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ロック

オススメは?ジャーニーの名盤TOP5と初心者向けベストアルバム

「名盤TOP5・ベスト盤 Journey 初心者必聴」と記載したアイキャッチ

夜のハイウェイに響くパワフルなロックサウンド。切ない恋を歌うバラード。そして、希望に満ちた未来への賛歌。1973年にサンフランシスコで結成されたジャーニーは、人生の喜びと苦悩を壮大なメロディに昇華し、世界中の音楽シーンを席巻しました。

親から子、孫へと数世代に渡って愛される彼らの魅力は、まさに「音楽の錬金術」。スティーヴ・ペリーの天性の歌声は野生の本能を震わせ、ニール・ショーンの瑞々しく繊細なギターは心の奥底まで染み渡り、ジョナサン・ケインのキーボードは物語を紡ぐ。

80年代のアリーナ・ロックを代表するバンドでありながら、その音楽は決して時代に埋もれることはありませんでした。2010年代には新世代のリスナーを魅了し、ストリーミング時代になった今もなお、その影響力は衰えることを知りません。それは彼らの音楽が、単なる「ヒット曲」の集合体ではなく、人々の人生に寄り添い続ける「永遠の伴侶」だからかもしれません。

今回は、そんなジャーニーの本質に迫る名盤TOP5と、彼らの魅力を凝縮したベストアルバムをご紹介!デビュー作から続く彼らの音楽的進化の軌跡をたどりながら、アメリカン・ロック史に輝く、もう一つの「エンドレス・ロード」へご案内します。

ジャーニーの名盤TOP5

Escape - 永遠のアメリカン・ロック・マスターピース

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Sony Music Cmg

1981年、ジャーニーは音楽の歴史を変える一枚を世に送り出しました。「Escape」は、商業的成功とアーティスティックな挑戦を見事に融合させた名盤です。スティーヴ・ペリーの歌声が最も輝きを放ったバンドにとっても代表的なアルバム。

ドント・ストップ・ビリーヴィンだけでなく、「Stone in Love」のドラマチックなオープニング、「Who's Crying Now」の感傷的メロディライン、「Open Arms」の壮大なバラード—。各楽曲が映画のワンシーンのように展開し、アルバム全体で一つの物語を紡ぎ出しています。

制作時、バンドはカリフォルニアの山奥のスタジオに籠もり、3ヶ月かけて楽曲を練り上げました。プロデューサーのケヴィン・エルソンは「バンドメンバー全員が、自分たちの持てる全てを出し切った」と後に語っています。

このアルバムは全米アルバムチャート1位を獲得し、9倍プラチナの認定を受けました。今でもローリング・ストーン誌の「歴史的名盤500」に選出され続けています。

Frontiers - 進化と挑戦の勝利

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ソニーミュージックエンタテインメント

1983年リリースの「Frontiers」は、「Escape」で確立したサウンドをさらに進化させた意欲作です。エレクトロニックなサウンドを効果的に取り入れながら、ジャーニーらしい壮大なロックサウンドを失うことはありませんでした。

「Separate Ways (Worlds Apart)」のシンセサイザーとギターの絶妙な融合、「Faithfully」のピアノバラードは、まさに80年代(商業)ロックの教科書とも言える完成度です。ジョナサン・ケインは「このアルバムで、我々は音楽の新しい境地を開拓できた」と振り返っています。

制作過程では、バンド内で激しい議論が交わされました。より実験的なサウンドを求めるメンバーと、従来のスタイルを守りたいメンバーの間で生まれた緊張関係が、結果として素晴らしい化学反応を生み出したのです。

アルバムは全米6位を記録し、6倍プラチナを達成。「Separate Ways」のミュージックビデオは、MTVの黄金期を象徴する作品として今でも語り継がれています。

Evolution - サンフランシスコ・サウンドの革命児

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1979年のこのアルバムは、バンドの音楽性が大きく「進化」した転換点となりました。タイトル通り、プログレッシブな要素を残しながらも、より大衆的なメロディアスロックへと舵を切った意欲作です。

「Lovin', Touchin', Squeezin'」は、R&Bテイストを効果的に取り入れた挑戦作。ペリーの歌唱力が遺憾なく発揮された「Just the Same Way」、そしてショーンのギターワークが光る「City of the Angels」など、バンドの多彩な才能が開花した一枚です。

制作時、ロイ・トーマス・ベーカーをプロデューサーに迎えたことで、サウンドに新しい広がりが生まれました。彼の「クイーン」での経験を活かした重厚なコーラスアレンジは、ジャーニーの新たな魅力を引き出すことに成功しています。

全米20位、プラチナディスクを獲得。商業的な方向性を模索しながらも、音楽的なクオリティを損なっておらず、メンバーのプレイも活き活き伸び伸びしています。

Infinity - スティーヴ・ペリー時代の幕開け

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LEGACY RECORDINGS

1978年、スティーヴ・ペリーを迎えた記念すべき一枚。彼の加入により、バンドのサウンドは劇的な変貌を遂げます。プログレッシブ・ロックからメロディアスなハードロックへ、その転換点となった歴史的アルバムです。

「Wheel in the Sky」の跳躍的な展開、「Lights」のダンディズムあふれるメロディ、「Feeling That Way」のハーモニーの妙。どの楽曲からも、新しいジャーニーの誕生を予感させるエネルギーが溢れています。

ロイ・トーマス・ベーカーのプロデュースは、バンドの可能性を最大限に引き出しました。特筆すべきは、ペリーとショーンの化学反応。二人の才能が見事に調和し、後のジャーニーサウンドの基礎が築かれたのです。

全米21位にランクイン。音楽誌「クリーム」は「ロックの新たな王者の誕生」と評した。

Trial by Fire - 奇跡の再会が生んだ魂の一枚

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ソニーミュージックエンタテインメント

1996年、14年ぶりのスティーヴ・ペリー参加作。タイトルが示す通り、「試練」を経て生まれた渾身の一作です。90年代のモダンなサウンドに、80年代の魂が宿った珠玉のアルバムといえます。

「When You Love a Woman」はグラミー賞にノミネートされ、ペリーの歌声は円熟味を増して更なる深みを見せました。「Message of Love」ではショーンのギターが情熱的に歌い、「Still She Cries」ではケインのピアノがたっぷり泣かせてくれます!

レコーディング中、ペリーは持病のヒップの痛みと闘いながらの収録でした。その苦悩が、各楽曲により深い感情を注ぎ込むことになったとバンドメンバーは語っています。

全米3位を記録し、プラチナディスクを獲得。音楽誌「Q」は「90年代最高のカムバックアルバム」と称賛。ファンからも「待ち望んだ復活にふさわしい傑作」として熱狂的に迎えられました。個人的にもアルバム一枚を通して聴いたあとの読了感はピカイチだと思います!

初心者向けベストアルバム

Greatest Hits - 永遠に色褪せない、ジャーニー・サウンドの真髄

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Legacy

1988年にリリースされた『Greatest Hits』は、ジャーニーの黄金期を完璧に網羅した究極のコレクションです。1978年から1986年までの代表曲を収録し、バンドの音楽的進化を一枚で体感できる、まさに理想的な入門盤となっています。

収録曲は全15曲。「Only the Young」から始まり、「Open Arms」「Separate Ways」といった大ヒット曲はもちろん、「Girl Can't Help It」「Ask the Lonely」といったコアなファンが愛する珠玉の楽曲までバランスの取れた選曲となっており、オリジナルアルバムとは異なる繋ぎ方で楽曲を配置することで、別の没入感を生み出しています。

制作にあたっては、当時のバンドメンバー全員が選曲に関わり、それぞれの思い入れのある楽曲を厳選。その結果、商業的な成功だけでなく、アーティスティックな価値も高い作品となりました。

このアルバムは全米4位を記録し、現在までに驚異の15倍プラチナを獲得。2024年時点でも毎年10万枚以上のセールスを記録し続けている。

アルティメット・ベスト〜グレイテスト・ヒッツ〜 I & II - 新世代に贈る、進化版ベスト

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ソニーミュージックエンタテインメント

2011年にリリースされた2枚組ベストアルバムは、従来の『Greatest Hits』をさらに発展させたコンピレーションです。CDⅠには定番の人気曲を、CDⅡにはマニアックな楽曲やレアトラックを収録し、初心者からコアファンまで満足できる内容となっています。

デジタルリマスタリングによって音質が大幅に向上しており、特に「Wheel in the Sky」や「Stone in Love」では、従来は埋もれがちだったギターやキーボードの繊細なニュアンスまで鮮明に聴き取れるようになりました。

CDⅡの目玉とも言える、「When I Think of You」のような隠れた名曲の再発見はファンに新たな感動を呼び起こしました。

日本盤独自の特典として、解説ブックレットには各楽曲にまつわるエピソードや、バンドメンバーのインタビューも収録。単なるベストアルバム以上の、ジャーニーの歴史を辿るミュージアムとしての価値も持ち合わせています。

特に若い世代からは「ジャーニーの深い魅力を知るきっかけとなった」という声が多く寄せられている、大満足間違いなしのベスト盤。

おすすめのライブアルバム

ライヴ・エナジー(Captured) - 黄金期のエネルギーを封じ込めた伝説の一夜

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コロムビアミュージックエンタテインメント

1981年、ジャーニーの最も輝かしい時期を捉えた伝説のライブアルバム。デトロイトのコボ・アリーナで行われた熱狂的なコンサートの模様を収録し、スタジオでは味わえないバンドの生の迫力を完全に"捕獲(Capture)"することに成功しています。

オープニングを飾る「Where Were You(消えたあの娘)」では、ステージに立った瞬間から会場を支配するバンドのカリスマ性が伝わってきます。「Line of Fire」でのニール・ショーンの圧巻のギターソロ、「Dixie Highway」におけるリズムセクションの軽快なグルーヴ、そして「Lovin', Touchin', Squeezin'」での観客との一体感は、まさにライブの醍醐味そのものです。

収録時、バンドは106日間という長期ツアーの終盤を迎えていました。その経験が、メンバー間の完璧なアンサンブルを生み出し、スティーヴ・ペリーの歌声は疲れを感じさせない驚異的な安定感を見せています。これを生で聴けた人が羨ましい!

ライヴ・イン・コンサート・アット・ロラパルーザ - 新世代の伝説

2021年、シカゴのロラパルーザ・フェスティバルで行われた歴史的なライブを収録。アーネル・ピネダをボーカルに迎えた現代のジャーニーが、新旧のファンを魅了した伝説的なパフォーマンスです。

「Separate Ways」のイントロが鳴り響いた瞬間、会場は熱狂の渦に包まれました。ピネダの圧倒的な歌唱力は、往年のペリーの魂を受け継ぎながらも、独自の解釈で楽曲に新たな生命を吹き込んでいます。特に「ホイール・イン・ザ・スカイ」での感情の起伏は必聴。

このライブは、パンデミック後の大規模フェスティバル復活の象徴的な公演となりました。35万人を超える観客の前で、バンドは若いミュージシャンさながらの情熱的なパフォーマンスを披露。オーディエンスも10代や20代の若い観客が多数を占めていたという事実が、「現代のジャーニーが、単なるノスタルジーを超えた新たな価値を創造している」という証明でもあります!

また、高品質な映像と音声で収録されたこのライブアルバムは、現代のテクノロジーを活かした臨場感あふれるミックスで、自宅でもライブの興奮を追体験できる作品としてペリーファン以外にもおすすめします。

初心者向けジャーニー入門

ジャーニーの魅力とは?

深夜のドライブで流れる一曲が、あなたの人生を変えるかもしれない—。それが、ジャーニーという伝説のバンドが持つ"魔法"です。彼らは単にメロディアスな楽曲を作るバンドではありません。一音一音に魂を込め、聴く者の心に寄り添い、時には背中を優しく押してくれる、かけがえのない存在なのです。

その真髄は、クラシック音楽のような壮大さとポップミュージックのようなキャッチーさの融合にあります。プログレッシブロックのルーツを持ちながら、誰もが口ずさめるメロディを紡ぎ出す稀有な才能。それは、サンフランシスコという異文化が交差する街で育まれた、唯一無二の音楽的DNAといえるでしょう。

5人の卓越した音楽家たちは、まるでオーケストラのように見事な調和を生み出します。それぞれが主役でありながら、決して自己主張に走ることなく、一つの大きな物語を紡ぎ出す。その姿勢は、40年以上の時を経た今でも、音楽の理想形として多くのミュージシャンに影響を与え続けています。

そして何より「予測不可能な展開」と「必然的な展開」の絶妙なバランス。聴き手を心地よく裏切りながらも、最後には確かな感動で包み込む—。それは、ハリウッド映画のような演出力と、シェイクスピアのような普遍的なドラマ性を併せ持つ、現代の音楽家が最も憧れる境地なのです。

ジャーニーのアルバムの選び方

ジャーニーの音楽を深く楽しむためには、以下のような段階的なアプローチがおすすめです。

まず、『Greatest Hits』から始めるのが王道です。代表曲を通じて、バンドの全体像を把握することができます。その中で特に心に響いた曲が収録されているオリジナルアルバムに進むことで、より深い音楽体験が待っています。

バンドの変遷を時系列で追いたい方は、スティーヴ・ペリーが加入した『Infinity』から聴き始めるのがベスト。プログレッシブからメロディアスロックへの進化を、順を追って体感可能。

現代のジャーニーを知りたい方には、アーネル・ピネダ時代のライブ映像がおすすめ。往年の名曲が、新たな解釈で蘇る瞬間を目撃できるのです。

ジャーニーのアルバム売上とその影響

ジャーニーの商業的成功は、音楽史に大きな足跡を残しています。『Escape』は全米1位、900万枚を超えるセールスを記録。『Greatest Hits』は驚異の1500万枚を突破し、今なお年間10万枚以上売り上げ続けている。

今でも80年代のアリーナロックシーンを代表するバンドとして、後続のミュージシャンたちに大きな影響を与えました。現代でも、レディー・ガガやテイラー・スウィフトなど、ジャンルを超えた多くのアーティストが彼らからの影響を公言しています。

2009年のドラマ「glee」での楽曲使用を機に、デジタル配信でも新たな記録を打ち立てました。さらに、ストリーミング時代になった現在でも月間リスナー数は2000万人を超え、若い世代の間でも確実にファン層を広げているのも「現在進行系のバンド」という位置づけに相応しいですね!

まとめ:初心者がジャーニー聴くなら、この名盤とベスト盤から!

輝く星々のように、数多の名曲を残してきたジャーニーサウンドへの第一歩として、あなたにぴったりの一枚を見つけてみましょう。

まずは『Greatest Hits』という確かな道標から始めることをお勧めします。このアルバムは、バンドの黄金期を凝縮した完璧なイントロダクション。特に夜のドライブで聴くと、楽曲の持つ魔法がより深く心に染み渡ります。

そして、その中で特に心を揺さぶられた曲が収録されている、以下のアルバムへと進んでみましょう。

  • 壮大なロックサウンドに魅了されたなら『Escape』
  • バンドの進化の軌跡を追いたいなら『Evolution』
  • スティーヴ・ペリーの歌声に震えたなら『Infinity』

「一生モノの音楽に出会えるのは、一生に何度あるだろう?」—そう問いかけたくなるほど、ジャーニーの音楽には不思議な力があります。40年以上の時を経ても色褪せることのない彼らの楽曲は、まるで砂漠に突如として現れるオアシスのように、現代を生きる私たちの心を潤し癒やしてくれます。

スマートフォンやSNSが日常となった2020年代。皮肉なことに、人々は本当の「つながり」を求めて彷徨っています。そんな時代だからこそ、ジャーニーの音楽が持つ「人間らしさ」「温かみ」「希望」が、これまで以上に強く響くのかもしれません。

今日、あなたのプレイリストに新しい曲が加わったとき、きっと新しい世界が広がっているはずです。彼らの音楽は、あなたがまだ知らない自分自身との出会いを、優しく導いてくれることでしょう。

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