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ポップス

必聴!プリンスの名曲ベスト21:代表曲からバラードまでタイプ別に厳選

「名曲ベスト21 Prince 人気・代表曲」と記載したアイキャッチ

7つのグラミー賞、アカデミー賞、そして1億枚以上のレコードセールス。しかし、プリンスの真の偉大さは、そんな数字だけでは語り切れません。R&B、ファンク、ロック、ポップス、ジャズ...あらゆるジャンルを自在に操り、時には融合させた唯一無二のミュージシャン。そして、ギター、ベース、ドラム、ピアノなど27もの楽器を完璧にこなす天才的な演奏力の持ち主でもありました。

1958年、ミネアポリスで生まれたプリンス(Prince)は、わずか19歳でメジャーデビュー。以来、その類まれな才能で音楽界に革命を起こし続けました。80年代には「パープル・レイン」で世界的スターの座を確立。性別や人種の境界線を軽々と飛び越え、ファッションアイコンとしても強い影響力を持ちました。

本記事では、そんな稀代の天才が遺した膨大な楽曲の中から、特に聴いておくべき名曲21選を厳選してご紹介します。代表曲からバラードナンバーまで、プリンスの世界をじっくりと堪能してみてください!

プリンスの代表曲

Purple Rain

1984年、同名映画のサウンドトラックアルバム『Purple Rain』からのリード曲として発表。8分を超えるエピック・バラードは、ロック、ゴスペル、シンフォニックなサウンドが見事に融合した超名曲!

特筆すべきは圧巻のギターソロ。プリンスは「天国からの贈り物」として、たった1テイクで録音したと言われています。米ビルボードで2週連続1位を獲得し、グラミー賞では作曲賞を受賞。ローリング・ストーン誌の「史上最も偉大な500曲」では8位にランクインしています。ライブでは必ずアンコールで演奏され、観客が紫の光の中で涙するという伝説的な光景を生み出しました。

When Doves Cry(ビートに抱かれて)

同じく1984年の『Purple Rain』アルバムからの先行シングル。当時としては革新的な「ベースライン無し」という大胆なアレンジで、プリンスの実験精神を証明しました。

曲の構造からして異色で、イントロのスリリングなギターソロから始まり、ミニマルなドラムビートと印象的なシンセサイザーが絡み合います。歌詞は愛と葛藤を鳩の比喩で表現した詩的な内容。この年の米ビルボード年間1位を獲得し、MTVでの印象的なミュージックビデオと相まって、プリンスを世界的スーパースターの座に押し上げました。この世界観の中に80年代の色んな特色が詰まっていますね!

Little Red Corvette

1983年のアルバム『1999』からのシングルカット。赤いコルベットを女性の比喩として用いた歌詞と、80年代ポップスの黄金期を象徴するサウンドカラーも鮮やかです!

プリンスはこの曲のアイデアを、バックダンサーのバニティの車の中で仮眠を取っている時に思いついたというエピソードも。MTVで頻繁に放送された本作は、黒人アーティストの楽曲としては"Michael Jackson - Billie Jean"に次いで2番目に多く放送された曲となり、人種の壁を越えた功績としても評価されています。

1999

1982年発表の同名アルバムのリード曲。終末論的な歌詞とダンサブルなビートの組み合わせが印象的で、「パーティーするみたいに踊り明かそう」というメッセージは、冷戦時代の不安を象徴する一方で未来への希望も内包していますよね。

特徴的なシンセサイザーサウンドは、後の電子音楽界隈にも大きな影響を与えました。実は初リリース時の最高位は44位でしたが、1999年が近づくにつれて再評価され、現在では最も人気のある楽曲の一つとして認知されています。今聴くと、なんとも言えないオシャレささえ感じるという不思議!

Kiss

1986年のアルバム『Parade』からのシングル。ミニマルなファンクアプローチと特徴的なファルセットボーカルが凝縮された傑作です。

録音時、レコード会社は「商業的すぎる」と難色を示しましたが、プリンスの直感は正しく、ビルボード1位を獲得。グラミー賞では最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞しました。後にトム・ジョーンズがカバーして再びヒットするなど、世代を超えた人気を誇ります。「シンプルなのに中毒性がある」「一度聴いたら忘れられない」系の変わり種(?)ナンバー。

バラードの名曲

The Beautiful Ones

1984年の『Purple Rain』に収録された魂の叫びともいえる楽曲です。映画では、主人公が恋する女性に向けて熱唱するシーンで使用され、その圧倒的な歌唱力とパフォーマンスは、観客を釘付けにしました。

序盤のウィスパーボイスから、後半の魂を震わせるようなシャウトまで、プリンスのボーカルレンジの広さを如実に示す力作。特にライブでは、ステージに倒れ込むほどの熱演で知られ、感情の振れ幅がとても大きな一曲!

Adore

1987年の大作『Sign O' The Times』の最後を飾る長めの大作バラード。ゴスペル調のコーラスとジャジーなアレンジが特徴で、プリンスの最高傑作との評価も高いラブソングです。

録音は深夜から早朝にかけて一気に行われ、すべての楽器とボーカルをプリンス一人で演奏したと言われています。歌詞の「Until the end of time」というフレーズから、多くのカップルのウェディングソングとしても選ばれ続けています。R&Bファンからは「史上最高に美しいラブソング」として支持されています。アレンジ面では、オルガンとホーンのサウンドが良い仕事してますね♪

Sometimes It Snows In April

1986年の『Parade』に収録された静謐な名曲。アコースティックギターとピアノだけのシンプルなアレンジで、プリンスの繊細なボーカルが際立ちます。

4月の雪を人生の儚さの比喩として用いた詩的な歌詞は、後に彼自身が4月に亡くなったことで、より深い意味を持つこととなりました。制作時は「あまりにも個人的な曲で、発表するか迷った」とプリンスは語っています。商業的な成功は限定的でしたが、コアなファンの間では非常に人気がある曲で、葬儀でも演奏されました。

The Most Beautiful Girl in the World

1994年のシングルとして発表され、その後『The Gold Experience』アルバムに収録。プリンスの90年代を代表するバラードとして、UK含む世界各国でチャート1位を獲得した珠玉のラブソング。

当時結婚したマイテ・ガルシアへの愛を綴ったとされ、それまでのセクシュアルな表現から一転、純粋な愛の讃歌として制作されました。天使のような美声を活かしたファルセットボーカルに鳥肌が立ちます...この曲こそ究極のラブソング!1994年のWorld Music Awardsでは「世界で最も成功したシングル」としても表彰されました。

かっこいい曲

Let's Go Crazy

1984年『Purple Rain』のオープニングを飾る一曲。パイプオルガンと牧師口調の語りから始まり、爆発的なロックサウンドへと展開する異色の構成がカッコいい!

プリンスは「人生を楽しもう」という普遍的なメッセージを、宗教的な比喩を用いて表現。ビルボードで2週連続1位を獲得し、ライブではほぼ必ず演奏されたファン待望の定番曲となりました。特にラストのワウ・ペダルをかませたギターソロは息を呑むほど圧巻♪

U Got The Look

1987年の大作『Sign O' The Times』からのシングル。シーラ・Eをフィーチャーしたデュエット曲で、ハードめのロックビートとファンキーなシンセサイザーが融合した攻撃的なサウンドが鮮烈です。

MVでは80年代を象徴するファッションと共に、二人の絶妙な掛け合いが話題を呼びました。プリンスは「完璧なポップスを作りたかった」と語っており、実際にビルボードで2位を記録。プリンスとシーラのぶつかり合いはかなりエッジー!

Raspberry Beret

1985年『Around the World in a Day』からの先行シングル。サイケデリックなアレンジと印象的なストーリーテリングが特徴的。

「古着屋で買ったラズベリー色のベレー帽をかぶった女性との恋」という独創的な歌詞は、プリンスの10代の実体験がベースと言われています。商業的にも成功を収め、ビルボード2位を記録。プリンスの楽曲の中で最も詩的で、何度聴いても新しい発見があるスルメ曲でもあります。

Controversy

1981年の同名アルバムのタイトル曲。ファンクとニューウェーブを融合させた革新的なサウンドで、当時話題となっていた自身の人種、セクシュアリティ、宗教観などの議論に真正面から向き合った意欲作。

「主の祈り」を歌詞に取り入れるなど、挑発的な要素も含まれています。発表当時は物議を醸しましたが、現代では「時代を先取りした傑作」として再評価されています。ある意味、プリンスの真髄が詰まった曲かも。

7

1992年『Love Symbol Album』からのシングル。中東風のサウンドとゴスペル調のコーラスを組み合わせた独特のアレンジが耳に残ります。

数字の「7」には神聖な意味が込められており、プリンスの精神性が色濃く反映された楽曲となっています。制作時は「神からインスピレーションを受けた」と語っており、ビルボードでも7位という運命的な順位を記録。プリンスらしからぬ曲調なのに、どこかプリンスらしいという不思議な感覚になるナンバー。

ギタープレイが映えるナンバー

While My Guitar Gently Weeps(Rock & Roll Hall of Fame Live)

2004年のロックの殿堂殿堂入り式典でのライブパフォーマンス。トム・ペティ、スティーヴ・ウィンウッド、ジェフ・リンなど、錚々たるミュージシャンと共演したビートルズのカバー。

3分過ぎから披露される約3分間のギターソロは、音楽史に残る伝説的な演奏として語り継がれています。特に演奏後にギターを天に投げ上げて退場するシーンは、プリンスらしい演出。この演奏について、共演者のペティは「あれほど完璧なギターソロは聴いたことがない」と後年振り返っているほどの名演です。まさに咽び泣くギター!

Computer Blue

1984年『Purple Rain』に収録された野心作。複雑な楽曲構成の中で展開される二度のギターソロは、テクニカルかつ感情も乗っていてちょっとラテンちっくな印象です。

実は当初12分を超える大作として録音されましたが、アルバムの時間的制約で現行の長さに編集されたという逸話も。プリンスの実験精神と演奏力が融合した象徴的な一曲として、ギター専門誌では「必聴の名演」として度々取り上げられています。

Why You Wanna Treat Me So Bad?

1979年の2ndアルバム『Prince』からの楽曲。若干20歳とは思えない円熟したギターワークが随所に散りばめられ、特にサビ後のソロは初期プリンスの傑作として名高いです。

R&Bとロックを見事に融合させた先駆的なサウンドは、後の彼の音楽性を予見させるものでした。「10代でこんなギターが弾けるのか!?」と当時のミュージシャンたちを驚かせ、プリンスの名を一躍有名にした記念碑的な曲でもあります。若くしてセンスの塊です!

I Could Never Take the Place of Your Man

1987年『Sign O' The Times』からのシングル。パワーポップ調の明るいメロディとは対照的な切ない歌詞、そして中間セクションで展開される壮大なギターソロが絶妙に絡み合います。

このソロについて、プリンスは「失恋した男性の心の叫びを表現した」と語っています。ビルボードで10位を記録し、ロック志向のファンからも高い支持を得た一曲。ポップスとギターヒーローの完璧な融合!

他アーティストへ提供・カバーヒットした名曲

天才的な作曲家としても知られるプリンス。自身の楽曲だけでなく、他のアーティストへ提供した楽曲も数多くのヒットを生み出しました。ここでは、彼が手掛けた楽曲の中から、特に大きな成功を収めた3曲をご紹介します。

Nothing Compares 2 U(Sinéad O'Connor)

1990年、アイルランドのシンガー、シネイド・オコナーがカバーし世界的大ヒットに。(プリンスは1985年に自身のサイドプロジェクト「The Family」用に作曲)

世界各国でチャート1位を獲得し、グラミー賞にもノミネート。特に印象的なミュージックビデオは、MTV Video Music Awardsで3部門を受賞しています。プリンスは「彼女の歌唱で、曲の新しい解釈が生まれた」と評価。シンプルなピアノバラードながら壮大なストリングスアレンジが「失恋ソングの金字塔」という称号にぴったり!

Manic Monday(The Bangles)

1986年、バングルスへの提供曲として大ブレイク。実はこの曲、当初アポロニアへ提供予定でしたが、最終的にバングルスが歌うことになったという経緯があります。

「月曜日の憂鬱」という普遍的なテーマを、プリンス特有の詩的な表現で描いた歌詞が印象的。プリンスは「Christopher」名義で作曲に携わり、ビルボード2位を記録。特にスザンナ・ホフスの透明感のある歌声との相性の良さは素晴らしい!誰もが共感できる歌詞と覚えやすいメロディの黄金バランスも流石ですね。

I Feel For You(Chaka Khan)

1984年、R&B界の女王チャカ・カーンによってカバーされ大ヒット。元々は1979年のプリンスの2ndアルバム『Prince』に収録された楽曲でした。カーンバージョンではラップパートを追加し、当時としては革新的なアレンジに。

グラミー賞2部門を受賞し、チャカ・カーンの代表曲として知られています。プリンスは「彼女の声で、自分の想像以上の曲に進化した」と語っており、R&B、ラップ、エレクトロの要素を融合させた先駆的なサウンドは、後の音楽シーンにも大きな影響を与えました。

プリンスの名曲ベスト21:まとめ

本記事で紹介した21曲は、プリンスが世に生み出した名曲たちのほんの一部に過ぎません。

稲妻のような強烈なロック・ギターから繊細なバラード、踊りたくなるファンクから実験的なアート性まで、あらゆるジャンルを完璧にこなしました。全ての楽器を自身で演奏し、作詞作曲からプロデュースまでを手掛けた稀有な才能は、正に「音楽の化身」と呼ぶに相応しいものでした。

そして、その影響力は自身の作品に留まりません。他アーティストへの楽曲提供や、後世のミュージシャンへ与えた影響は途方もなく大きいものがあります。

この記事で紹介した名曲の数々が、プリンスの音楽へ触れる入り口となれば幸いです。まだ聴いたことのない曲があれば、ぜひこの機会に耳を傾けてみてくださいね!

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