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ポップス

ジョン・レノンの名曲21選!代表曲からバラードまでタイプ別に厳選

「名曲ベスト21 John Lennon 人気・代表曲」と記載したアイキャッチ

「平和」を歌い、「革命」を説き、そして「愛」を探求し続けた男―ジョン・レノン。

ビートルズ時代の楽曲から、イマジンやハッピー・クリスマスといったソロ作品まで、彼の音楽は時代を超えて輝きを放っています。

かつてタイム誌は「20世紀で最も影響力のある100人」にジョン・レノンを選出。音楽だけでなく、反戦運動のアイコンとしても、彼の存在は現代に大きな影響を与え続けていますよね。ドキッとさせるような実験的なサウンドとストレートな歌詞で、社会への鋭い観察眼と批評精神を、大衆に届きやすい形で表現することに大成功したのです!

この記事では、そんなジョン・レノンのソロ時代の代表曲から隠れた名曲まで、21曲を厳選してご紹介します。キャッチーなロックナンバーから心に染み入るバラードまで、様々な魅力を持つレノンの楽曲の世界をお楽しみください♪

ジョン・レノンの代表曲

Imagine

1971年にリリースされた同名アルバム『Imagine』の収録曲で、もはや説明不要!?レノンのソロ作品の中で最も有名な楽曲!

シンプルなピアノの旋律と共に、国境も宗教も所有もない理想の世界を歌い上げました。妻のヨーコ・オノの詩集「グレープフルーツ」からインスピレーションを得て制作されたという逸話も。米ビルボードチャートで3位を記録し、2017年にはBMIより「センチュリー・アワード」を受賞。「平和の讃歌」として、今なお世界中で歌い継がれています。

Happy Xmas (War Is Over)

1971年12月にシングルとしてリリース。ベトナム戦争への反戦メッセージを込めたクリスマスソング。

ハーレム・コミュニティ聖歌隊の子供たちのコーラスが印象的で、毎年クリスマスシーズンになると世界中で再生回数が急上昇します。「戦争は終わった(もしあなたがそう望むなら)」というメッセージは、平和を願う普遍的な祈りとして毎年共感を呼んでいます。

Give Peace a Chance

1969年のベッドイン・プロテスト中に録音された初のソロシングル。

モントリオールのホテルの一室で即興的に作られ、その場に居合わせた人々と共に録音するという、まさにピースフルな制作過程も話題に。反戦運動のアンセムとして、デモや集会で頻繁に歌われました。シンプルな歌詞の繰り返しが、かえって強いメッセージ性を持つ楽曲に仕上がってますね!

(Just Like) Starting Over

1980年10月にリリースされた『Double Fantasy』のリードシングル。

5年間の音楽活動休止期間を経て発表された、まさに「新たな始まり」を告げる楽曲でした。1950年代のロックンロールへのオマージュが込められた明るいメロディと、ヨーコへの愛を率直に歌った歌詞が特徴。残念ながら、この曲が彼の生前最後のヒット曲となりました。

Woman

同じく『Double Fantasy』収録の名曲。「すべての女性への愛の手紙」として書かれ、特に妻のヨーコへの深い愛情が込められています。

レノンらしい率直な歌詞と、囁くような美しいメロディラインが多くの人々の心を捉えました。レコーディング時、レノンは完璧なボーカルを求めて何度も録り直したというエピソードにも思い入れ深さを感じますね。上品に重なるレイヤーアレンジも素晴らしい♪

Whatever Gets You Thru the Night

1974年の『Walls and Bridges』からのシングル。エルトン・ジョンをフィーチャーしたこの曲は、レノンのソロ作品で唯一、生前に米ビルボードチャート1位を記録しました。

レノンとエルトンの掛け合いのような歌唱と、サックスが印象的なアッパーチューンです。当時、エルトンとの約束で、チャート1位を取れば一緒にライブ演奏するという約束を果たすことになり、1974年11月のマディソン・スクエア・ガーデンでの共演が実現。これが、レノンの最後の公演となりました。

キャッチー&ロックなナンバー

Instant Karma! (We All Shine On)

1970年1月にシングルとしてリリースされた本作は、レコーディングから発売まで驚異の10日間という超スピード制作で生まれました。

「今すぐに起こる業(カルマ)」という仏教的概念をロックに昇華させた楽曲で、フィル・スペクターのプロデュースによる重厚なウォール・オブ・サウンドと歪まされたボーカルにパンチが効いてます!米ビルボードで3位、英国で5位を記録。「We all shine on」という印象的なコーラスは、ジョージ・ハリスンも参加して録音されました。制作の迅速さについて、レノンは「朝書いて、午後にレコーディングして、その日の夜にはプレスされた」と語っています。

Power to the People

1971年3月発売のシングル。労働者階級の権利を訴える力強いプロテストソング。

「パワー・トゥ・ザ・ピープル!」という力強いコールアンドレスポンス形式のコーラスは、デモや集会でも頻繁に使用されました。英国チャート11位、米国ビルボード11位を記録。当時の政治的な社会運動と密接に結びついた楽曲で、今でもCMや挿入歌として起用されることも多いナンバーです。

パワーを強調する意味だと思いますが、他の楽曲と比べてドラム(タム)が派手めにミックスされていますね!

Cold Turkey

1969年10月リリース。ヘロイン中毒からの離脱症状を赤裸々に描いた衝撃作。

レノンの絞り出すような生々しいボーカルと、エリック・クラプトンのギターソロが生み出す緊張感あふれるサウンドが強烈!BBCでは薬物を連想させる内容として放送を禁止されましたが、その禁止措置がかえって話題を呼びました。レノンは後に「これは私の最も正直な曲の一つ」と語っています。

Mind Games

1973年同名アルバムのタイトル曲。「心の戯れ」という概念を、キャッチーかつ幻想的なメロディーとサイケデリックなアレンジで表現。

もともとは1969年に「Make Love, Not War」というタイトルで書き始められた曲で、レノンお得意の平和のメッセージが込められています。米ビルボード18位を記録し、特にラジオでの再生回数が多かった楽曲。ファンからは「ビートルズ時代の実験的な楽曲の進化形」との評価も。

Nobody Told Me

1984年にポストモートアルバム『Milk and Honey』からシングルカット。

1980年に録音されていた未完成のデモテープを基に完成された楽曲です。「人生は奇妙なゲーム」というレノンらしい皮肉めいた歌詞と、軽快なリズム、ポップなメロディが特徴。死後発表された作品ながら、米ビルボード5位という高いチャート成績を記録。未完成のまま残された楽曲の中で最も完成度が高いとされ、没後に世に放たれた「レノンの新しい音楽の方向性を示唆する作品」として愛されています。

バラード・アコースティックな名曲

Mother

1970年の『John Lennon/Plastic Ono Band』収録。プライマルセラピーの影響を受けて制作された魂の叫びともいえる楽曲です。

幼少期に両親と別れなければならなかったレノンの深い心の傷が、生々しいまでに表現されています。葬式の鐘の音から始まり、最後は「Mama don't go, Daddy come home」という叫びで終わる構成には鳥肌立ちまくりですね。レノン史上最も感情的な作品の一つ!

Love

1970年に録音され、1982年の『The John Lennon Collection』で正式リリース。

たった1語のタイトルながら、愛の本質を探求した深遠な名曲。シンプルながら、レノンは「愛とは答えである」というメッセージを、飾り気のない言葉で表現。後にポール・マッカートニーは「ジョンらしい率直さと純粋さがある」と評しています。

Beautiful Boy (Darling Boy)

1980年の『Double Fantasy』収録。息子のショーン・レノンへの深い愛情を綴った父性愛の歌。「人生は起こることが起こっている間に過ぎていく」という有名な一節を含む歌詞は、人生の哲学としても広く引用されています。

子守唄のような優しいメロディとスティールパンなどトロピカルなサウンド、波の音などの環境音を取り入れた繊細なアレンジが印象的。レノンの最も優しい歌かも!?

Jealous Guy

1971年『Imagine』収録。もともとビートルズ時代に「Child of Nature」というタイトルで書かれた曲を改作したもの。

自身の嫉妬深さや不安を率直に告白した歌詞と、ウィスパーボーカルが印象的なサビが特徴です。後にロキシー・ミュージックがカバーしてヒットさせ、レノンの死後、英国チャート1位を記録。数多くのアーティストにカバーされ、バラードの名曲として高い評価を得ています。

Oh My Love

同じく『Imagine』収録。瞑想的な雰囲気を持つピアノバラード。

インドでの精神的な修行の影響を受けた歌詞と、東洋的な要素を含んだメロディラインが独特の味わい。ジョージ・ハリスンがギターで参加していることで、より人間味が増していますね。「目が開かれた時、私は風を見た」という印象的な歌い出しは、レノンの精神的な覚醒を表現したものとされています。

Stand By Me

1975年の『Rock 'n' Roll』収録。ベン・E・キングの名曲のカバー。

レノンならではの感情的な歌唱で、オリジナルとは異なる魅力を引き出しています。米ビルボードで20位を記録し、カバーバージョンとして高い評価を受けました。レコーディング時、レノンは「この曲は私の人生そのものだ」と語ったとされています。特にヨーコ・オノとの関係性を重ねて歌ったと言われ、オリジナルには無い切実さが感じられます。

隠れた名曲

#9 Dream

1974年『Walls and Bridges』収録の幻想的な楽曲。夢の中で聴いたというフレーズ「Ah! böwakawa poussé, poussé」を含む不思議な歌詞と、オーケストラルなアレンジが絡み合う一曲です。

レノンは「この曲は夢の中から来た。意味は分からないが、とても美しい」と語っています。9という数字はレノンの幸運の数字とされ、生まれた日(10月9日)にも関連していると言われています。米ビルボードで9位という、タイトルに相応しいチャート順位を記録。マニアの間では「レノンの最も詩的な作品」として評価が高く、その神秘的な魅力に取り憑かれているファンも多い!

Working Class Hero

1970年『John Lennon/Plastic Ono Band』収録。労働者階級出身のレノンが、現代社会の階級構造と教育システムを痛烈に批判した楽曲です。

アコースティックギター1本と歌声だけのミニマルなアレンジながら、その歌詞の過激さゆえに多くのラジオ局で放送を禁止されました。「彼らは君を十分バカにして、自分が賢いと思わせる」という歌詞は、今なお社会批評として色褪せていません。グリーン・デイなど後世のミュージシャンにも大きな影響を与え、プロテストソングの金字塔として評価されています。

God

同じく『John Lennon/Plastic Ono Band』収録。

「私は魔法を信じない」で始まり、ビートルズ、聖書、ヨガ、エルヴィスなど、あらゆる「信仰」を否定していく衝撃的な歌詞が特徴です。最後に「夢は終わった(The dream is over)」と宣言し、「私はただのジョンなんだ」と締めくくる構成は、ビートルズ解散後のレノンの精神的解放を表現したものとされています。

「ロック史上最も率直な自己告白の一つ」と形容されることが多く、アーティストの葛藤を赤裸々に描いた作品として高い芸術性を認められています。

How Do You Sleep?

1971年『Imagine』収録。かつての親友ポール・マッカートニーへの痛烈な批判を込めた問題作。

「カバーばかり作って何が面白い?」「昨日は全て終わった」など、辛辣な歌詞でポールを非難しています。ジョージ・ハリスンがスライドギターで参加していることでも知られ、その演奏が曲の攻撃的な雰囲気を高めています。後年、レノンは「あの曲は自分自身への批判でもあった」と語っています。ビートルズ解散後の複雑な人間関係を象徴する楽曲として、音楽史的にも重要な1曲です。

ジョン・レノンの名曲紹介:まとめ

音楽は時として、時代を映す鏡となり、また時代を超える翼となります。ジョン・レノンの楽曲は、その両方の役割を見事に果たしてきました。本記事で紹介した21曲は、彼の魂の軌跡であると同時に、20世紀から21世紀へと続く人類の夢と葛藤の記録でもあります。

現在、私たちはAI技術の進化や気候変動、新たな国際紛争など、レノンの時代には想像もされなかった課題に直面しています。しかし、彼の音楽が訴えかけた「平和」「愛」「革命」というテーマは、形を変えながらも、依然として私たちの中心的な課題であり続けていますよね...。

そして、テイラー・スウィフトからケンドリック・ラマーまで、現代の主要なアーティストたちは、それぞれの方法でレノンの遺産を継承しています。社会への異議申し立て、個人的な感情の吐露、そして普遍的な愛の探求―。それらは音楽という芸術形式の持つ可能性を最大限に引き出そうとした、彼の姿勢そのものなのです。

レノンの音楽は、過去の記録としてではなく、未来への道標として、今なお私たちの前で輝きを放っています。本記事で紹介した21曲が、あなたの人生をより豊かなものにする道連れとなることを願ってやみません。

そして、これらの楽曲が次の世代へと歌い継がれていく中で、レノンが夢見た平和と愛の世界が、少しずつでも実現していくことを信じています!

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