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ロック

【必聴】デヴィッド・ボウイの名曲25選!人気の代表曲をタイプ別に厳選

「名曲ベスト25 David Bowie 人気 代表曲」と記載したアイキャッチ

音楽の世界に彗星のごとく現れ、半世紀以上にわたって音楽シーンを席巻し続けたデヴィッド・ボウイ。

彼の音楽はまるで望遠鏡に映る無数の星々のように、聴く度に新たな魅力を見せてくれる。
今回はそんなボウイの楽曲の中から、25曲の珠玉の名曲をピックアップして制作秘話を含めまとめてみた。

ロックからバラード、ファンクにソウル、さらには前衛的な実験音楽まで、ボウイの多彩な才能が織りなす音の宇宙へ、いざ出発してみよう!

代表曲 - ボウイの代名詞となる看板曲

1. Space Oddity

1969年にリリースされた「Space Oddity」は、デヴィッド・ボウイの名を一躍世に知らしめた曲です。

宇宙飛行士メジャー・トムの孤独な旅を描いたこの曲は、1969年のアポロ11号月面着陸の直前にリリースされ、時代の空気を見事に捉えた。BBCが月面着陸の際の番組でこの曲を使用したことでも話題となり、ボウイの名を一躍有名にした。宇宙という未知の世界への憧れと不安が、独特のメロディーラインと共に心に響く。

ボウイの初めての全英トップ5入りを果たし、彼のキャリアの礎を築いた一曲です。

2. Heroes

1977年のアルバム『Heroes』からタイトル曲「Heroes」。ベルリンの壁を背景に生まれたラブソング。

東西に分断された街で、壁を越えて愛し合う二人を描いた歌詞が胸を打つ。実は、ボウイがスタジオの窓から見かけたプロデューサーと彼の愛人がキスをしている姿にインスパイアされたという逸話も。壮大なサウンドスケープと共に、人々の心に希望の灯をともす名曲だ。

ボウイ自身もお気に入りの一曲で、ライブでも度々演奏されました。

3. Let's Dance

1983年にリリースされた「Let's Dance」は、同名アルバムのタイトル曲であり、ボウイの最大のヒット曲の一つです。

ナイル・ロジャースをプロデューサーに迎え、ダンサブルでポップなサウンドに仕上がった。この曲でボウイは、アートロックの枠を超えて、真のポップスターとしての地位を確立。MTV世代の心をつかみ、彼のキャリア最大のヒット曲となり全米1位を獲得しました。

この曲の成功により、ボウイは新たなポップアイコンとしての地位を確立することに。

4. Life on Mars?

「Life on Mars?」は1971年のアルバム『Hunky Dory』に収録された曲で、ボウイの初期の名作の一つです。

ピアノの印象的なイントロから始まるこの曲は、ボウイの天才的な作曲力が遺憾なく発揮されているのが最大の魅力。
映画のような壮大なストーリー性を持つ歌詞と、ドラマチックな展開が聴く者を魅了する。曲のアレンジにはミック・ロンソンのオーケストレーションが施され、壮大な雰囲気を醸し出しています。

実は、フランク・シナトラの「My Way」への対抗意識から生まれたという裏話も。時代を超えて多くのアーティストにカバーされ続ける、まさに不朽の名曲だ。

5. Changes

1971年のアルバム『Hunky Dory』に収録された「Changes」は、ボウイ自身の変化と進化を象徴する曲です。

変化し続けるアーティストとしてのボウイの姿勢を体現した曲で、「Ch-ch-ch-changes」という印象的なフレーズが耳に残る。この曲は、初めてチャートに入ったボウイの楽曲としても知られている。

後年、ボウイ自身が「若い頃の自分への皮肉」と語ったこともあるが、彼の音楽人生そのものを表現しているようでもある。

ロックな曲 - エネルギッシュなナンバー

1. Rebel Rebel

1974年のアルバム『Diamond Dogs』に収録された「Rebel Rebel」は、ボウイのロックアイコンとしての地位を確固たるものにしました。

グラムロックの代表曲として知られるこの曲は、ボウイがローリング・ストーンズへのオマージュとして書いたとされる。アンドロジナスな主人公を描いた歌詞と、キャッチーなギターリフ(ボウイ自身が演奏している)が特徴。

この曲でボウイは、自身が確立したグラムロックスタイルに別れを告げ、新たな音楽の冒険へと旅立つ決意を示した。

2. Suffragette City

1972年のアルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』からの「Suffragette City」。

パワフルなロックサウンドが特徴。実は、当初ミック・ロンソンにこの曲をあげようと考えていたが、最終的にボウイ自身が歌うことに。「Wham bam thank you ma'am!」という印象的なフレーズは、多くのファンの間で合言葉のように使われている。

一度聞いたら忘れられないインパクトがあります。

3. The Jean Genie

1972年にリリースされた「The Jean Genie」は、ブルースロックの影響を受けた曲で、ボウイの多様な音楽スタイルを示しています。

ルージーなリフが印象的なこの曲は、イギーポップへのオマージュとして書かれた。タイトルは、作家ジャン・ジュネにかけている。アメリカツアー中にバスの中で書かれたという逸話も。

ミュージックビデオでは、当時ボウイの恋人だったサイベル・シェパードも出演し、話題を呼んだ。
全英2位を記録し、彼の代表的なシングルの一つとなりました。

4. Diamond Dogs

1974年のアルバム『Diamond Dogs』のタイトル曲である「Diamond Dogs」は、ジョージ・オーウェルの『1984年』にインスパイアされたディストピア的な世界観を描いた曲。

当初はミュージカル化を目指していたが、オーウェルの未亡人から許可が下りず、アルバムとして発表された。
こちらもボウイ自身がギターを弾いており、彼のギタリストとしての才能も垣間見える1曲だ。

5. Ziggy Stardust

「Ziggy Stardust」は、1972年のアルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』に収録された曲で、ボウイの分身とも言える架空のロックスター、ジギー・スターダストを描いた曲。

ロックスターの栄光と没落を描いた歌詞は、後のロック史に大きな影響を与えた。
“天才”ミック・ロンソンの印象的なギターも聴きどころ。この曲は、ボウイのライブでも定番曲として長く愛され続けている。

バラード - David Bowie流の感動と洗練

1. Wild Is the Wind

1976年のアルバム『Station to Station』に収録された「Wild Is the Wind」は、ニーナ・シモンのバージョンに影響を受けたというジャズスタンダードのカバーだが、ボウイの歌唱力が遺憾なく発揮された名演。

繊細かつ情熱的、スモーキーな歌声に独特の肌触り感がある。また、この曲は後年のライブでもしばしば披露され、往年のファンからの評価も非常に高い。

2. As the World Falls Down

1986年の映画『ラビリンス』のサウンドトラックとして書かれた曲。

夢のような雰囲気の中に、ほのかな切なさが漂う。映画の中でボウイ演じるゴブリンの王ジャレスが歌うシーンは、多くの観客の心に焼き付いた。80年代のボウイらしい洗練されたAOR的なサウンドと、彼の優しい歌声が魅力的だ。

ボウイの繊細なボーカルと夢幻的なアレンジが融合し、ファンタジックな雰囲気を醸し出しています。

3. Letter to Hermione

1969年のアルバム『Space Oddity』に収録された「Letter to Hermione」は、元恋人へ宛てた手紙という設定の曲。

極めてパーソナルな歌詞と、アコースティックギターの優しい音色が心に染みる。
ボウイの若き日の素顔が垣間見える、珠玉のバラードだ。

4. Word on a Wing

1976年のアルバム『Station to Station』に収録された「Word on a Wing」は、ボウイが精神的な危機に直面していた時期に書かれた曲です。

神への祈りのような歌詞には、ボウイの苦悩と希望が込められている。
壮大なピアノの旋律と共に、絞り出すような魂の叫びが胸を打つ。後年、ボウイはこの曲を「絶望の中での希望の歌」と表現している。

5. Lady Grinning Soul

1973年のアルバム『Aladdin Sane』に収録された「Lady Grinning Soul」は、ピアノの高速アルペジオがとても印象的。

アメリカのソウル歌手クラウディア・レニアへのオマージュとされる。ジェームズ・ボンド映画のテーマ曲のような優雅さと、ボウイ特有の神秘性が見事に融合した1曲。彼の歌唱力の高さを示す好例としても知られている。

ファンク・ソウル - ボウイのリズムに酔いしれる

1. Fame

1975年のアルバム『Young Americans』に収録された「Fame」は、ジョン・レノンとの共作で生まれた曲。

バックビートが効いたファンキーなリズムと、皮肉の効いた歌詞が特徴。この曲でボウイは初めてアメリカでナンバーワンヒットを記録。
レノンのバックコーラスも聴きどころだ。fame」という単語を様々な音程で歌うエンディングは、特に印象的。

2. Young Americans

同じく1975年のアルバム『Young Americans』のタイトル曲である「Young Americans」は、フィラデルフィア・ソウルの影響を強く受けた曲。

サックスの印象的な演奏と、ゴスペル調のコーラスが特徴。アメリカの若者文化への興味と皮肉が込められた歌詞は、当時の社会を鋭く切り取っている。

デヴィッド・サンボーンのサックス、ルーサー・ヴァンドロスのバックコーラスなど、豪華ミュージシャンの競演も聴きどころだ。

3. Golden Years

1976年のアルバム『Station to Station』に収録された「Golden Years」は、ディスコ全盛期に発表された曲だが、ボウイらしい独特の雰囲気を持つ。

実は、エルヴィス・プレスリーに歌ってもらうつもりで書いたという逸話も。結果的にボウイ自身が歌うことになったが、彼のファルセットを使った歌唱が絶妙だ。

また、この曲は、後にQuentin Tarantinoの映画でも使用され、新たな注目を集めた。

4. Stay

1976年のアルバム『Station to Station』に収録された「Stay」は、ボウイのダーティー・ファンクの代表曲です。

複雑なリズムパターンと、カルロス・アロマーのファンキーなギターが印象的な曲。
ジャズロックの要素も取り入れた野心的な楽曲だ。

ライブでは長尺のジャムセッションに発展することも多く、ミュージシャンとしてのボウイの実力を示す好例となっている。

5. Fascination

1975年のアルバム『Young Americans』に収録された「Fascination」は、ルーサー・ヴァンドロスとの共作で生まれた曲。

粘っこくてグルーヴィーなリズムと、ボウイの伸びやかな歌声が魅力。この曲でボウイは、自身のソウルミュージックへの造詣の深さを示した。フィルターをガッツリかけたエレキギターのカッティングもエッジが立っていて素晴らしい。

ダンスフロアを沸かせる曲でありながら、歌詞には社会への皮肉も込められている。

実験的・前衛的な曲 - 革新的なボウイの試み

1. Blackstar

2016年のアルバム『Blackstar』のタイトル曲である「Blackstar」は、ジャズ、エレクトロニカ、アヴァンギャルドロックを融合させた野心的な楽曲。

10分に及ぶ長尺の楽曲構成と、死を予感させる歌詞が特徴。ボウイの死後、この曲に込められた彼からのメッセージ性が改めて注目を集めた。

まさに、最後まで音楽の革新者であり続けたボウイの集大成とも言える1曲だ。

2. Warszawa

1977年のアルバム『Low』に収録された「Warszawa」は、インストゥルメンタルの楽曲でブライアン・イーノとの共作で生まれた実験的な楽曲。

ポーランドの首都ワルシャワにインスパイアされた曲で、東欧の民族音楽的な要素と前衛的な電子音楽が融合している。
歌詞は意味のない言葉で構成されており、音そのものの持つ力を追求した。この曲は、多くのアンビエント音楽家に影響を与えた。

3. Art Decade

1977年のアルバム『Low』に収録された「Art Decade」は、インストゥルメンタル曲ながら、ボウイの実験精神が遺憾なく発揮された1曲。

ミニマルな電子音楽とアンビエントサウンドが融合し、独特の空間性を生み出している。タイトルは「70年代のアート」という意味と、「人工的な10年」という意味を掛けている。この曲は、後のエレクトロニック・ミュージックの先駆けとなった。

4. Sound and Vision

同じく1977年のアルバム『Low』からの「Sound and Vision」は、一見シンプルなポップソングに見えて、実は非常に実験的な楽曲。

前半はインストゥルメンタルが続き、ボーカルが入るのは1分半過ぎから。これは当時としては非常に斬新な楽曲構成だった。
また、マリー・ホプキンのバックコーラスも印象的。

この曲は、後にいくつかのCMソングとしても使用され、幅広い層に親しまれている。
セールスとしても全英シングルチャートで3位を記録。

5. Ashes to Ashes

1980年のアルバム『Scary Monsters (and Super Creeps)』に収録された「Ashes to Ashes」は、ボウイの代表曲「Space Oddity」の続編とも言える楽曲です。

しかし、サウンド的には80年代の新しい音楽性を取り入れた、前衛的な作品となっている。
ニューウェーブ、シンセポップの要素を取り入れつつ、歌詞では自身の過去との対話を行っているところがいかにもボウイらしい!

この曲は斬新なミュージックビデオも話題となり、全英1位を獲得しました。

まとめ:デヴィッド・ボウイの名曲群の楽しみ方

最後に、デヴィッド・ボウイの名曲を楽しむためのいくつかのヒントをお伝えしたいと思います。

まず、時代順に聴いてみるのも面白いでしょう。
60年代末の「Space Oddity」から始まり、70年代のグラムロックやソウル期、80年代のポップ路線、90年代以降の実験的な作品まで、ボウイの音楽的進化を追体験できます。彼の変幻自在な音楽スタイルの変遷を感じ取れるはずです。

また、アルバム単位で聴くのもおすすめです。特に『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』や『Low』、『"Heroes"』などのコンセプトアルバムは、一曲ずつよりもアルバム全体を通して聴くことで、より深い音楽体験が得られます。
《おすすめ記事:デヴィッド・ボウイの名盤TOP5

ボウイの音楽を聴く際は、その時代背景にも目を向けてみてください!
彼の音楽は常に時代の最先端を行くものでしたが、同時に当時の社会や文化を反映したものでもあります。そうした文脈を知ることで、楽曲の理解がさらに深まるはずです。

そして何より、先入観にとらわれず、オープンな心で聴くことが大切です。ボウイの音楽は時に難解に感じられるかもしれません。
しかし、それこそがボウイの魅力であり、彼の音楽が今なお多くの人々を魅了し続ける理由なのです。
※絵を見るように「感じる」ことが一番だと思います

音楽は個人的な体験です。この記事で紹介した曲以外にも、あなただけのお気に入りの曲が見つかるかもしれません!
ボウイの広大な楽曲リストをたっぷり聴き漁って、あなた自身のボウイ観を築いていってもらえたら嬉しいです。

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Emi

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