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ポール・マッカートニーの名曲ベスト21!ソロ曲とウイングス時代から厳選

「名曲21 Paul McCartney 人気・代表曲」と記載したアイキャッチ

ビートルズ解散後も、世界中の音楽シーンに大きな影響を与え続けているポール・マッカートニー。彼のソロ活動は50年以上に及び、ウイングス時代を含めると500曲以上もの楽曲を生み出してきました。驚くべきことに、82歳を超えた今でも精力的に新作を発表し、世界ツアーを行うその姿は、まさに"永遠のロックスター"と呼ぶにふさわしいものです!

今回は、そんなマッカートニーのソロ&ウイングス時代から、特に印象的な名曲21曲をピックアップ。

華麗なメロディーメイカーとしての才能、実験的なロックミュージシャンとしての側面、そして時代を超えて愛される普遍的な魅力を、選りすぐりの楽曲とともにご紹介していきます。ビートルズ時代とはまた異なる、音楽職人としての真価が発揮された名曲の数々をお楽しみください♪

ポール・マッカートニーの代表曲

Band on the Run

1973年、ウイングスのアルバム『Band on the Run』からの表題曲として発表された本作は、マッカートニーの代表作の筆頭として挙げられる看板楽曲!録音はラゴスのEMIスタジオで行われましたが、デモテープを盗まれるなどのトラブルに見舞われながらも、逆境をバネに傑作が生まれました。

3つの異なるパートで構成された野心的な楽曲構成は、まるでミニオペラのよう。特に爆発的なサビへの展開は、多くのファンが「マジカル」と表現する圧巻の仕事。米ビルボードでは3位、英国では1位を記録。2012年のロンドン五輪での演奏は、世代を超えた名曲の普遍性を証明。

Maybe I'm Amazed

1970年、ビートルズ解散直後に発表された初ソロアルバム『McCartney』に収録された本作は、妻リンダへの愛を率直に歌い上げた永遠のラブソング。

当時の精神的な支えとなったリンダへの感謝と愛情が、力強いピアノの演奏と情熱的なヴォーカルに乗せられていますね。スタジオでの録音は全てマッカートニー一人で行うという、極めてパーソナルな制作手法を取りました。1977年にライブバージョンがシングルカットされ、チャート入りを果たしています。ポールのソロ作品の中でも、最も静かなる感情が爆発している部類のひとつ。

Live and Let Die

1973年、同名のジェームズ・ボンド映画のテーマ曲として書き下ろされた本作は、本格的なオーケストラアレンジとロックサウンドを見事に融合させた野心作。

ジョージ・マーティンをプロデューサーに迎え、壮大なスケール感を実現。静と動が劇的に展開する楽曲構成は、映画の世界観を見事に表現。ライブでは派手な炎の演出とともに披露され、コンサートのハイライトとして定着していますね。

米ビルボードで2位を記録し、アカデミー賞主題歌賞にもノミネート。後にガンズ・アンド・ローゼズがカバーを行い、世代を超えた名曲として認知度を高めました。

Coming Up

1980年、アルバム『McCartney II』からの先行シングルとして発表された本作は、当時最先端だったシンセサイザーとファンキーなリズムが軽快で痛快!実験的なサウンドと中毒性のある歌メロの組み合わせが絶妙です。

ミュージックビデオでは、マッカートニーが一人で複数の楽器を演奏する様子が映され、彼のマルチプレイヤーぶりを視覚的にも印象付けました。驚くべきことに、この曲を聴いたジョン・レノンが創作意欲を刺激され、音楽活動に復帰するきっかけとなったというエピソードも。米ビルボードで1位、英国でも2位を記録する大ヒットとなりました。

キャッチー&ロックなナンバー

Jet

1973年、ウイングスのアルバム『Band on the Run』から生まれた本作は、実は愛犬のジェットにちなんで名付けられました。

ダークなサックスのリフと圧倒的な爆発力を持つコーラスが印象的で、当時のバンドの勢いを如実に伝える楽曲となっています。米ビルボードで7位、英国で7位を記録するヒット曲に。前のめりで突っ込む8ビートからバイテンを挟んで戻るという、ステージングも意識したまさにロック魂溢れる1曲!

Off The Ground

1993年、同名アルバムのタイトル曲として発表された本作は、90年代のマッカートニーの代表作の一つ。

環境保護への想いを込めた歌詞と、大地を踏みしめるようなロックンロールビートがベストマッチ。レコーディングでは、当時のツアーバンドをそのまま起用し、ライブ感溢れる演奏を実現。特に、ジョン・メイヤーやノラ・ジョーンズのサポートでも知られるスーパー・セッションギタリストのRobbie McIntoshの絶品ギターとBlair Cunninghamの野性味溢れるグルーヴは必聴!

Helen Wheels

1973年にシングルカットされた本作は、マッカートニー家の愛車である"ランドローバー"にちなんで名付けられました。

伝統的なアメリカン・ロックを彷彿とさせるパワフルなギターリフと、ウエスト・コースト感とドライブ感満載の歌詞が特徴的。米ビルボードで10位を記録する人気曲となり、特にライブパフォーマンスでは観客の盛り上がりを引き出す定番曲としても活躍♪

My Brave Face

1989年、アルバム『Flowers in the Dirt』からの先行シングルとして発表。エルヴィス・コステロとの共作として知られ、80年代後半のマッカートニーの創作力の復活を告げる意欲作となりました。

巧みなワードプレイとコステロ節が効いた複雑なコード進行ながら、キャッチーなメロディは健在。プロデューサーにミッチェル・フルームを起用し、現代的なサウンドと伝統的なロックの融合を実現!

Junior's Farm

1974年にシングルカットされた楽曲で、テネシー州でのレコーディング経験からインスパイアされて制作されました。

アメリカ南部のロックテイストを取り入れながら、マッカートニーらしい遊び心のある歌詞とメロディが光ります。米ビルボードで3位を記録する大ヒットとなり、特にアウトロのギターソロのドラマチックな展開は、多くのギタリストに影響を与えた力作!

Young Boy

1997年、アルバム『Flaming Pie』からのリードシングルとして発表されたとびきりキャッチーな本作は、90年代後半のマッカートニーの創作力の高さを示す意欲作です。

スティーヴ・ミラーをフィーチャーしたクリスピーなギターワークと、若々しい心を持ち続けることの大切さを歌った親しみやすい歌詞が新鮮。プロデュースはジェフ・リンで、ビートルズのアンソロジープロジェクト直後の制作となり、往年のサウンドへの回帰も感じさせる仕上がりとなっています。

英国チャートでは19位を記録し、特にラジオでの高い再生回数を獲得。アルバム『Flaming Pie』自体も英国2位、米国2位という好成績を収めました。

美しい曲&バラード

My Love

1973年、ウイングスのアルバム『Red Rose Speedway』からシングルカットされた本作は、妻リンダへの深い愛情を綴った永遠のラブソング。

オーケストラアレンジャーに天才リチャード・ヒューソンを起用し、壮大かつ繊細な演奏が印象的です。特に、ギタリストのHenry McCulloughが即興で弾いたギターソロは、マッカートニーが「完璧だ」と絶賛し、そのまま採用されたというエピソードも。米ビルボードで1位を記録する大ヒットとなり、結婚式の定番ソングとしても長年愛され続けています。

Tug of War

1982年、同名アルバムのタイトル曲として発表された本作は、人生における様々な葛藤や対立を深い洞察力で描き出した傑作です。プロデューサーにジョージ・マーティンを迎え、アコースティックギターとオーケストラの絶妙な調和が実現。

収録アルバムの録音には、かつてのビートルズメンバーであるリンゴ・スターや、スティービー・ワンダーも参加し、豪華な布陣で作り上げられました。複雑な人間関係や社会の分断を見つめる歌詞は、今日でも強い説得力を持っています。

No More Lonely Nights

1984年、映画『Give My Regards to Broad Street』のサウンドトラックとして書き下ろされた本作は、デビッド・ギルモア(ピンク・フロイド)の魂をえぐるようなギターソロが特徴的なバラード。

切ない歌詞とドラマチックな展開が美しすぎます。英国チャート2位、米ビルボード6位を記録し、1984年のイギリスの年間シングルチャートでも10位にランクイン。ファンからは「マッカートニーの80年代を代表するバラード」として高い評価を受けている名バラード。

Here Today

1982年、アルバム『Tug of War』に収録された本作は、1980年に凶弾に倒れたジョン・レノンへの追悼の想いを込めた感動的な楽曲です。生前のレノンとの思い出や、言葉にできなかった感情を、静かに、しかし力強く歌い上げています。

シンプルなアコースティックギターと重厚な弦楽アレンジが、歌詞の言葉一つ一つを際立たせる効果を生んでいます。近年のライブでは、LEDスクリーンにレノンの映像を映しながら歌うことも。涙なしには聴けない、マッカートニーの最も個人的で感情的な作品の一つ!

アコースティック曲

Junk

1970年、初のソロアルバム『McCartney』に収録された本作は、実はビートルズ時代の1968年に書かれた楽曲。インドでの瞑想修行中に生まれ、ホワイトアルバムの候補曲としても検討されていました。

捨てられた家具や思い出の品々を詩的に描写した歌詞と、メランコリックなワルツのメロディが絶妙にマッチ。シンプルなアコースティックギターの伴奏が、曲の持つ儚さを一層引き立てています。インストゥルメンタルバージョンの「Singalong Junk」も同アルバムに収録され、映画やCMでも頻繁に使用される名曲となっています。

Hope Of Deliverance

1993年、アルバム『Off the Ground』からのシングルカットとして発表された本作は、南米の民族音楽的なリズムとアコースティックギターが特徴的。90年代初頭の混沌とした世界情勢を背景に、希望と解放のメッセージを歌い上げています。

特にスペインやラテンアメリカでは大きな人気を博し、英国チャートでも18位を記録。アコースティックベースとナイロン弦ギターの心地よい響きが、楽観的な歌詞のトーンを優しく包み込んでいます。ヒーリング効果が高い一曲♪

Calico Skies

1997年、アルバム『Flaming Pie』に収録された本作は、1991年のハリケーン・ボブ襲来時に、停電の中で書かれました。妻リンダへの愛と平和への祈りを込めた歌詞は、アコースティックギター1本で紡ぎ出される繊細なバッキングとともに、深い共感を呼んでいます。

プロデューサーのジョージ・マーティンは「ポールの最高のラブソングの一つ」と評価。2005年には震災チャリティアルバム『Love Songs: A Compilation…Old and New』にも収録され、その普遍的なメッセージは史上最高の温かさ♪

Jenny Wren

2005年、アルバム『Chaos and Creation in the Backyard』に収録された本作は、チャールズ・ディケンズの小説『我らが共通の友』に登場するキャラクターにちなんで名付けられました。

プロデューサーのナイジェル・ゴドリッチ(レディオヘッド等で知られる)との共作で、伝統的なフォークミュージックの要素を現代的に解釈。デュドゥクという民族楽器のソロを効果的に用いた編曲も話題となりました。「ブラックバードの精神的後継曲」との評価も受け、グラミー賞にもノミネート。マッカートニーの職人的なソングライティングの真価が存分に発揮された力作。

隠れた名曲

Arrow Through Me

1979年、ウイングス最後のアルバム『Back to the Egg』に収録された本作は、ファンクリズムと洗練されたジャズテイストが融合した意欲作。

シンセサイザーとホーンセクションの難解だけど心地よいアレンジに、マッカートニーのソウルフルで艶のある歌声が重なり、耳に残るグルーヴを生み出しています。当時はビルボード順位29位と控えめな成績でしたが、後年になってR&B界隈から高い評価を受け、数々のヒップホップアーティストによってサンプリングされることに。現在では「70年代後期のマッカートニーの隠れた傑作」として、再評価が進んでいます。

Little Lamb Dragonfly

1973年、アルバム『Red Rose Speedway』に収録された本作は、スコットランドの農場で過ごした日々の経験から生まれた楽曲。失われた命への鎮魂歌として、複雑な楽曲構成とともに深い感情を露わにしていますね。

6分を超える曲長の中で刻々と展開する構成は、まさに組曲的。録音には数々の試行錯誤があったと言われ、マッカートニー自身も「特に思い入れのある曲」と語っています。発表当時は一般的な注目を集めませんでしたが、長年にわたってコアなファンから「最も美しいマッカートニー作品の一つ」として神曲扱いされることもしばしば!

Friends to Go

2005年、アルバム『Chaos and Creation in the Backyard』に収録された本作は、故ジョージ・ハリスンへのオマージュとして書かれました。ハリスンのソロ作品を彷彿とさせるメロディアスな展開と、友人への想いを込めた歌詞が印象的。

プロデューサーのナイジェル・ゴドリッチによる繊細なアレンジも、楽曲の魅力を一層引き立てています。マッカートニーは「この曲を書いているとき、ジョージが傍にいるような感覚があった」と述懐しており、その特別な想いは多くのビートルズファンの心も捉えました。商業的な成功こそ限定的でしたが、間違いなく「後期マッカートニーの隠れた名作」のひとつ。

ポール・マッカートニーの名曲紹介:まとめ

50年以上に及ぶソロ活動の中で、ポール・マッカートニーは実に多彩な音楽性を見せてきました。ここまで紹介してきた選りすぐりの楽曲からも、その創造性の広がりを実感していただけたのではないでしょうか?

ビートルズ解散直後の70年代には、ウイングスというバンド形態で精力的な活動を展開。『Band on the Run』『Live and Let Die』といった大作から、『My Love』のような美しいバラード、『Helen Wheels』『Junior's Farm』といったロックナンバーまで、その音楽性は多岐にわたりました。

80年代に入ると、『Tug of War』『No More Lonely Nights』などで、より成熟した表現力を見せます。90年代から2000年代にかけては、『Young Boy』『Calico Skies』『Jenny Wren』など、より内省的で洗練された作品群を生み出していましたね。

振り返ってみると、どの年代においても商業的な成功と芸術的な挑戦の両立を図ってきた点には脱帽ですね!そして、大ヒット曲の陰には『Little Lamb Dragonfly』『Arrow Through Me』『Friends to Go』といった隠れた名曲が存在し、それらは時として大ヒット曲と同等、あるいはそれ以上の音楽的価値を持っています。

ポールの真価は、どんな時代にあっても自身の音楽性を決して妥協することなく、常に新しい表現を追求し続けてきた点にあります。そして、その姿勢は82歳を超えた今なお、変わっていません!

本記事で紹介した名曲は、ほんの一部に過ぎません。これを機に、皆さんもポール・マッカートニーの唯一無二の音楽性を掘り下げてみてくださいね!

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