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ポップス

オススメは?ビートルズの名盤TOP5と初心者向けベストアルバム

「名盤TOP5・ベスト盤 The Beatles 初心者必聴」と記載したアイキャッチ

以前から興味があっても、膨大な曲数とアルバム数を誇るビートルズの音楽は、どこから聴き始めたら良いか迷ってしまいますよね。

1960年代に世界中で社会現象を巻き起こし、現代の音楽シーンにも強い影響を与え続けるビートルズ。彼らは8年という短い活動期間で、12枚のオリジナルアルバムと22枚の正規版シングルをリリースしました。
スタジオに入る度に音楽の新境地を開拓し続けた彼らの軌跡は、どこから辿るのが最適なのでしょうか?

キャンディポップスからサイケデリック、実験音楽まで、目まぐるしく進化を遂げたビートルズの世界から、この記事では、音楽史に革命を起こした名盤TOP5と、初心者にお勧めのベストアルバムを厳選してご紹介します。

ビートルズの名盤TOP5

Abbey Road - 永遠に響く協奏曲

1969年、バンドの解散が目前に迫る中で生み出された最高傑作

B面のメドレーは、まるで音楽という織物を紡ぐように16分間もの大曲として仕上げられました。ジョージ・ハリスンの「Something」「Here Comes The Sun」が輝きを放ち、ポール・マッカートニーの「Oh! Darling」では全てを絞り出すような極上の「ポールシャウト」を聴かせます。

プロデューサーのジョージ・マーティンは「彼らは最後のアルバムを最高の作品にしたかった」と語り、実際、Rolling Stone誌の歴代アルバムランキングでも常に上位にランクインし続けてているのです!※制作時は当アルバムが最終アルバムになるはずだった

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band - 音楽の常識を覆した幻想世界

1967年、スタジオバンドという革新的なコンセプトで制作された芸術作品。

700時間以上の制作時間を費やし、インド楽器のシタールやオーケストラ、動物の鳴き声まで、あらゆるサウンドを織り交ぜた実験的な音作りは、当時の録音技術の限界に挑戦しました。

特に「A Day in the Life」では、40人のオーケストラによる破壊的なクライマックスが聴く者を圧倒します。グラミー賞4部門受賞、タイム誌の「20世紀で最も影響力のあるアルバム」に選出された力作です。

Revolver - サイケデリックの扉を開いた転換点

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ユニバーサル ミュージック

1966年、ビートルズがポップバンドから芸術志向バンドへと進化を遂げた記念碑的アルバム。

「Tomorrow Never Knows」ではテープループやリバース録音という革新的な技法を導入し、「Eleanor Rigby」では伝統的な弦楽四重奏を全面に打ち出すという斬新なアレンジを採用。現在のようにデジタルなアプローチが発達していない時代に、このようなぶっ飛んだ発想をいち早く楽曲に落とし込んでいるのが彼ららしい。

NME誌では「最も影響力のある60年代のアルバム」として評価されています。

The Beatles (White Album) - 純白のジャケットに秘められた混沌性

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1968年、インドでの瞑想体験を経て制作された二枚組アルバム。

フォーク、ブルース、アヴァンギャルド、さらにはハードなロックまで、30曲という圧倒的な収録曲数で多様なジャンルを網羅。エリック・クラプトンをゲストに迎えた「While My Guitar Gently Weeps」や、デモテープから生まれた「Blackbird」など、メンバー個々の個性が色濃く反映された曲が並びます。

まさに"ホワイトアルバム"という愛称そのままに、白紙のキャンバスに自由な音楽性を描き出しています。

Rubber Soul - フォークの真髄に触れた成熟の一枚

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Crimson

1965年、ボブ・ディランの影響を強く受けて制作された転機となるアルバム。

「Norwegian Wood」ではジョージ・ハリスンがシタールを導入し、「In My Life」では人生を見つめる深い歌詞世界を展開。アコースティックギターを基調としたウッディーな味付けながら、サイケデリックの萌芽も感じさせる過渡期の傑作です。

ブライアン・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)は「このアルバムに触発されてPet Soundsを作った」と語り、その影響力の大きさを物語っています。

初心者向けベストアルバム

赤盤(The Beatles (1962-1966)) - 初期の輝きを凝縮した黄金の軌跡

1973年にリリースされた、ビートルズの前期を代表するベストアルバム

デビュー曲「Love Me Do」から「Yellow Submarine」まで、26曲の名曲を年代順に収録しています。リバプールの若者たちが世界的スーパースターへと駆け上がっていく軌跡を、見事なリマスタリング音源で体験できます。「Yesterday」「Help!」「She Loves You」など、今なお世界中でカバーされ続ける名曲の数々は、まさにポップミュージックの教科書!

2009年のリマスター版では、当時のアナログテープから最新技術でデジタル化され、かつてないクリアな音質で楽しめるようになり、私自身も聴き直して新しい感動をいただきました。

青盤(The Beatles (1967-1970)) - サイケデリックから円熟期までの革新の記録

後期ビートルズの実験精神と芸術性が詰まった28曲を収録。

「Strawberry Fields Forever」から「Let It Be」まで、彼らの音楽的進化が如実に感じられる選曲です。スタジオ・テクニックを駆使した「I Am The Walrus」、シンプルな美しさの「Hey Jude」、ロック回帰を果たした「Get Back」など、ジャンルを超越した多彩な楽曲が並びます。

プロデューサーのジョージ・マーティンは「この時期の彼らは、常に新しい可能性を切り開いていた」と振り返っており、制作当時の革新性も改めて評価されています。

The Beatles 1 - 21世紀に贈る究極のヒットコレクション

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Apple Records

2000年に発売された、全英米チャート1位を獲得した27曲を収めたベストアルバム。

デビューから解散までの全ての輝かしい瞬間を、たった1枚で体験できる究極の入門盤です。「Hey Jude」「Let It Be」「Come Together」など、誰もが一度は耳にしたことのある名曲を、現代の最新技術でリマスタリング。発売後、ギネス記録となる単年度3,100万枚以上を売り上げ、21世紀最大のヒットアルバムの一つとなりました。

音楽評論家のデイヴ・マーシュも「これは単なるベスト盤ではなく、20世紀ポップミュージックの集大成である」と絶賛!

初心者向けビートルズ入門

ビートルズの魅力とは?

「ロックンロールは死んだ」。1963年、アメリカの音楽シーンがそう嘆いていた時、大西洋の向こうから新しい音楽の波が押し寄せてきました。リバプールの路地裏で産声を上げ、ハンブルクの片隅で腕を磨き、そしてロンドンで頂点を極めた四人の青年たち―それがビートルズでした。

彼らの魅力は、止まることを知らない創造性にあります。8年という短い活動期間で、キャンディ・ポップスからサイケデリック・ロック、実験音楽、そしてヘヴィロックまで、音楽の可能性を限界まで追求し続けました。

ジョン・レノンの鋭い知性と叙情性、ポール・マッカートニーの類まれなメロディセンス、ジョージ・ハリスンの探究心溢れるギターワーク、そしてリンゴ・スターの独創的なリズム。この四者四様の個性が、他の追随を許さない唯一無二のサウンドを生み出したのです。

ビートルズのアルバムの選び方

ビートルズのアルバムを選ぶ際は、まず自分の好みの音楽ジャンルを考えてみましょう!

ポップスが好きな方なら、初期の『Please Please Me』から『Help!』までの作品がおすすめです。フォークロック志向の方には『Rubber Soul』、実験的な音楽が好きな方には『Revolver』や『Sgt. Pepper's』が向いているでしょう。

また、制作年代で選ぶ方法もあります。1962-1966年の初期から中期(赤盤)は、爽やかでストレートな魅力が特徴。1967-1970年の後期(青盤)は、より芸術性の高い実験的な作品が並びます。

まずは『The Beatles 1』のようなベストアルバムから入り、気に入った曲のスタイルに近いオリジナルアルバムに進むという方法もおすすめです。

ビートルズのアルバム売上とその影響

数字で見るビートルズの偉大さは圧巻です。世界累計売上20億枚以上、公式に認定された記録だけでも27のギネス世界記録を保持。2000年発売の『1』は、発売から1年で3,100万枚を売り上げ、史上最速で3,000万枚を突破したアルバムとなりました。

また、8トラック・レコーディング、バックマスキング、フランジャー効果、ADT(人工的二重録音)など、現代のスタジオ録音技術の多くは、彼らの実験精神から生まれました。アルバムジャケットを芸術作品として確立し、プロモーション映像で今日のミュージックビデオの基礎を築き、さらには長髪やインド的な装いで若者のファッションまで変えてしうほどの影響力だったのです。

「ビートルズがいなければ、現代の音楽は存在しなかった」。U2のボノのこの言葉通り、デヴィッド・ボウイ、クイーン、オアシス、レディオヘッド、テイラー・スウィフトまで、ジャンルを超えて数多のアーティストが彼らから影響を受けています。

60年代に彼らが切り開いた表現方法の新境地は、今なお世界中のミュージシャンたちの創造性を刺激し続けているのです。実際、曲作りに迷ったりスランプに陥ったときに「ビートルズを聞いて感覚をリセット・リフレッシュさせる」というアーティストも多いくらいです!

まとめ:初心者がビートルズ聴くなら、この名盤とベスト盤から!

「最初のビートルズとの出会い、それは人生を変える瞬間になるかもしれない」

数多くのミュージシャンたちがそう語るように、ビートルズの音楽との出会いは、きっとあなたの世界を広げるきっかけとなるでしょう。では、全くの初心者さんが手にとるのにおすすめのアルバムは?

最初のおすすめは、『The Beatles 1』です。「Love Me Do」から「The Long and Winding Road」まで、彼らの黄金期を象徴する27曲を収録。スタンダードとなったこれらの楽曲は、現代の音楽の「教科書」とも言えるでしょう。新しくリマスタリングされた音源で、60年代の革新的なサウンドを、まるでつい昨日録音されたかのような鮮度で体験できます。

より深く彼らの軌跡を辿りたい方には、赤盤と青盤の組み合わせがおすすめです。赤盤(1962-1966)では、ハーモニーの妙と若さあふれるエネルギーを。青盤(1967-1970)では、実験精神と芸術性の融合を。まるで、青春の輝きから円熟期の深みへと、バンドとともに成長していくような体験ができるはずです。

そして、ビートルズの真髄に触れたい方のために、5枚の傑作アルバムが待っています。『Rubber Soul』で描かれる青春の真実、『Revolver』で開かれる新しい感覚の扉、『Sgt. Pepper's』が見せる幻想的な世界、『White Album』に刻まれた実験と革新の記録、そして『Abbey Road』で奏でられる永遠のメロディ。

「音楽に革命を起こすことは簡単だ。難しいのは、その革命が人々の心に永遠に残ることだ」。ジョン・レノン自らのこの言葉に試されながら、60年以上の時を経てもその輝きを失っていないビートルズの音楽。きっと、想像以上の感動と発見が、そこで待っているはずです。

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