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ロック

マルーン5とは?メンバーのプロフィールと現在・バンドの軌跡

マルーン5の似顔絵

グラミー賞受賞アーティストの生涯年収ランキングで常に上位に君臨し、YouTubeでの再生回数が数十億回を超える楽曲を複数持つバンド。それが、マルーン5(Maroon 5)です。

「この曲、マルーン5だったの!?」と驚くほど、私たちの日常に溶け込んだ名曲の数々。アダム・レヴィーンのハスキーかつ官能的な歌声と、ポップスとR&Bを絶妙にブレンドした革新的なサウンドは、今日のポップロックヒストリーを語る上で欠かせないマイルストーンとなっています。

錚々たるハリウッドセレブとの交友関係や、SNSフォロワー数1億人超えの影響力。そして、学生時代からの親友同士で結成された彼らの人間ドラマは、まさにマルーン5のメンバー達の人徳の賜物と言えるでしょう。結成から四半世紀。今なお進化を続けるスーパーバンドの素顔と軌跡に迫っていきます。

マルーン5のメンバーを紹介(年齢・身長・若い頃・現在)

アダム・レヴィーン / Adam Levine(ボーカル、ギター)

プロフィール詳細
出生名・本名アダム・ノア・レヴィーン(Adam Noah Levine)
担当楽器リードボーカル、ギター(リズム&アコースティック)
身長・体重182cm・76kg
出身地アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
学歴ブレントウッド・スクール(中退)
ファイブ・タウンズ・カレッジ(中退)
血液型非公表
星座魚座
生年月日1979年3月18日(45歳)

生年月日と年齢

1979年3月18日生まれの45歳。ロサンゼルス出身。身長182cm。幼い頃から際立った容姿で、LAが生んだゴールデンボーイと呼ばれていました。

生い立ち:幼少期〜若い頃

ユダヤ系アメリカ人の家庭に生まれ、7歳で両親が離婚。その経験が後の楽曲制作に大きな影響を与えることになります。10代前半からThe Beatles、Fleetwood Mac、Michael Jacksonなどに影響を受け、地元の私立学校Brentwood Schoolで出会った仲間たちと、後のマルーン5の前身となるKaraʼs Flowersを結成。当時から類まれな歌唱力とカリスマ性で注目を集めていました。

マルーン5での役割や存在感

バンドのフロントマン兼メインソングライター。特徴的なファルセットボイスと、セクシーでミステリアスな雰囲気で世界中の女性を魅了。作詞作曲の才能も抜群で、「She Will Be Loved」「This Love」など、バンドの代表曲の多くを手がけています。2011年からは人気オーディション番組「The Voice」の審査員も務め、音楽業界の重鎮としての地位も確立。

ソロ名義での活動について

ソロとしても精力的に活動し、Kanye West、Christina Aguilera、50 Centなど、ジャンルを超えた著名アーティストとのコラボレーションを実現。俳優としても映画「Begin Again」に出演するなど、マルチな才能を発揮しています。

また、アダム・レヴィーンは2014年の映画「Begin Again(はじまりのうた)」で俳優デビュー。音楽プロデューサー役を演じ、主題歌「Lost Stars」を担当。この曲はアカデミー賞歌曲賞にノミネートされ、アコースティックとポップスの2バージョンで歌い分けた演技と歌唱力が高く評価されました。

家族について

2014年にヴィクトリアズ・シークレットの元スーパーモデル、ベハティ・プリンスルーと結婚。3人の子供(Dusty Rose、Gio Grace、そして2023年生まれの第三子)の父親として、公私ともに充実した日々を送っています。

その他、逸話や伝説など

・ADHDを公表し、その経験を若者たちへの励ましとして発信
・タトゥー好きとしても有名で、全身に100個以上のタトゥーを持つ
Forbes誌の「最も稼ぐミュージシャン」ランキングに常連としてランクイン
・2013年には「People誌が選ぶ最もセクシーな男性」に選出
・環境保護や子供の教育支援など、慈善活動にも熱心に取り組む
・楽曲制作のインスピレーションを得るため、毎朝5kmのランニングを欠かさない
・プロデューサーとしても活躍し、若手アーティストの育成にも力を入れている

ジェームス・バレンタイン / James Valentine(リードギター)

プロフィール詳細
出生名・本名ジェームス・バレンタイン(James Burgon Valentine)
担当楽器リードギター、バッキングボーカル
(ピアノ、キーボードも担当)
身長・体重188cm・82kg
出身地アメリカ合衆国ネブラスカ州リンカーン
学歴リンカーン・サウスイースト高校(卒業)
バークリー音楽大学(中退)
血液型非公表
星座天秤座
生年月日1978年10月5日(46歳)

生年月日と年齢

1978年10月5日生まれの46歳。ネブラスカ州リンカーン出身。身長188cmの長身を活かしたスタイリッシュな立ち姿は、ライブパフォーマンスの際の見どころの一つです。

生い立ち:幼少期〜若い頃

モルモン教の厳格な家庭で育ち、4人兄弟の末っ子として生まれる。5歳でピアノを始め、13歳でギターを手にした時から類まれな才能を発揮。地元の教会で賛美歌を演奏する傍ら、こっそりロックミュージックに没頭する日々を過ごしました。バークリー音楽大学に進学するも、音楽への情熱を抑えきれず中退。その後、LAに移住し、運命的な出会いでマルーン5のメンバーとなります!

マルーン5での役割や存在感

2001年にバンドに加入。卓越したギターテクニックと音楽理論の深い理解により、マルーン5のサウンドに洗練された要素をもたらしました。特に「This Love」や「Sunday Morning」でのギターソロは、彼の代表的な演奏として高く評価されています。アダム・レヴィーンとの絶妙なギターの掛け合いは、バンドの音楽性を大きく広げる重要な要素です!

ソロ名義での活動について

ギター教則本「Creative Guitar Playing」の執筆や、ギターメーカーFenderとのシグネチャーモデルの開発など、ギタリストとしての専門性を活かした活動を展開。また、ジャズセッションへの参加や、様々なアーティストのレコーディングにも携わっています。

家族について

2023年に長年の恋人であるLisa Treygerと結婚。それまでは音楽活動に専念する生活を送っていました。結婚後も変わらぬ創作意欲を保ちながら、プライベートでは穏やかな家庭生活を楽しんでいます。

その他、逸話や伝説など

・モルモン教からの「脱会」を公表し、宗教からの自由を求める若者たちのロールモデルに
・プライベートでは熱心な読書家で、特に哲学書のコレクションは5000冊以上
・環境保護活動に熱心で、テスラの電気自動車を愛用し、サステナブルなライフスタイルを実践
・バンド内で「教授」と呼ばれるほどの知識派で、インタビューでは音楽理論や歴史について語ることも
・アダム不在時の楽曲制作の中心人物として、バンドの音楽性を支える重要な存在
完璧主義者として知られ、レコーディング時は何百回もテイクを重ねることも
・ギターコレクションは50本以上所有し、各楽曲に最適な音色を追求している

マット・フリン / Matt Flynn(ドラムス)

プロフィール詳細
出生名・本名マシュー・フリン(Matthew Flynn)
担当楽器ドラムス、パーカッション
身長・体重175cm・73kg
出身地アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
学歴ノース・ハリウッド高校(卒業)
血液型非公表
星座双子座
生年月日1970年5月23日(54歳)

生年月日と年齢

1970年5月23日生まれの54歳。カリフォルニア州ロサンゼルス出身。マルーン5のメンバーの中では最年長で、バンドに安定感をもたらす重要な存在です。

生い立ち:幼少期〜若い頃

5歳の時にドラムを始め、父親の影響でジャズやロックの名曲を聴いて育ちました。LAの音楽シーンで10代の頃から活動を開始し、様々なセッションミュージシャンとして腕を磨く。特にジャズドラマーとしての経験は、後のマルーン5のグルーヴィーなリズム作りに大きく活かされることになります。

マルーン5での役割や存在感

2006年に正式メンバーとして加入。それまでのセッションミュージシャンとしての豊富な経験を活かし、R&Bとポップスのグルーヴを絶妙にブレンドした独自のドラミングスタイルでバンドのサウンドを支えています。特に「Moves Like Jagger」や「Sugar」での洗練されたリズムワークは、ダンサブルな楽曲作りに大きく貢献。また、年長者としての落ち着いた人柄で、バンド内の調整役としても重要な役割を果たしていますね。

ソロ名義での活動について

マルーン5の活動以外にも、著名アーティストのレコーディングやライブサポートに参加。The B-52'sやGavin DeGrawのツアードラマーを務めた経験もあり、様々なジャンルに対応できる実力派ドラマーとして音楽業界内で高い評価を得ています。

家族について

妻と2人の子供と共にロサンゼルスで暮らしており、家族との時間を大切にする一面も。プライベートでは子供のスポーツ活動を熱心にサポートする、devoted fatherとしても知られています。

その他、逸話や伝説など

・1000本以上のドラムスティックをコレクションしており、それぞれの楽曲に最適なスティックを選んで使用
・バンド内で唯一の完全独学のミュージシャンとして、独自のプレイスタイルを確立
・リハーサル時は必ず2時間前に会場入りし、入念なウォームアップを欠かさない徹底ぶり
・ドラムセットの調整は全て自身で行い、音作りへのこだわりは業界でも有名
・若手ドラマーの育成にも熱心で、プライベートレッスンも不定期で開催
・ツアー中は毎朝5kmのジョギングを日課とし、体力維持に努める
・バンドメンバーからは「時計のように正確なタイムキープ」と評価される
・環境に配慮し、ドラムヘッドやシンバルはできる限りリサイクル品を使用

PJ・モートン / PJ Morton(キーボード)

プロフィール詳細
出生名・本名ポール・モートン・ジュニア(Paul Morton Jr.)
担当楽器キーボード、バッキングボーカル
(ピアノ、オルガン、シンセサイザー)
身長・体重178cm・80kg
出身地アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ
学歴セント・アウグスティン高校(卒業)
モーハウス大学(マーケティング専攻・卒業)
血液型非公表
星座牡羊座
生年月日1981年3月29日(43歳)

生年月日と年齢

1981年3月29日生まれの43歳。ルイジアナ州ニューオーリンズ出身。ゴスペル界の重鎮であるポール・S・モートン牧師を父に持つ、音楽の名門に生まれました。

生い立ち:幼少期〜若い頃

本名はポール・モートン・ジュニア。幼少期から父の教会で音楽に親しみ、8歳でキーボードを始めました。グレーター・セント・スティーブン教会で音楽監督を務めながら、モーハウス大学でマーケティングを専攻。在学中からインディーアーティストとして活動を開始し、R&B、ゴスペル、ジャズを融合させた独自のスタイルを確立。

マルーン5での役割や存在感

2010年からツアーメンバーとして参加し、2012年に正式メンバーに昇格。豊かなコーラスワークとジャズ、ゴスペルの要素を取り入れたキーボードプレイで、バンドのサウンドに新たな深みをもたらしました。「Sunday Morning」や「She Will Be Loved」でのアレンジは、彼の音楽的バックグラウンドが存分に活かされた好例のひとつ!

ソロ名義での活動について

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マルーン5の活動と並行して、ソロアーティストとしても精力的に活動。2013年のデビューアルバム「New Orleans」以降、数々の作品をリリース。2019年にはグラミー賞最優秀R&Bアルバム賞を受賞し、2020年には「Gospel According to PJ」で最優秀ゴスペルアルバム賞も獲得。インディアリア・レコーズを主宰し、若手アーティストの育成にも力を入れています。

家族について

2008年にコートニー・モートンと結婚し、3人の子供(Payton、Paul、Peyton)の父親。家族と共にニューオーリンズを拠点に活動し、地域のミュージックシーンの発展にも貢献しています。

その他、逸話や伝説など

・グラミー賞を通算4度受賞し、マルーン5メンバーの中で最多のグラミー受賞数を誇る
・ハリケーン・カトリーナ後のニューオーリンズ復興支援に積極的に関わり、音楽を通じた地域貢献を続ける
・Stevie Wonder、Lil Wayne、Busta Rhymesなど、ジャンルを超えた著名アーティストとコラボレーション
・毎年クリスマスシーズンには故郷ニューオーリンズでチャリティーコンサートを開催
・自身のYouTubeチャンネルで音楽理論やキーボードテクニックを無料で公開
・オンラインマスタークラスを主催し、次世代のミュージシャン育成にも注力
・バンドのリハーサル前は必ずゴスペルソングを歌い、精神を整える習慣がある

サム・ファラー / Sam Farrar(ベース、マルチ楽器)

プロフィール詳細
出生名・本名サミュエル・ジェームズ・ファラー(Samuel James Farrar)
担当楽器ベース、ギター、キーボード、プログラミング
バックコーラス、パーカッション
身長・体重180cm・75kg
出身地アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
学歴ハミルトン高校音楽アカデミー(卒業)
血液型非公表
星座蟹座
生年月日1978年6月29日(46歳)

※担当楽器は、ライブやレコーディングで使用する主な楽器を記載しています。実際にはさらに多くの楽器を演奏可能!

生年月日と年齢

1978年6月29日生まれの46歳。カリフォルニア州ロサンゼルス出身。音楽プロデューサーのデヴィッド・ファラーを父に持つ、エンターテインメント界の名門で育ちました。

生い立ち:幼少期〜若い頃

幼い頃から父のレコーディングスタジオで過ごし、様々な楽器や音響機器に触れる環境で育つ。10代でベースを始め、その後ギター、キーボード、プログラミングと、マルチプレイヤーとしての才能を開花。高校時代にはPhantom Planet(ファントム・プラネット)を結成し、同バンドでベーシストとして活動。この時期にアダム・レヴィーンとの親交が始まります。

マルーン5での役割や存在感

2012年からツアーメンバーとして参加し、2016年に正式メンバーに昇格。ベース、ギター、キーボード、プログラミング、バックコーラスをこなすマルチプレイヤーとして、バンドの音楽性を大きく広げる存在に。特にライブでは様々な楽器を使い分け、複雑なアレンジを可能にする重要な役割を担っています。また、プロデューサーとしての経験を活かし、レコーディングでの音作りにも大きく貢献しています。

ソロ名義での活動について

プロデューサー、ソングライターとしても活躍し、Maroon 5以外にも、Gym Class Heroes、Sara Bareilles、Kesha、BLACKPINKなど、様々なアーティストのプロデュースやコライト(共作)を手がけています。また、映画やTVショーの音楽制作にも携わり、マルチクリエイターとしての才能を発揮しまくってます。

家族について

2012年に女優のステファニー・エイブラムズと結婚。2人の子供(息子のオリバー、娘のジョセフィン)の父親として、音楽とファミリーライフのバランスを大切にしています。

その他、逸話や伝説など

・100台以上のギターとベースを所有する楽器コレクター
・ライブでは1公演で最大12種類の楽器を演奏することも
・デジタルオーディオワークステーション(DAW)の操作技術は業界でも一目置かれる存在
・バンドの音響エンジニアと密に連携し、ライブサウンドの質の向上に貢献
・若手プロデューサーの育成プログラムを主宰
・環境に配慮した音楽制作を提唱し、スタジオでの省エネ設備導入を推進
・バンドのレコーディング時は、新しい音楽技術の実験的な導入も担当
・父から受け継いだヴィンテージ機材のコレクションは業界でも有名

ジェシー・カーマイケル / Jesse Carmichael(キーボード、リズムギター)

プロフィール詳細
出生名・本名ジェシー・ロイヤル・カーマイケル(Jesse Royal Carmichael)
担当楽器キーボード、リズムギター、バッキングボーカル
(シンセサイザー、ピアノ、オルガン)
身長・体重183cm・74kg
出身地アメリカ合衆国カリフォルニア州ボルダー
学歴ブレントウッド・スクール(中退)
ファイブ・タウンズ・カレッジ(中退)
血液型非公表
星座牡羊座
生年月日1979年4月2日(45歳)

生年月日と年齢

1979年4月2日生まれの45歳。カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のボルダー出身。アダム・レヴィーンとは幼なじみで、バンドの黎明期からの盟友です。

生い立ち:幼少期〜若い頃

8歳でピアノを始め、クラシック音楽の素養を身につけました。地元の私立学校ブレントウッド・スクールでアダム・レヴィーンと出会い、共に音楽の道を志すように。13歳でギターも始め、後のマルーン5の前身となるKara's Flowersを結成。当初はギタリストとして参加していましたが、後にキーボードに転向し、バンドのサウンドに大きな影響を与えることになります。

マルーン5での役割や存在感

バンド結成当初からのオリジナルメンバーで、キーボードとリズムギターを担当。2012年から2014年まで一時的に活動を休止し、瞑想や音楽の探究に時間を費やしましたが、その経験で得た精神性と新たな音楽性は、バンドに帰還後の演奏にも大きく反映されています。特に「She Will Be Loved」や「Sunday Morning」での叙情的なキーボードプレイは、バンドの代表的なサウンドのひとつ♪

ソロ名義での活動について

実験的な電子音楽プロジェクト「1863」を主宰し、アンビエント音楽やミニマル・ミュージックの分野でも活動。また、瞑想音楽の制作や、環境音をサンプリングした実験的な作品も発表しています。

家族について

極めてプライベートな生活を送っていることで知られ、家族に関する情報は限られています。瞑想や東洋哲学に傾倒し、精神性を重視したライフスタイルを実践しています。

その他、逸話や伝説など

・2年間のサバティカル(活動休止)期間中、インドやチベットで瞑想修行を行う
・環境保護活動に熱心で、再生可能エネルギーを活用したレコーディングスタジオの設立を提唱
・シンセサイザーのビンテージ機材を100台以上所有する熱心なコレクター
・バンドの楽曲制作時は、実験的なサウンドデザインのアイデアを多く提供
・毎朝3時間の瞑想を日課とし、精神性と創造性の維持に努める
・アダムとの40年以上の友情は、バンドの精神的支柱となっている
・ライブ前は必ずバンドメンバーと瞑想の時間を設ける習慣がある
・音響心理学を独学で学び、音楽が人の心理に与える影響を研究

元メンバー

ミッキー・マッデン / Mickey Madden(ベース: 1994-2020)

オリジナルメンバーとして1994年のKara's Flowers時代から2020年まで在籍。繊細なベースラインと確かな演奏技術で、バンドのリズムセクションを支え続けました。2020年7月、個人的な問題により脱退。在籍中は「This Love」や「Sunday Morning」など、バンドの代表曲で印象的なベースラインを残しています。

ライアン・デュシック / Ryan Dusick(ドラムス: 1994-2006)

Kara's Flowersの結成メンバーで、マルーン5初期の重要なサウンドを形作ったドラマー。パワフルかつ緻密な演奏スタイルで、初期の代表曲「Harder to Breathe」「This Love」などを支えました。しかし、激しい演奏による慢性的な怪我に悩まされ、2006年に脱退。現在は音楽プロデューサーやセラピストとして活動しています。

Maroon5とは?マルーン5の結成から現在までの活動を解説

バンドの誕生:Kara's Flowers時代(1994-2001)

1994年、ロサンゼルスのブレントウッド・スクールに通う幼なじみたち(アダム・レヴィーン、ジェシー・カーマイケル、ミッキー・マッデン、ライアン・デュシック)が、グランジロックバンド「Kara's Flowers」を結成。

1997年にはReprise Recordsと契約し、アルバム「The Fourth World」をリリースするものの、商業的な成功には至りませんでした。この経験が、後のマルーン5のサウンドを形作る重要な転換点となります。

転機と再始動:Maroon 5への進化(2001-2003)

バンド解散後、メンバーたちはニューヨークで音楽を学び直し、R&B、ソウル、ファンクなど、新たなジャンルからの影響を積極的に取り入れていきます。2001年、ジェームス・バレンタインを新メンバーに迎え、バンド名を「Maroon 5」に改名。よりポップでソウルフルな方向性を打ち出し、新たなスタートを切ることに。

ブレイクスルー:世界的成功への道(2004-2007)

2002年のデビューアルバム「Songs About Jane」が、2004年になって大きなブレイクを果たします。「This Love」「She Will Be Loved」といった楽曲が世界的ヒットを記録し、グラミー賞最優秀新人賞を受賞。R&Bテイストを取り入れたポップロックサウンドが、新しい音楽スタイルとして注目を集めました。

進化と拡大:スタイルの確立期(2007-2014)

2007年の「It Won't Be Soon Before Long」、2010年の「Hands All Over」と、アルバムをリリースする度に新たな音楽性を開拓。2011年には「Moves Like Jagger」が大ヒットし、よりダンサブルな方向性も確立。この期間、マット・フリン(ドラムス)、PJ・モートン(キーボード)が加入し、バンドとしての音楽性がさらに広がりました。

商業的頂点:ポップミュージックの革新者として(2014-2020)

2014年の「V」、2017年の「Red Pill Blues」では、エレクトロポップやR&Bの要素を大胆に取り入れ、現代的なポップミュージックの最前線を走り続けます。「Sugar」「Girls Like You」といった楽曲は、YouTubeで数十億回の再生を記録。サム・ファラーが正式メンバーとなり、より洗練されたサウンドプロダクションが可能になりました。

新たな挑戦:現在のマルーン5(2021-現在)

2021年のアルバム「JORDI」では、故マネージャーのジョーダン・フェルドシュタインへの追悼の意を込めた作品を発表。デジタルミュージックの時代に対応しながらも、バンドとしての魂を失わない姿勢を貫いています。現在の正式メンバーは6人編成となり、それぞれのメンバーの個性と才能が、より多様で豊かな音楽性を生み出しています。

また、2025年には来日ツアーも決定しており今後の精力的な活動も見逃せません!

バンドの功績とレガシー

・グラミー賞3度受賞 ・全世界でのアルバム総売上1億2000万枚以上 ・Billboard Hot 100で4曲の1位を獲得 ・YouTube総再生回数200億回超 ・世界的スターとのコラボレーション多数!

20年以上の活動を通じて、マルーン5は常に時代の最先端を走り続けながら、独自の音楽性を確立してきました。ポップミュージックの革新者として、そして確かな演奏力を持つバンドとして、現代の音楽シーンに大きな影響を与え続けています。

まとめ:現代ポップロックの革新者たち=マルーン5

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ユニバーサル ミュージック

1994年の結成から約30年、高校時代の親友同士から始まったバンドはいくつもの困難や変遷を乗り越え、現在は7人編成のスーパーグループへと進化。各メンバーが持つ個性と才能が、バンドの音楽性をより豊かなものに成熟させています。

数々の記録と実績を残してきたマルーン5ですが、時代とともに積極的に音楽性を進化させながらも、バンドとしての演奏力と創造性を大切にし続ける姿勢は、現代のポップミュージックシーンにおける重要なロールモデルとなっています。これだけスキャンダルも少なくてクリーンなイメージをキープできているのも素晴らしい!

マルーン5の軌跡は、若きミュージシャンたちの憧れであり、音楽産業の理想形なのかも知れません。

-ロック