat. Nicki Minaj

2010年、アルバム『Memoirs of an Imperfect Angel』のリミックス版に収録。当時新進気鋭のラッパーだったNicki Minajとタッグを組んだ意欲作。The-DreamとTricky Stewartによるプロデュースで、遊び心のある歌詞とポップなサウンドが特徴的です。

MVでは二人がバービー人形に扮するなど、ユーモアのある演出も話題を呼びました。チャートでの大きな成功には恵まれませんでしたが、その後のフィメール・ラッパーとのコラボレーションの道を開いた先駆的な試みとして、音楽史的な価値が再評価されています。

マライア・キャリーの名曲紹介:まとめ

1990年、たった19歳の少女が放った「Vision of Love」から、音楽の歴史は大きく動き始めました。

90年代初頭、R&Bとポップスの境界線を曖昧にした彼女のクロスオーバー戦略は、音楽業界の新たなビジネスモデルを創出しました。さらに、「Fantasy」でのOl' Dirty Bastardとのコラボレーションは、ポップスとヒップホップの融合という、現代の音楽シーンの先駆けに!

作詞作曲家としての才能もズバ抜けたセンスを誇ります。失恋の痛みを歌った「We Belong Together」から、希望と自己肯定のメッセージを込めた「Hero」まで、彼女の紡ぎ出す歌詞は、まるで私たちの心の内を覗き見たかのような共感性を持っていますよね!

ヴォーカリストとしての技術的な革新性も見逃せません。人間離れしたホイッスルボイスの活用は、アリアナ・グランデやビヨンセなど、次世代のディーバたちに大きな影響を与えました。彼女が切り拓いた表現技法は、現代のヴォーカリストたちの"教科書"となっているのです。

マライア・キャリーは音楽の可能性を広げ続けるイノベーターであり、世代や人種、ジャンルをシームレスに超えて人々の心を結ぶキュレーターでもあるのです!

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