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ロック

エルヴィス・プレスリーの名曲20選!代表曲からバラードまで全キャリアから厳選

「名曲ベスト20 Elvis Presley 人気・代表曲」と記載したアイキャッチ

20世紀の音楽史を塗り替えた"キング・オブ・ロックンロール"、エルヴィス・プレスリー。

1954年にサン・レコードでデビューしてから1977年に惜しまれながら世を去るまで、わずか23年間の活動期間で残した楽曲の数々は、今なお世界中の音楽ファンの心を震わせ続けています。

ミシシッピ州テューペロの貧しい家庭に生まれた青年が、いかにして音楽界の皇帝となったのか。カントリー、R&B、ゴスペル、ポップスを融合させた革新的なサウンド。官能的でありながら純粋無垢な歌声。そして、圧倒的なステージパフォーマンス。エルヴィスの魅力は、アメリカ文化そのものを変革する力を持っていました。

彼の楽曲は、反抗精神に満ちた初期のロックンロールから、深い信仰心を表現したゴスペル、そして成熟した大人の男性の心境を歌ったバラードまで、実に幅広いスペクトラムを持っています。今回は、そんなエルヴィス・プレスリーの偉大なる音楽遺産の中から、20の不朽の名曲をご紹介します。キングが残した永遠の歌声の軌跡を、一緒に辿ってみましょう♪

エルヴィス・プレスリーの代表曲

エルヴィス・プレスリーの代表曲として、まず外せないのが以下の6曲です。ロックンロールの歴史を刻んだ不朽の名曲をご紹介します。

Heartbreak Hotel

1956年1月27日にリリースされたエルヴィスの初のRCAレコード作品。

プロデューサーのスティーヴ・ショールズと作曲者のメイ・ボーレン・アクストンが手がけた本作は、エルヴィスの全国デビューを飾る記念すべき楽曲となりました。

独特のエコーが効いたボーカルと、寂寥感漂う歌詞が特徴的です。Billboard Hot 100で7週連続1位を獲得し、カントリーチャートでも1位、R&Bチャートでも5位を記録するという史上初のクロスオーバーヒットを達成。この成功により、エルヴィスは一躍全米のスターダムへと駆け上がりました。

Hound Dog

1956年7月13日にリリースされたダブルA面シングル。「Hound Dog」はビッグ・ママ・ソーントンのR&Bナンバーのカバー、「Don't Be Cruel」はオーティス・ブラックウェルの楽曲で、両曲ともBillboard Hot 100で11週連続1位という驚異的な記録を樹立しました。

特に「Hound Dog」での激しいパフォーマンスは、当時のアメリカ社会に大きな衝撃を与え、エド・サリヴァン・ショーでの腰の動きは物議を醸しました。この2曲で、エルヴィスの代名詞とも言える野性的で官能的なスタイルが確立されました。

Love Me Tender(ラブミーテンダー)

1956年9月24日にリリースされた、エルヴィス初の映画主題歌。南北戦争を舞台とした同名映画のために書かれた本作は、それまでのロックンロールとは一線を画すバラード調の楽曲でした。

19世紀の民謡「Aura Lee」をベースに、ヴェラ・マッツンとエルヴィス自身が新たな歌詞を付けました。Billboard Hot 100で4位を記録し、エルヴィスの音楽的多様性を世に知らしめた重要な作品となりました。

Jailhouse Rock(監獄ロック)

1957年9月24日にリリースされた映画主題歌。リーバー&ストーラーが手がけた本作は、エルヴィスのロックンロールナンバーの中でも特に完成度が高い楽曲として評価されています。

Billboard Hot 100で7週連続1位を獲得し、映画でのダンスシーンと合わせて、エルヴィスの代表的パフォーマンスとして語り継がれています。ローリング・ストーン誌の「史上最高の500曲」にも選出され、ロックンロールの古典として不動の地位を築いています。

バッキングのハネ感がシャッフル/スウィング↔ストレートの間を絶妙にブレンドされていて、独特のグルーヴを生み出していますね!

Can't Help Falling in Love(好きにならずにいられない)

1961年10月1日にリリースされた映画「ブルー・ハワイ」の主題歌

ジョルジュ・デヴィッド・ワイス、ヒューゴ・ペレッティ、ルイージ・クレアトーレによって書かれた本作は、18世紀フランスの恋愛歌「Plaisir d'amour」をベースにしています。エルヴィスの代表的バラードとして愛され続け、Billboard Hot 100で2位を記録。

後に数多くのアーティストによってカバーされ、結婚式の定番曲としても親しまれています。エルヴィスのコンサートでは必ずアンコールで歌われる特別な楽曲でした。

Suspicious Minds

1969年8月26日にリリースされた、エルヴィスの生涯最後のBillboard Hot 100第1位獲得曲。

マーク・ジェイムズが作詞作曲し、メンフィスのアメリカン・スタジオで録音されました。複雑な恋愛関係を歌った歌詞と、ドラマチックなアレンジが特徴的です。プロデューサーのチップス・モーマンの巧みなプロデュースにより、60年代後期のエルヴィスの円熟した歌唱力が遺憾なく発揮された名作となりました。

個人的にも、エルヴィスソングの中で好きな曲TOP3に入る!

ロックンロール曲

エルヴィスが「キング・オブ・ロックンロール」と呼ばれる所以となった、パワフルで革新的なロックンロールナンバーをご紹介します。

That's All Right

1954年7月5日、サン・レコードで録音されたエルヴィス最初の商業録音。

アーサー・クルーダップのブルースナンバーをカントリー調にアレンジした革新的な楽曲で、ロックンロール誕生の瞬間を刻んだ歴史的作品です。プロデューサーのサム・フィリップスが「これだ!」と叫んだという伝説のセッションから生まれました。地元ラジオ局での初回オンエア時には、リクエストが殺到したという逸話が残っています。

Blue Suede Shoes

1956年に、ロカビリーの王と呼ばれていたカール・パーキンスのオリジナルをカバー

エルヴィス版は同年のデビューアルバムに収録され、彼の代表的ロックンロールナンバーの一つとなりました。軽快なリズムと印象的な歌詞で、1950年代のアメリカ青年文化を象徴する楽曲として親しまれています。エド・サリヴァン・ショーでのパフォーマンスでは、腰の動きが物議を醸したことでも有名です。

Good Luck Charm

1962年2月27日にリリースされたミディアムテンポロックンロール。

アーロン・シュローダーとウォーリー・ゴールドが作詞作曲した本作は、Billboard Hot 100で5週連続1位を獲得しました。キャッチーなメロディとエルヴィスの軽やかな歌声が魅力的で、60年代前期の彼の代表的な楽曲の一つとなっています。

A Little Less Conversation

1968年の映画「Live a Little, Love a Little」のために録音された楽曲。

当初はシングルカットされず埋もれた楽曲でしたが、2002年にJXLによるリミックス版が世界的大ヒットを記録し、再評価されました。ファンキーなグルーヴと張りのあるホーンセクション、エルヴィスのクールなボーカルは、彼の隠れた名曲として多くのファンに愛されています。

Burning Love

1972年8月1日にリリースされた、エルヴィス後期の代表的ロックポップナンバー。

デニス・リンデが作詞作曲した本作は、Billboard Hot 100で2位を記録し、70年代のエルヴィスの健在ぶりを示しました。力強いボーカルと推進力のあるドライビングなリズムが特徴的で、ライブでも定番曲として演奏されていました!

ゴスペル曲

深い信仰心を持っていたエルヴィスにとって、ゴスペル音楽は特別な意味を持っていました。魂の奥底から湧き上がる祈りを歌った珠玉の名曲をご紹介します。

He Knows Just What I Need

1957年に録音されたゴスペルナンバー。

エルヴィス自身のアレンジによる深い祈りの歌で、彼の信仰心の深さを感じさせる楽曲です。商業的リリースはされませんでしたが、プライベート録音として残された貴重な音源の一つとして、後年ファンの間で高く評価されています。

How Great Thou Art

1967年のアルバム『How Great Thou Art』に収録された代表的ゴスペルナンバー。

スウェーデンの賛美歌をベースにした本作で、エルヴィスは1967年にグラミー賞「最優秀宗教音楽録音賞」を受賞しました。荘厳なアレンジと、魂を込めた歌声が印象的な、彼のゴスペル楽曲の代表作です。ライブでも頻繁に歌われ、観客を感動の渦に巻き込みました。

You'll Never Walk Alone

1968年の「'68 Comeback Special」で披露されたゴスペルスタンダード。

ロジャース&ハマースタインのミュージカル「回転木馬」からの楽曲を、エルヴィスが独自にアレンジしました。深い慰めと希望のメッセージを込めた歌唱は、多くのリスナーの心に深い感動を与えました。

He Touched Me

1972年のアルバム『He Touched Me』のタイトル曲。

ビル・ゲイザーが作詞作曲した本作で、エルヴィスは2度目のグラミー賞「最優秀宗教音楽録音賞」を受賞しました。神の愛への感謝を歌った歌詞と、エルヴィスの心からの歌声が完璧に調和した傑作です。

エンターテイナーとしてのエルヴィスとは異なる、一人の信仰深い男性としての素顔が垣間見えます。彼にとってゴスペル音楽は、単なる音楽ジャンルを超えた、魂の支えであり、生きる意味そのものだったのです。

バラード

エルヴィスの優しく包み込むようなバラードは、多くの人々の心を癒し続けています。愛と人生を歌った感動的な名曲をご紹介します。

Love Me

1956年8月24日にリリースされた直球バラード。

リーバー&ストーラーによって書かれた本作は、Billboard Hot 100で2位を記録しました。エルヴィスの甘い歌声と、シンプルながら突き刺さるメッセージ性にうっとりです!リリース後には多くのアーティストによってカバーされ、ラブソングの名曲として愛され続けています。

It's Now or Never

1960年7月5日にリリースされたロマンティック・バラード

イタリアの名曲「O Sole Mio」をベースに、アーロン・シュローダーとウォーリー・ゴールドが英語詞を付けました。Billboard Hot 100で5週連続1位を獲得し、世界的にもヒットしました。エルヴィスの表現力豊かな歌唱が光る、60年代前期の代表的バラードです。

Are You Lonesome Tonight?

1960年11月1日にリリースされた、エルヴィスの代表的フォークバラードの一つ。

1926年にアル・ジョルソンが歌った楽曲のカバーで、中間部の語りかけるような部分が特に印象的です。Billboard Hot 100で6週連続1位を獲得し、エルヴィスのバラード歌手としての才能を広く知らしめました。現代でも深夜のラジオで流れる定番曲として、長年愛され続けています。

My Way

エルヴィスがライブで頻繁に歌った楽曲で、1973年の衛星中継コンサート「Aloha from Hawaii」でも披露されました。

フランク・シナトラの代表曲として知られる本作を、エルヴィス独自の解釈で歌い上げました。人生への誇りと後悔を歌った歌詞は、晩年のエルヴィス自身の心境とも重なり、多くのファンの心を打ちました。

エルヴィス・プレスリーという一人の男性の、愛への憧れ、人生への思い、そして深い人間性が込められていますね。ロックンロールの革命児であると同時に、繊細な感情を歌い上げるバラード歌手でもあった彼の魅力がギュッと凝縮されている!

まとめ

「音楽は国境を越え、時代を超える」——エルヴィス・プレスリーの楽曲を通して改めて実感するのは、この普遍的な真実です。本記事でご紹介した20曲は、彼が遺した膨大な音楽遺産のほんの一部に過ぎませんが、その中には確実に、20世紀最大のエンターテイナーの魂が刻み込まれています。

「That's All Right」でロックンロールの扉を開いた革命児から、「How Great Thou Art」で神への讃美を歌う敬虔な信者、「Can't Help Falling in Love」で永遠の愛を誓うロマンティストまで——エルヴィスの音楽的人格は、実に多面的でした。しかも、それらすべてが決して表面的な演技ではなく、彼の生き様そのものから自然に湧き出た真実の表現だったのです。

白人と黒人の音楽を融合させた「That's All Right」は、人種の壁を音楽で乗り越えた歴史的瞬間でした。また、「Hound Dog」でのセクシャルなパフォーマンスは、保守的だった1950年代のアメリカ社会に衝撃波を与え、若者文化の新たな時代を切り開きました。エルヴィスは単なるミュージシャンではなく、社会の変革者でもあったのです。

そして何より感動的なのは、どんなに世界的スターになっても失われることのなかった、彼の純粋さと謙虚さです。ゴスペル楽曲での真摯な祈り、バラードでの深い愛情表現、そしてファンへの変わらぬ感謝の気持ち——これらはすべて、ミシシッピの貧しい少年時代から変わることのなかった、エルヴィスの本質的な美しさの現れでした。

1977年8月16日、わずか42歳でこの世を去ったエルヴィス・プレスリー。しかし、彼が残した音楽は、まさに不滅の輝きを放ち続けています。現代のポップスター、ロックミュージシャン、R&Bシンガーたちが、いまだに彼からインスピレーションを得ていることがその証拠です。

「キング・オブ・ロックンロール」——この称号は、単なる商業的成功を表すものではありません。それは、音楽の力で世界を変え、人々の心に永遠の感動を刻み続ける、真のアーティストにのみ与えられる栄冠なのです。エルヴィス・プレスリーの音楽は、これからも世代を超えて愛され続け、新しいファンの心を震わせ続けることでしょう。

Thank you, Elvis!!

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